しかし、2005年に大豆イソフラボンの過剰摂取による健康被害のことをご存知の方々のなかには、「豆乳」を飲んでみたいけど、怖くてなかなか手が出せないという方も大勢いらっしゃると思います。
そこで、今回は1日に摂取しても良い豆乳の量と共に豆乳に期待できる効果や効能を得るためにはいつ頃飲むのが効果的なのかについてご紹介します。
豆乳の1日の摂取量
豆乳 / TAKA@P.P.R.S
2005年に大豆イソフラボンの過剰摂取問題によって「大豆イソフラボンを含む特定保健用食品の基本的な考え方」が提示されたことで、豆乳を飲むことに抵抗を感じるようになった方々も大勢いらっしゃると思います。
豆乳は、水に浸けた大豆をすりつぶした後、加熱して濾した白濁液のことであり、昔は牛乳や母乳の代わりとして用いられていたそうです。豆乳で副作用を出さないためには、イソフラボンの摂取量を1日70mg~75mgまでに抑えることです。
現在、日本では3種類の豆乳が販売されており、それぞれの豆乳に含まれるイソフラボン量は、
・無調整:68mg
・調整:50mg
・豆乳飲料:18mg
※メーカーなどによって含有量が若干異なります。
となっています。そのため、無調整豆乳を飲む場合は、1日200ml飲むのが適量となります。
ただし、豆乳以外の大豆製品 (納豆・豆腐・味噌・醤油など)を摂取する際やイソフラボンを含むサプリメントを服用されている方は、摂り過ぎないように注意しながら豆乳の摂取量を調節してください。
豆乳はいつ頃飲むのがオススメ?
豆乳飲料たち / atgw
豆乳は飲む時間帯によって得られる効果が変化すると言われています。
現在確認されているオススメの時間帯は、
・食事の30分前
・空腹時
・就寝前
・起床時
になります。
それでは、それぞれの時間帯に合わせて得られる効果や効能をご紹介します。
食事の30分前
豆乳に含まれる「大豆サポニン」によって、体内に脂肪やコレステロールが吸収されるのを抑制させることができ、さらに食事による血糖値の上昇も緩やかにさせることが可能となります。そのため、このタイミングで豆乳を飲むと肥満予防に効果的です。
空腹時
お腹が空いたときに豆乳を飲むことで、間食をストップさせることができます。そのため、ダイエット中の空腹を満たすことも可能なので、ダイエットサポート飲料として飲まれる方も多いのではないでしょうか。
また、豆乳は消化が簡単なので胃への負担も少なく、カロリーもご飯やパンよりも低いのも魅力となっています。
就寝前
豆乳による効果や効能を最大限得たいという方にオススメの時間帯が「就寝前」です。「就寝前に豆乳を飲むと太る」というクチコミも多々ありますが、人間はカロリーを摂取すると代謝を始め、不要となったエネルギーを捨て始めます。
就寝前に豆乳を飲むことで褐色脂肪が増え、白色脂肪を減少させることができるため、痩せやすい体質になり、女性ホルモンの効果も受けやすくなるので、髪やお肌もキレイになると言われています。ただし、カロリーの消費にはならないので、ご注意ください。
起床時
朝起きて豆乳を飲むのもオススメです。起床時に豆乳を飲むことで、栄養やエネルギーをスムーズに吸収することができるようになり、さらに便秘の改善にも効果が期待できます。
まとめ
今回は、豆乳はいつ飲むのが効果的なのかについてご紹介させて頂きましたが、いかがでしたでしょうか。
もし、便秘改善効果と食べ過ぎ防止の効果を同時に得たいという場合は、豆乳を朝と夜の2回摂取するのがオススメです。ただし、豆乳の摂取量は1日に200mlとなっておりますので、起床時に100ml、就寝時に100ml飲むのが良いでしょう。
豆乳は健康や美容に効果的な飲み物として広まっておりますが、飲む時間帯によって得られる効果や効能が異なりますので、豆乳を飲んでいる方やこれから飲み始める方は目的に合わせて飲む時間を決めてゆきましょう。