雑穀米とは、雑穀とお米を共に炊き上げた主食のことを指しているのですが、雑穀米の「雑穀」ってどのような食べ物なのかご存知ですか。雑穀米の「雑穀」とは、お米や麦以外の穀類のことであり、日本雑穀協会では「日本人が主食以外に利用してきた穀物の総称」を定義としています。
例えば、稗(ひえ)や粟(あわ)、黍(きび)などが日本における雑穀の代表的な存在となっておりますが、スーパーフードとして海外セレブを中心に愛食されている「カナリアンシード」「アマランサス」「キヌア」などの穀物も雑穀となります。
こうした雑穀をお米と共に炊くことで、白米には含まれていない栄養素を補うことができるため、栄養価の高い主食へと生まれ変わることができるのですが、実は食べ方によっては危険が伴うことも明らかにされています。
そこで、今回は雑穀米を食べるときの注意すべき点をご紹介します。
雑穀米を食べるとどんな効果や効能が得られるの?
雑穀米 / kynbit
白米だけで食べるよりも数種類の雑穀を加えて炊き上げた主食は、栄養価が高くなるため「健康食品」として健康や美容に気を遣っている方々を中心に愛食されていますが、どのような効果や効能が得られるのか詳しくご存知無い方も多いと思います。
雑穀米は、使用した雑穀によって得られる効果が異なるため、一概にどのような効果や効能が得られるのかをご紹介することはできませんが、ビタミン類やミネラル類、食物繊維など健康な身体を維持するために必要な栄養素がバランス良く含まれておりますので、便秘解消やダイエット効果など様々な効果や効能を得ることができます。
雑穀米を食べるとき注意するべき点とは?
お米 / hibisaisai1
テレビや雑誌、情報サイトなどでは「雑穀米は身体に良い」「美容維持にオススメ」と紹介されておりますが、食べ方によっては健康を害する危険性を秘めたとても怖い主食だということも忘れてはいけません。
雑穀米に使用されている雑穀には、細胞のミトコンドリアに影響を与える「アブシジン酸」が含まれており、東京大学医学部講師であった西原医博は、細胞のミトコンドリアがアブシジン酸の影響を受けてしまうとエネルギーが正常に作られなくなったり、体内酵素の働きが悪くなったりすることを突き止めたのです。
もし、アブシジン酸によって影響によってミトコンドリアの活性が低下してしまうと、低体温になり免疫力の低下や不妊、発がんなどを引き起こす可能性がありますので、注意が必要です。
ですが、雑穀に含まれるアブシジン酸は「乾煎り」もしくは「水に浸す」ことで無毒化することができますので、食べる前日に洗米して炊飯ジャーのなかに水と共に入れ、翌朝スイッチを入れれば簡単に無毒化することができますので、雑穀を取り扱う際は、このひと手間を忘れずに行うように心掛けましょう。
また、雑穀は歯ごたえのある穀物ですので、よく噛むことで満腹中枢が刺激され、食べ過ぎを防いだり、消化酵素の分泌を促すことができるのですが、白米を食べている感覚で雑穀を食べてしまうと、胃痛を引き起こす原因となるため、白米から雑穀米へと切り替えたときは、白米を食べるときよりも咀嚼回数を増やすように心掛ける必要があります。
他にも農薬や不純物の付着が無いかどうか、どのような食感や味をしているのか、アレルギーの心配は無いかなど雑穀に関する情報をしっかり調べてから購入するようにしましょう。
まとめ
いかがでしたか。
「雑穀米=健康や美容に良い」と思っていた方も多いと思いますが、調べてみると意外と危険な食べ物だったりします。雑穀米を食べて健康になりたい、キレイになりたいと思っている方は、事前にしっかりと知識を身に付けてから雑穀米を購入するようにしましょう。