松花堂弁当ってなに?幕の内弁当との違いは?

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松花堂弁当ってなに?幕の内弁当との違いは?

日本の定番お弁当といえば、幕の内弁当ではないでしょうか。

今では食べるのが勿体無いほどクオリティーの高いキャラ弁やスタミナたっぷりのから揚げ弁当、幅広い年齢層に絶大な人気を誇るハンバーグ弁当、その地域の特産を生かした海鮮弁当などといった多種多様なお弁当が存在します。

お弁当の歴史は古く、およそ5世紀頃から外出する際に用いられていたと言われています。そんな古い歴史を持つお弁当ですが、定番の幕の内弁当が食べられるようになったのは江戸時代からです。

そして、幕の内弁当と似て非なる松花堂弁当も丁度この時代から誕生したと言われています。では、松花堂弁当と幕の内弁当とは、いったいどのような違いがあるのでしょうか?

松花堂弁当とは?

よく幕の内弁当と間違えられる松花堂弁当とは、四角い弁当箱の中が十字の仕切りをした正方形の縁高に1つ1つ丁寧に料理を詰め込んだものを指します。これは、主に略式の会席料理や懐石などに用いられます。

松花堂弁当を初めて作った人物は、江戸時代初期に活躍していた学問に精通し、書画家でもある瀧本坊こと松花堂昭乗氏とされています。

彼は農民が使用していた作物の種子を入れる容器の内側が十字で区切られているのを画期的に思い、茶会などが催される際、喫煙した際に用いられる煙草盆や絵の具箱として大変重宝していたそうです。

その証拠に彼自身が描いた茶会の墨絵にこの容器が登場しています。初めは灰皿や絵の具箱として用いてきた容器が、なぜお弁当箱になったのでしょうか?

それは、ある日の茶会で松花堂昭乗氏がいつも通り参加していた際、丁度日本料理で名の知れた吉兆の創立者がやってきて、松花堂昭乗が使用していた正方形の四つ切箱に興味を示したのがきっかけでした。

それに独自に改良を加えて完成したのが松花堂弁当箱と言われています。


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幕の内弁当とは?


lunch box / 幕の内弁当 / Kanko*

幕の内弁当の起源は、戦場で軍兵の駐屯する陣屋の「幕」が語源とされています。当時の幕の内弁当は、野戦弁当のことを言い、ごま塩を振りかけただけの握り飯でした。

現在の幕の内弁当のかたちになったのは、江戸時代になってからです。

幕の内の「幕」がお芝居の「幕」と重なり、芝居を見に来ていたお客さんが芝居の合間に食べるお弁当として幕の内弁当と命名されました。

お弁当には、卵焼きや魚料理、かまぼこなどが詰められており、江戸時代ではどても豪華な食事として人気が高かったと言います。

松花堂弁当と幕の内弁当の盛り付け方の違い

松花堂弁当の盛り付けは、1つ1つの料理が美味しそうに見えるよう、美しく盛り付ける工夫が必要になります。

器が十字に区切られているのも重要で、その区切られた場所に小さな小鉢を入れ、その小鉢の中に煮物やお造りなどといった料理を入れます。このとき隣の料理の香りや味が付かないように細心の注意が必要です。

幕の内弁当の盛り付け方は、ご飯は俵型に握られたおむすびを並べ、上からごま塩を振りかけ、梅干しを乗せるのが一般的です。

お弁当のおかずは、汁気の少ないものを少しずつ詰めます。幕の内弁当の定番である卵焼き・焼き魚・かまぼこは必ず入っています。現在では、ウインナーやハンバーグなど子供が好きそうなおかずが詰め込まれるようになりました。

松花堂弁当は格式高い懐石料理として、幕の内弁当は親しみのある本膳料理をして現在でも様々な場面で用いられています。

近年では、幕の内弁当を松花堂弁当と呼ぶなど混じり合ってしまった部分はありますが、日本の伝統である松花堂弁当と幕の内弁当を大切にして頂きたいと思います。


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