「おやつにお餅を食べよう!」と思ってみてみると、カビが!なんて驚いたことがある人も多いんじゃないかと思います。
今回は、そんなお餅のカビ防止法について、ご紹介していきますね。
カビが生えたお餅は食べても大丈夫?
071230 / tamakisono
お餅って、本当にカビが生えやすいです。お餅についたカビは、ついている部分を取り除けば食べても大丈夫、と言われることも多いですが、本当でしょうか?
そうわかっていても、なんとなくカビがついていたお餅って、食べるときに気になってしまいますよね。
実際、取り除いたと思っていたけれど、実はまだ深いところにまで根が生えている…ということもあるようです。カビが生えた表面から、3~4cm程度はカビの根が伸びていると思っていいでしょう。
表面だけ取り除いてもダメなんですね。3~4cmというと、ほとんど切り落とすことになるのでは。もったいないかもしれないですが、カビが生えてしまったお餅は捨ててしまった方が無難かもしれないです。
とはいえ捨てるのはもったいない。捨ててしまう事態を避けるためにも、お餅にカビを生えにくくする方法をこれからお教えします。
わさびがお餅のカビ防止になる?
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わさびにある辛み成分には殺菌作用があって、細菌の繁殖を抑える効果があります。
お寿司を食べるときにも登場しますよね。わさびって、お刺身の味をひきたててくれる存在でしたが、殺菌作用という効果も持っていたのですね。
わさびをお餅のカビ防止として使うときは、こんなふうに使います。
①タッパーにお餅を入れます。
②アルミホイルで小さなカップを作ります。
③アルミのカップにわさびを入れます。量は10円玉程度。
④お餅と一緒にタッパーで冷蔵庫に保存します。
ちょっとした手間ですよね。これならぜんぜん面倒じゃないと思います。タッパーのフタの裏に塗る人もいるみたいですよ!
どちらにしろ、わさびがお餅についてしまわないように注意をお願いしますね。
ちなみに、使うわさびは粉状のものを練るタイプでもいいですし、チューブタイプでも大丈夫です。効果はだいたい1~2週間程度持続します。
ただ、わさびの殺菌成分も、時間と共に弱くなっていきます。途中、わさびを交換しながらの保存であれば、20日~1ヶ月程度の保存が可能になるようです。
交換の目安としては、わさびの匂いをかいで、“わさびの匂いが弱くなっていたら”交換するようにするといいですよ。
わさび以外のカビ防止法
Kagami-mochi / ivva
わさび以外にもカビ防止法があるのでご紹介しておきますね。
①水餅
冷蔵庫がなかった時代にされていた保存方法が水餅だそうです。水餅は、フタつきの大きめの容器を用意して、その中にお餅が浸るくらいの水と一緒に保管します。場所は冷暗所がいいそうです。
水はなるべく1日1回入れ替えるようにします。そうすると、1ヶ月程度の保存が可能になります。水餅で保存しているお餅は、雑煮に良く合いますよ。
注意点としては、“お餅が空気に触れないこと”です。空気に触れてしまうとカビが生えてしまう原因になってしまいますからね。
②冷凍
お餅を1つずつラップに包んで、フリーザーパックに入れ冷凍庫で保存します。保存の時にはなるべく空気が入らないようにして保存するとより良いですよ。
そうすると、冷凍庫の匂いがお餅に移ってしまうことの予防にもなります。冷凍保存だと、3ヶ月程度の長期保存が可能になります。凍ったままで焼いても美味しい焼き餅が食べられますよ。
まとめ
以上、お餅のカビ防止法についてご紹介しました。わさびがカビ防止に役に立つとは意外でした。
今回ご紹介した方法を参考に、長く美味しくお餅を楽しんでくださいね!