ポップでキュートなパプリカの栄養とは?色によって栄養素が異なるって本当!?

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ポップでキュートなパプリカの栄養とは?色によって栄養素が異なるって本当!?

スーパーやデパートの青果コーナーへ足を運ぶと、赤や黄、オレンジ、緑などポップでキュートなパプリカたちが、ずらりと並んでおり、ついつい手を伸ばしてしまうという女性も多いのではないでしょうか。

パプリカは、ナス科のトウガラシ属に属しており、ししとうや一般的なピーマン同じく唐辛子の仲間であり、品種改良によって辛味が抑えられた野菜です。

よく「パプリカは、ピーマンが完熟したもの」と言いますが、私たちが普段食べている緑色のピーマンは、未熟な状態で収穫されたものであり、そのまま放っておくと完熟し、鮮やかな赤色 (品種によっては、オレンジや黄色)になります。完熟したピーマンは普段食べている緑色のピーマンと比べると甘みがあるのですが、赤く完熟するまでに日数がかかるため、効率良く出荷することができません。

そのため、完熟したピーマンではなく、鮮やかな緑色のピーマンの方が多く流通しているかたちとなっています。パプリカは、そんなピーマンの悩みを改善するべく誕生した野菜であり、生でも食べられるよう、通常のピーマンと比べて甘みが強く、肉厚となっています。

また、ピーマンよりも栄養価が高いことでも知られており、パプリカの色彩によって含有されている栄養価が若干異なるという特徴を持っています。

そこで、今回はポップでキュートなパプリカに含まれている栄養素と色別の栄養素についてご紹介します。

パプリカに含まれている栄養成分とは?



パプリカ / hemiolia

パプリカは、7月から10月ごろに旬を迎える緑黄色野菜であり、日本では主に高知県・宮城県・熊本県・宮崎県・茨城県などで栽培が行われていますが、市場に出回っているパプリカのおよそ80%がオランダ産やニュージーンランド産といった海外からの輸入となっています。

そのため、通年を通してスーパーやデパートの青果コーナーで販売されており、旬の時期が曖昧な野菜のひとつとなっています。

さて、そんなパプリカですが、いったいどんな栄養素が含有されているのか、ピーマンとどのような違いがあるのか気になりますよね。

パプリカには、ビタミンC・ビタミンP・カプサンチン・βカロテン・ビタミンE・ピラジン・カリウムなど豊富なビタミン類やミネラル類が豊富に含有されており、健康と美容維持に優れた効果や効能を期待することができる野菜となっています。

パプリカとピーマンには、優れた抗酸化力を持つビタミンCが豊富に含まれておりますが、パプリカの方がピーマンに比べると、その含有量は2倍となっており、生活習慣病や老化の原因となる活性酸素の除去をはじめ、コラーゲンの生成や免疫力の向上などに効果を発揮します。

パプリカに含まれている“ビタミンP”は、ポリフェノールの1種で「ヘスペリジン」と呼ばれています。

ヘスペリジンには、毛細血管を頑丈にする働きがあり、高血圧や脳出血などを予防したり、熱に弱いビタミンCの保護や体内での吸収を促進させるといった作用があります。

また、パプリカに含まれているビタミンAの前駆体であるβカロテンは、なんとピーマンのおよそ18倍となっており、皮膚や粘膜を健康に保つ作用があるため、口内炎や肌荒れなどを予防し、美肌効果を得ることができます。

他にも、「美容ビタミン」と称されるビタミンEやカルシウムやリン、マグネシウム、カリウムといったミネラル類も豊富に含有されており、海外セレブたちからは“美容食材”と呼ばれ、世界各国の美女たちのあいだで話題の野菜となっています。

ちなみに、パプリカは「ベル型ピーマン」と呼ばれるピーマンの大型種であり、カラーバリエーションの豊富な品種です。

パプリカも通常のピーマンと同じく、完熟することで赤や黄、オレンジへと色彩が変化して行くのですが、黒や白といったちょっぴり変わった色彩のパプリカの場合、色彩の変化がなく、別の品種として初めから区別されています。


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カラフルなパプリカの色別効果・効能



パプリカとピーマン (Pepper and paprika) / Dakiny

私たちが普段目にしているパプリカといえば、赤や黄、オレンジが一般的ですが、他にも通常のピーマンと同じ緑色のもの、食べるのにちょっぴり抵抗のある黒や紫、茶に白と分かっているだけで8色存在します。

とってもカラーバリエーションが豊富なパプリカですが、実はそれぞれの色彩によって含まれる栄養素が若干異なるため、食べたパプリカの色彩によって得られる効果や効能が異なります。

では、パプリカの色彩別の効果や効能をご紹介します。


“赤パプリカ”には、赤唐辛子にも含有されている「カプサイチン (カプサンチン)」と呼ばれる赤色の色素が含まれています。

カプサイシンは、優れた抗酸化力を持つβカロテンよりも高い抗酸化力を有しており、体内の不要なコレステロールを取り除き、動脈硬化や心筋梗塞といった生活習慣病を防ぐ効果が期待できます。さらに、新陳代謝を促進させ、冷え性改善や疲労回復作用も得ることができます。

ちなにみ、8色のパプリカのなかで、トップクラスの抗がん作用を持っているのが、赤パプリカだという研究結果が米国国立がん研究所によって明らかにされました。


“黄パプリカ”には、老化の原因となるシミやそばかすを防ぎ、白く美しい素肌へと導いてくれるビタミンCやお肌の老化を防ぐルテインがたっぷり含まれており、優れた美容効果を得ることができるパプリカとして女性から高い支持を得ています。

オレンジ


「若返りのビタミン」と称されるビタミンEを豊富に含む“オレンジパプリカ”は、赤と黄に含まれる栄養素がバランスよく含有されており、生活習慣病の予防や免疫力の向上、そして美白効果の全てを得ることができます。

パプリカの黄色やオレンジ色の色素は「ゼアキサンチン」と呼ばれるカロテノイドの1種であり、脂溶性の色素成分です。

ゼアキサンチンは、強力な抗酸化力を有しており、パソコンやスマートフォン、テレビなどが放つブルーライトから目を守る働きがありますので、デスクワークの方や長時間スマートフォンを操作する若者たちには積極的に摂取して頂きたいパプリカとなっています。

黒・紫


ちょっぴり食べるのに抵抗を感じる“黒パプリカ”と“紫パプリカ”には、アントシアニンが豊富に含まれています。アントシアニンとは、ブルーベリーなどに含有されているポリフェノールの1種であり、青紫色の天然色素です。

アントシアニンには、視覚機能の改善や眼病予防など目に関する病気の予防に効果があることで有名ですが、他にも生活習慣病の夜王や花粉症の予防と改善などにも効果を発揮します。

そのため、現代の日本人にオススメのパプリカとなっています。

まとめ


今回は、ポップでキュートなパプリカに含まれている栄養素と色別の栄養素についてご紹介させて頂きましたが、いかがでしたでしょうか。

パプリカは、生で食べる印象が強い野菜ですが、実はオリーブオイルなどの油と非常に相性が良く、加熱調理を行うことで、パプリカに含まれる栄養素の吸収率が大幅にアップすると言われています。

ですが、時間に余裕の無いという方もいらっしゃるかと思いますので、その際はスパイスとして用いられている「パプリカパウダー」を活用するのがオススメです。この夏、色彩豊かなパプリカを食べて、食生活の改善を図ってみてはいかがでしょうか。


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  • 2016 09.01
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