スタミナ食と呼ばれるレバニラ炒めは、血抜きしたレバーを韮や生姜と共に炒め、調味料で味付けした中華料理です。
男性を中心に絶大な人気を誇るレバニラ炒めですが、最近では皮膚や粘膜の強化及び目の病を予防することが出来る脂溶性のビタミンAや美肌効果や貧血改善が期待されている鉄がたっぷり含まれていることから女性の間でもじわじわと注目を集めている料理の1つとなっています。
そのため、近年のレバニラ炒めには、シャキシャキ食感のもやしをはじめ、人参や玉ねぎ、パプリカなど色とりどりの野菜を使用し、オイスターソースで味を整えるお店も増えてきました。
ですが、1つ気になることがあります。それはレバニラ炒めのカロリーです。
中華料理といえば、コッテリとした油っこい料理が多いため、美味しいのですが、ダイエット中の方には少々抵抗があるのではないでしょうか。
そこで、今回は、ダイエット中の方でも安心して食べられる低カロリーのレバニラ炒めの作り方をご紹介したいと思います。
低カロリーのレバニラ炒めの作り方♪
100504夕飯:レバニラ / mersy
一般的なレバニラ炒めのカロリーを皆さんはご存知ですか?
レバニラ炒めは、使用されている具材によって異なりますが、およそ300kcalと言われています。
同じ肉類の中華料理の中では比較的カロリーが低い分類に属していますが、それでも300kcalはダイエット中の方にとっては厳しい数値かと思います。しかし、レバニラ炒めは腹持ちも良く、栄養価も高い料理のため、ダイエット料理として活用したいとは思いませんか?
そこで、300kcalのレバニラ炒めを1人前181kcalまで落とした低カロリーのレバニラ炒めの作り方をご紹介したいと思います。
材料(2人前)
・豚レバー:120g
・片栗粉:お好み
・長ネギ:適量
・生姜:適量
・韮:1/3束
・もやし:100g
・ごま油:小さじ2杯
★
・醤油:小さじ1/2杯
・紹興酒:小さじ1/2杯
・生姜の搾り汁:小さじ1杯
☆
・紹興酒:小さじ2杯
・オイスターソース:小さじ2杯
・お酢:小さじ2杯
・水で溶いた片栗粉:小さじ2杯
・砂糖:小さじ2/3杯
・醤油:大さじ1杯
・鶏ガラスープ:大さじ2杯
作り方
①豚レバーの血抜きを行うため、ボウルにたっぷりの水を注ぎ、豚レバーを投入して軽く揉みます。
②レバーから血が出てきて水が濁ってきたら、新しい水と入れ替えます。
③これを数回繰り返し、レバーを揉んでも水が濁らなくなったのを確認したら、血抜き作業は完了です。
④レバーを食べやすいサイズにスライスします。
⑤再びボウルに水を注ぎ、スライスした豚レバーを軽く揉んで洗浄します。
⑥内部に残っていた血が出てきますので、濁ったら水を入れ替えるという作業を再び行います。
⑦綺麗な水と入れ替えながら数回揉むと、水が濁らなくなるので、水から取り出します。
※血抜き後、スライスしたレバーを塩水や牛乳に漬け込むと臭みが極限まで抑えられるのですが、やり過ぎてしまうとレバーの旨味まで逃げ出してしまうため、ご注意ください。
⑧ペーパータオル(無い場合はキッチンペーパー)でしっかり水気を拭き取ります。
⑨★の材料を綺麗なボウルに全て加えてしっかり混ぜ合わせたら、スライスして血抜きを完了したばかりのレバーを投入し、5分間漬け込みます。
⑩5分後、レバーに片栗粉をまぶします。
⑪煮立った鍋にレバーを入れ、再び湧いたのを確認したらそのまま20秒から30秒ほど茹でます。
⑫冷水に取り、ザルにあけたら、冷水にさらして粗熱を取り除きます。
⑬ペーパータオル(無い場合はキッチンペーパー)でしっかり水気を拭き取ります。
⑭韮は3cmの長さにカットし、長ネギは粗めのみじん切りにし、生姜をみじん切りにします。
⑮フライパンに小さじ1杯のゴマ油を敷き、長ネギと生姜を炒めてゆきます。
⑯香りが立ってきたら、韮ともやしを加え、しんなりするまで炒めます。
⑰野菜を1度お皿に揚げ、再びごま油を小さじ1杯敷きます。
⑱しっかり水気を拭き取ったレバーを投入し、炒めてゆきます。
⑲焼き色が付いたら野菜を戻し、事前に混ぜ合わせておいた☆の調味料を素早く加え、20秒から30秒ほど軽く炒めた完成です。
レバニラ炒めに使用するレバーはどれがオススメ?
レバニラ炒め #dinner / is_kyoto_jp
レバニラ炒めに使用するレバーですが、牛や豚、鶏の中でどれを使用したら良いか悩みますよね。
一般的なレバニラ炒めで使用されるレバーは豚もしくは鶏が一般的です。鶏のレバーの方が豚や牛に比べ、あっさりしているため人気が高いようです。
ですが、特に決まりがないようなので、ご自身のお口に合うレバーを使用すると良いでしょう。
レバーにはビタミンAが豊富に含まれており、成人が1日に摂取しなければならないビタミンAの摂取量はレバーたったの4gで満たされると言われています。さらに、タンパク質や脂質などの代謝をサポートする働きを持つビタミンB2は30g摂取することで1日の摂取量をクリアすることが出来ます。
特に豚のレバーは高価な食材として本場中国でも人気があり、レバーの中で最も鉄が含有されているため人気が高いそうです。
中国では「韮菜炒牛肝」と呼ばれ古くから親しまれている料理の1つです。日本ではレバニラ炒めと言いますが、正式名称はニラレバ炒めですので、覚えておくと中国へ観光で行った際に役に立つかと思います。