中国では紀元前600年頃の遺跡から餃子に関する食べ物の痕跡が発見されたり、古代メソポタミア文明の遺跡内では練った小麦粉の中に具材を入れ、丁寧に包み込んだ食べ物が発見されたりと様々な国や地域で餃子に似た食べ物の痕跡や遺跡が発掘されています。
そのため、既に紀元前3000年頃には餃子のルーツとなる食べ物が存在し、メソポタミアの値からシルクロードなどを経由してインドや中国へと広まったと考えられています。
日本で餃子が食べられるようになったのは、昭和の初め頃と言われており、中国へ渡った日本人が現地で水餃子を食べて感銘を受け、栃木県宇都宮市へ伝えたのが始まりです。中国と日本では焼き餃子の作り方が異なり、中国では茹でた餃子の余りを焼いたものが焼き餃子ですが、日本では茹でずにそのまま鉄板で焼いて食べるのが焼き餃子となっています。現在では茹でずに焼くのが主流となっています。
Gyoza, Jiaozi, 餃子 / ivva
そんな餃子ですが、現代ではタコ焼きと同様にホームパーティーの定番料理としてとても人気の高い料理となっています。
ですが、餃子の餡と餃子の皮の割合がぴったり合うことは滅多に無いため、餃子の皮だけがポツンと残ってしまったという経験は、誰しも1度は経験しているはずです。
そこで、今回は余ってしまった餃子の皮で出来る絶品料理をご紹介したいと思います。
子供のおやつに最適♪「パリパリチップス」
餃子の皮が可愛らしいおやつに大変身しちゃいます!その名も「パリパリチップス」です。
火を使わないので、親子でクッキングすることが出来るのが魅力的です。
材料
・餃子の皮:8枚ほど
・チョコレートソース:お好み
作り方
①餃子の皮をクッキー型でくり抜いてゆきます。
②トースターを温めておきます。
③クッキングシートを敷いた専用の天板にトースターでくり抜いた餃子の皮を重ならないように並べてトースターに入れます。
④こんがりと焼き色が付いて、ぷっくらとしてきたら取り出します。
⑤チョコレートソースを容器に注いで完成です。
チョコレートソースではなく、ジャムやお好みのソースを用意するのもオススメです♪
ツナ&ポテトのカリカリチーズ焼き
ツナとマッシュポテトを餃子の皮で包んで焼いた絶品グルメです!お酒のおつまみにも良し!お弁当のおかずにも良し!オススメの1品です。
材料
・餃子の皮:20枚
・男爵イモ:大きめサイズ1個
・パルメザンチーズ:小さじ1杯
・岩塩:お好み
・黒コショウ:お好み
・オリーブオイル:適量
☆
・油漬けタイプのツナ缶:80g
・マヨネーズ:大さじ2杯
・胡椒:適量
作り方
①男爵イモはしっかり洗浄し、ふわっとサランラップをかけたら600wの電子レンジで3分30秒から4分ほど加熱します。
②男爵イモが熱々のうちに綺麗に表皮を剥いてマッシュポテトにします。
③☆の材料を全てマッシュしたポテトの中に投入し、しっかり混ぜ合わせます。
※油漬けタイプのツナを使用しているので、事前に油を軽く切っておきましょう。
④餃子の皮にしっかり混ぜ合わせた③をスプーンですくい、中身が飛び出ないように細長く巻いてゆき、巻き終りは水でピタッと止めます。
⑤中火で熱したフライパンにオリーブオイルを薄く敷いたら、④を乗せて転がしながらこんがり焼いてゆきます。
⑥全体的にこんがりと焦げ目が付いており、餃子の皮がパリパリしているのを確認したら、パルメザンチーズをまんべんなく振りかけて、コロコロと転がします。
⑦器に盛り付け、お好みで岩塩や黒コショウをまぶしたら完成です。
餃子の皮de韮饅頭♪
夜遅くまで仕事や受験勉強を行っている旦那さんやお子様のために小腹を満たすことが出来る温かい韮饅頭はいかがでしょうか?
材料
・豚ひき肉:150g
・韮:1/2束から2/3束ほど
・大判サイズの餃子の皮:15枚
・すりおろした生姜:小さじ半
・すりおろしたニンニク:小さじ半
・食塩:適量
・胡椒:適量
・ごま油:焼き専用
作り方
①豚ひき肉をボウルに入れたら、塩とコショウで味付けをし、ねっとりと粘りが出るまで混ぜ合わせます。
②みじん切りにした韮とすりおろした生姜及びニンニクを①のボウルに投入し、しっかり混ぜ合わせます。
③餃子の皮の縁を水で濡らします。
④餃子の皮の中心部に②で作った餡を乗せ、ひだを中心に向かって作ってゆきます。
※上から見ると小龍包を潰した感じになっているかと思います。
⑤熱したフライパンにごま油を敷き、④をこんがりと焼いてゆきます。
⑥両面こんがりと焼けたら、お皿に移し、からし醤油もしくはポン酢をかけて完成です。
まとめ
餃子 #2 / fhisa
餃子の皮は他にも定番のラザニアやピザ、オシャレなキッシュにパリッと食感が堪らないラップ巻、なんとミルフィーユまで作れてしまいます。
餃子の皮は万能ですので、もし今夜のおかずに1品足したいなという方や餃子パーティーで余ってしまった餃子の皮の消費に悩んでいる方は、和洋折衷様々な料理の材料として使用してみてはいかがでしょうか♪