夏は食欲が湧きにくいため、ちゅるちゅると食べられる麺類がたいへん人気があります。
特に冷やし中華やそうめんなどは人気が高く、そうめんに至っては比較的安価に購入出来ることから主婦の方からたいへん重宝されています。
しかも、そうめんにはお蕎麦のように温かい汁で召し上がるにゅうめんや野菜とお肉と共に炒めて召し上がるそうめんチャンプルーなど様々な食べ方があります。
また、近年ではそうめんをパスタ代わりにしてイタリアンなそうめん召し上がる方々もいらっしゃり、多くの著名人の方々もそうめんを使ったイタリアン料理をブログなどに掲載していらっしゃいます。
ですが、いくらそうめんがパスタと同じ麺類でも使用されている素材などが違うため、いろいろと注意が必要な点があります。
では、どういったところに注意したら良いのかをご紹介したいと思います。
そうめんとパスタの違いとは?
そうめん / yosshi
まず、そうめんとパスタの違いからご紹介します。
そうめんの原材料は普通小麦と呼ばれる中力粉です。
そうめんの製造方法は、中力粉を食塩水で練り混ぜて固めてから発酵させます。
発酵させた生地を成人の腕ほどの太さへカットします。
そしてよじりながら、細長く延ばして行くのです。そうめんは製造工程で食塩水を使用しているため、茹でる際は塩を用いりません。
パスタの原材料はデュラム小麦の別系統である硬質小麦の1種セモリナ粉です。
パスタの製造方法は、セモリナ粉をお湯で練り混ぜ、練り上げた生地をパスタ製造機へセットし、圧を加えて口金から押し出します。
パスタを製造する際は食塩水を使用しないため、茹でる際は食塩を加えて弾力を出します。
そうめんをパスタの代用品として用いる際の注意点とは?
先程そうめんとパスタの製造方法の違いをご説明しました。
お気付きになられたかと思いますが、そうめんをパスタの代用品に使用する際はパスタソースの塩加減を控えめにする必要があります。
また、そうめんは水分を吸収する速度がパスタに比べて早いため、パスタソースを絡める際は召し上がる直前に行う必要があります。
パスタは製造で食塩水を加えませんが、そうめんは食塩水を加えて作られています。
そのため、パスタにかける要領でパスタソースを作ってしまうとしょっぱくなってしまうのです。
そうめんは水分を吸収する速度が速いため、冷製パスタ風のそうめんを作りたい場合は、しっかり水気を切っておくと水っぽくならずに済みます。
また、ペペロンチーノのようなパスタを作る場合、そうめんを歯ごたえが残るように茹でると美味しく召し上がれます。
そうめんをアルデンテに茹でたい場合は、表示されている茹で時間の半分を目安にすると丁度良い固さのそうめんになります。
まとめ
今日のまかないもそうめんペペロンチーノ #dinner ちょっとしょっぱかった / is_kyoto_jp
そうめんはパスタ以外にもラーメンやうどん、蕎麦の代わりとして食べられることもあります。
様々なバリエーションを持つそうめんは万能食品として今年の夏も多くのご家庭の食卓へ並ぶことでしょう。
ですが、そうめんなどの麺類は茹でると増える特性があるため、食べ過ぎてカロリーオーバーなんてことにならないようにご注意ください。