今回は意外と知らない青汁とグリーンスムージーの違いや栄養を比較してみましたのでご紹介します。
青汁とグリーンスムージーの違いとは?
青汁 / kc7fys
青汁とグリーンスムージーは、どちらも緑色のヘルシードリンクなのですが、発祥地や風味、使用されている食材などが微妙に異なり、得られる効果や効能が異なります。
では、2つの違いをご紹介します。
発祥地
青汁は日本発祥、グリーンスムージーはアメリカ発祥の飲み物。
青汁は、元々九州地方を中心に飲まれていたと言われており、日本最古の医学書には「野菜の絞り汁」という名前で登場するほど、たいへん古い歴史を持つ飲み物で、戦後には食糧難による栄養不足を予防する飲み物として青汁が利用されていたそうです。現在では健康ドリンクとして日本国民から愛される存在となりました。
一方、グリーンスムージーは1900年代に生の食材をそのまま摂取することで食材に含まれる酵素の吸収を高めて代謝を上げることを目的としたローフードが誕生しました。その後、同じ理論を持つグリーンスムージーが誕生すると、海外セレブや健康志向の方々を中心に人気を集めるようになり、発祥地であるアメリカをはじめ、日本・イギリス・ドイツなどでブームとなっています。
風味
青汁は独特な苦みと青臭さがありクセが強い上級者向け、グリーンスムージーはフレッシュジュースやグリーンティー感覚で飲める初心者向けの飲み物。
青汁は緑色の野菜のみで作られている健康ドリンクですので、どうしても野菜独特の苦みや青臭さが残ってしまいます。しかし、グリーンスムージーは、「野菜6:フルーツ4」の割合で作られる飲み物ですので、野菜独特の苦みや青臭さがほぼ感じられず、飲みやすいのが特徴です。
また、グリーンスムージーは使用する野菜やフルーツによって風味が変化するのも魅力となっており、毎日同じものを飲み続けなければならない青汁とは異なり、その日の気分や体調などに合わせて作ることができ、レシピも無限大ですので、グリーンスムージーの方が飲み飽きしにくいと評判です。
主原料
青汁は緑色の野菜のみ、グリーンスムージーは野菜+フルーツを組み合わせた飲み物。
青汁の主原料は、ケールや大麦若葉、明日葉など緑色の野菜のみで作られているため、どうしても野菜独特の苦みや青臭さが残ってしまいます。一方、グリーンスムージーは、野菜とフルーツを組み合わせた飲み物ですので、フルーツの甘みがプラスされ、とっても飲みやすいのが特徴です。
また、青汁に比べ満腹感が得られやすいのもグリーンスムージーの魅力となっており、置き換えダイエットにも用いられることもあります。ただ、フルーツには果糖が含まれているため、飲み過ぎには注意しましょう。
青汁とグリーンスムージーの栄養を比較してみた
グリーンスムージー、セロリ入り / is_kyoto_jp
青汁もグリーンスムージーも同じ緑色の飲み物ではありますが、フルーツが入っているグリーンスムージーの方が、青汁よりもビタミンやミネラルが多めに含まれているのではないかと思われた方も多いのではないでしょうか。
確かにフルーツが使用されているグリーンスムージーの方が、青汁と比べると若干ビタミンやミネラルの含有量は高めとなっており、美容目的で飲用される方にはオススメの健康ドリンクとなっています。
しかし、フルーツには果糖が含まれており、飲み過ぎると糖分過多を引き起こし、糖尿病・肥満肌老化・アルツハイマー型認知症・骨粗鬆症などの原因となりますので注意しましょう。
青汁とグリーンスムージーに含まれる栄養素の違いですが、どちらの飲み物にも、
・ビタミン
・ミネラル
・食物繊維
・酵素
・フィトケミカル
などが豊富に含まれておりますので、栄養素に関してはあまり大差がありません。
ただ、生野菜とフルーツを使用して作られるグリーンスムージーの方が、生の酵素を摂りやすく、フルーツの分だけビタミンやミネラルが多くなっています。
まとめ
今回は青汁とグリーンスムージーの栄養を比較してみましたが、いかがでしたでしょうか。どちらの飲み物にも良いところと悪いところがありますので、あなたに合った方を選択するのが1番です。
この機会に青汁とグリーンスムージー2つを飲み比べてみてはいかがでしょうか。