ロールキャベツといえば、洋食店の人気者としてハンバーグやオムライスと並ぶ人気の料理です。
ロールキャベツが日本で食べられるようになったのは1895年に版行された「女艦」に「ロールキャベーヂ」という料理名で紹介されてから人気が出たと言われています。
そんなロールキャベツですが、ついつい作り過ぎてしまうことも多く、冷凍保存するご家庭も多いのではないでしょうか?
そこで、今回はロールキャベツの正しい冷凍保存の方法と賞味期限をご紹介したいと思います。
ロールキャベツを冷凍保存する際、煮込む前それとも煮込んだ後、どちらがオススメ?
ロールキャベツと鶏肉のトマト煮込み / Yuya Tamai
ロールキャベツですが、冷凍保存する際は煮込む前に行うべきなのか煮込んだ後に行うべきか悩まれる方も多いのではないでしょうか?
ロールキャベツを冷蔵または冷凍保存する際は、細菌類の繁殖を抑制さえるため、煮込んだ後に保存を行うことを推奨されています。
その理由は、煮込む前に保存してしまうと、ロールキャベツには生肉が使用されているため、日持ちしないからです。
また、たとえ手袋をしてお肉を捏ねたとしても捏ねている間に菌類が入り込み、食中毒を引き起こす可能性がありますので、煮込んだ後に保存することがオススメされています。
しかし、様々なバリエーションのロールキャベツを楽しみたいという方は、ロールキャベツをサッと湯通ししてから冷凍しておくと良いでしょう。
ロールキャベツの正しい冷凍保存方法をご紹介!
Meat rolled in cabbage / ロールキャベツ / jetalone
煮込んだ後にロールキャベツを冷凍保存する際は、粗熱をしっかり取り、煮込んだスープと共に密閉袋に入れて、内部の空気をしっかり抜き、平らになるようにして冷凍保存します。
もし、密閉袋が無い場合は密閉容器にソースと共に入れて保存すると良いでしょう。
ロールキャベツを冷凍保存する際は、必ず1食ずつ保存するようにしましょう。1つの袋に複数入れてしまうと中身が零れてしまう可能性がありますので、ご注意ください。
なぜ、ロールキャベツを煮込んだソースと共に保存すると良いのかと言いますと、冷凍されている間にソースが浸み込み、冷凍焼けも防ぐことが出来るからです。
ロールキャベツは冷凍保存で最大1ヶ月保存が利きますので、保存した日付を忘れないようにきちんと記述しておくことをオススメします。
解凍する際は、食べる前日に冷蔵庫に移し、自然解凍させ、電子レンジもしくは鍋に移して温めると美味しく召し上がることが出来ます。急いでいる方は、凍った状態のロールキャベツをスープごと鍋に投入し、蓋をして弱火で15分ほど煮込むことで解凍出来ます。
ロールキャベツに使用するキャベツは、春・夏・冬の3回旬を迎えます。
そのため、1年を通して絶品ロールキャベツを味わうことが出来ますので、是非この機会に旬の野菜を使用した美味しいロールキャベツを作り置きして、食べたいときにいつでも食べられるように準備しておいてはいかがでしょうか?