特に20代から40代の働き盛りの男女に至っては、推奨摂取量よりも100gも少ないことが分かり、このまま慢性的な野菜不足が続いてしまうと、生活習慣病や国民病など生命に関わる深刻な病気を発症してしまう恐れがあります。
そんな慢性的な野菜不足の20代から40代の男女にオススメされているのが、いつでもどこでも気軽に野菜が摂取できる「青汁」です。しかし、本当に青汁で野菜不足が解消できるのかと疑問に思ったことはありませんか。
今回は野菜不足を青汁で改善することが出来るのかどうかをご説明します。
青汁で野菜不足は解消できるのか
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ケール・大麦若葉・明日葉・ゴーヤなど緑色の野菜を原材料とする青汁は、1杯で1日に摂取しなければならない野菜350gを摂ることができると言われておりますが、実際は青汁で野菜不足を解消することはできません。
前述したとおり、厚生労働省より告示されている「日本人の食事摂取基準」には、日本人が1日に摂らなければならない野菜の量を350gとしておりますが、どんな野菜でも350g摂取すればよいというわけではありません。
実は、緑黄色野菜120g+その他野菜230gの合計350gを1日に摂取することを目安にしており、緑色の緑黄色野菜をメインの原材料として製造している青汁では、トマトやニンジンなどの赤い緑黄色野菜や大根やキャベツといった淡色野菜の栄養素を摂取することができないのです。
野菜不足を解消するには、緑黄色野菜とその他の野菜をバランスよく摂ることが重要となりますので、青汁だけを飲み続けていれば野菜不足は解消できませんのでご注意ください。
青汁で野菜不足を解消するためには?
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青汁で野菜不足を解消するためには、
・メーカーごとに決められた青汁の摂取量を必ず守ること
・青汁だけに頼らず、その他の緑黄色野菜や淡色野菜などもバランスよく摂取すること
以上、2点に気を付けることで、野菜不足を解消することができます。
ただし、青汁には粉末・錠剤・液体・冷凍など様々な種類があり、さらにメーカーによって使用されている原材料や含有されている添加物なども大きく異なりますので、青汁選びは慎重に行うようにしましょう。
もし、青汁を野菜不足のサポート飲料として飲用をご検討されているのでしたら、5種類の国産野菜を使用した「サンスター 粉末青汁」と3種類の国産野菜を使用している「マイケア ふるさと青汁」が個人的にオススメです。
この2社の青汁がオススメの理由は、残留農薬と放射能検査の記載をしており、青汁初心者の方でもおいしく飲めるように作られているからです。
まとめ
今回は野菜不足を改善するために青汁は効果があるのかについてご説明させて頂きましたが、いかがでしたでしょうか。
今まで「青汁=野菜」と思っていた方も多いと思いますが、青汁に使用されている野菜は緑色の緑黄色野菜であり、トマトなどのその他の緑黄色野菜や大根などの淡色野菜に含まれる栄養成分を摂取することはできません。
また、製造方法によっては野菜に含まれる栄養成分が損なわれている可能性もありますので、青汁ばかりに頼らず、しっかりと食事でも野菜を摂るように心掛けましょう。