スナックエンドウまたの名をスナップエンドウは、1970年頃にアメリカからやってきた緑色の可愛らしい野菜です。
日本にやってきた当時はスナップエンドウの名で親しまれていたのですが、日本国内でもスナップエンドウをスナックエンドウという商品名で販売を開始したため、1983年に農林水産省がスナックエンドウとスナップエンドウを統一させ、現在ではスナップエンドウという商品名で一般流通しています。
現在ではサカタのタネ以外ではスナックエンドウという名を聞くことはありません。
とことで、スナックエンドウはグリーンピースの改良品種だということをご存知ですか?
スナックエンドウは豆が大きく成長してもサヤが固くならずに美味しく食べることが出来るようになっています。
そのため、パリッとした食感と甘い風味が特徴の野菜ということでスナックエンドウという名前が付けられたのです。
では、スナックエンドウの美味しい食べ方をご紹介します。
スナックエンドウの食べる際の下処理方法
Beans / yoshimov
スナックエンドウの調理方法は下茹でを行い、料理の彩として用いられるのが一般的です。
日本でも煮物や炒め物、和え物などでスナックエンドウを使用します。
では、スナックエンドウの正しい調理方法をご紹介します。
まず、スナックエンドウのサヤ部分のヘタが無い方から弧を描くように張られている内側の筋をヘタ方向へ向かって取り除きます。
次はヘタの方向からサヤの外側に向かって筋を綺麗に取り除きます。
スナックエンドウはこの筋を綺麗に取り除かなければ食べた際に筋が気になって美味しくありません。
しっかり筋を取り除いておきましょう。
スナックエンドウの茹で方
通常スナックエンドウは、沸かしたお湯に食塩を少々加え、スナップエンドウを60秒茹でます。
60秒後、ざるに挙げたスナックエンドウをそのまま放置しておくことによって予熱でスナックエンドウがさらに柔らかくなります。
しかし、スナックエンドウのシャキシャキとした歯切れの良さを感じたい場合は、茹でた直後に水に浸すと良いでしょう。
ですが、スナックエンドウを茹でる時間が無い場合は電子レンジを用いると時間短縮が出来るので活用しましょう。
電子レンジでスナックエンドウを茹でる際は、シリコンスチーマーなどのスチームケースを利用すると簡単にスナックエンドウを茹でることが出来ます。
スナックエンドウを電子レンジで茹で方は以下の通りです。
材料
・スナックエンドウ:20本
・水:大さじ1.5杯
ゆで方
①スナックエンドウの筋を綺麗に取り除いておきます。
②スチームケースにスナックエンドウを重ならないように入れ、大さじ1.5杯の水を回しかけます。
③600wの電子レンジでおよそ1分20秒に設定して温めます。(500wの電子レンジの場合は2分間)
④温まったらすぐに取り出して完成です。
スナックエンドウの栄養素
Stir-Fried Fish with Snap garden peas / Kakei.R
スナックエンドウには、抗酸化作用のあるビタミンCや疲労回復や生活習慣病の予防に効果のあるビタミンB群、貧血を改善させる働きを持つビタミンKなどのビタミン類とカルシウムやカリウムなどのミネラル類が含まれています。
また、お通じの改善に効果を発揮する食物繊維や妊娠中の女性に嬉しい葉酸も含有されおり、とても栄養価値の高い食材と言えます。
また、カロリーは100gあたり43Kcalのためダイエット中の方にお勧めの食材でもあります。
他にも、スナックエンドウにはβカロテンなども含まれているため、ガン予防にも効果が期待されています。
しかし、ビタミンCなどの水溶性の栄養素は茹でると溶け出してしまいます。
ですが、電子レンジで茹でることによって熱や水に弱い栄養素の損失を最小限に留めることが出来ます。
スナックエンドウは4月から7月にかけて旬を迎える食材です。
豊富なビタミンやミネラルを含むスナックエンドウを電子レンジで温めて、たっぷりと含まれている優れた栄養素を体内に吸収しましょう。