8月の終わりから10月の初めにかけて日本付近に出現する秋雨前線によって、雨がしとしとと降り続き、うだるような暑さから一変、涼やかで気持ちの良い秋がやってきます。
秋になるとそろそろ身体を温める料理が食べたくなってくるのではないでしょうか。
そんなときオススメなのが「鍋焼きうどん」です。
うどんを好きな日本人は全国におよそ80%近くおり、特にうどんの名産地としてしられる四国地方や埼玉県、群馬県などを中心に積極的に食べられています。
特に寒い季節に最適な鍋焼きうどんは、たっぷりの野菜が入っており、栄養バランスに優れており、およそ50%近くの方々が食卓には欠かせない料理として挙げています。
さて、そんな鍋焼きうどんですが、皆さんはどのような具材を入れていますか?
今回は身体の芯からポカポカ温まる鍋焼きうどんにオススメの具材をご紹介したいと思います♪
鍋焼きうどんで人気の具材を大公開!
27_鍋焼きうどん / yousukezan
鍋焼きうどんといえば、愛知県の味噌煮込みうどんや愛媛県の松山風鍋焼きうどんが有名ですが、中には洋風のカルボナーラ鍋焼きうどんという変わりダネまで存在します。
様々な種類の鍋焼きうどんがありますが、その中でも最も人気の高い具材をまとめてみました。
天麩羅
天麩羅は小エビや玉ねぎなどがミックスされたかき揚げが最も人気が高く、海老の天麩羅がトッピングされたうどんは海老天鍋焼きうどんと呼ばれ、お値段も少々高くなっています。
卵
生卵を乗せるのが一般的ですが、茹で卵をトッピングし、黄身をうどんの汁に少しずつ溶かしながら召し上がることで鍋焼きうどんの風味がまろやかになると言われています。
油揚げ
鍋焼きうどんの定番具材として定着している油揚げは、1cm幅に短冊切りしたものを乗せるのが一般的です。うどんのつゆが浸み込むため、口に含んだ際にジュワっと広がるのが癖になります。
海老
干した小さな海老は食感が良いので、鍋焼きうどんでは絶妙なアクセントとなります。特に味噌味の鍋焼きうどんと相性抜群です!
カマボコ
白とピンクの可愛らしい色彩を持つかまぼこは、鍋焼きうどんでは定番トッピングとなっています。味覚と視覚の2つを楽しませてくれるので、鍋焼きうどんには欠かせない具材となっています。
長ネギ
長ネギは栄養満点な食材ですので、緑色の部分と白い部分の双方を具材として使用します。美容と健康に気を遣っている方は鍋焼きうどんに長ネギを入れると良いでしょう。
他にもシャキシャキ食感を持つ新玉ねぎや海鮮系の出汁と相性抜群な魚肉ソーセージ、出汁に深いコクを与える韓国のりなどの変わりダネ具材も人気があります。
鍋焼きうどんで分かる!?貴方の出身地
鍋焼きうどん / chidorian
実は鍋焼きうどんは、東部と西部では入れる具材が若干異なります。
これは、各都道府県で愛されている出汁の違いからきており、あっさり風味の関西地方と濃厚な風味の関東地方ではっきりと分かれています。
では、東と西ではどのような具材の違いがあるのでしょうか。
関東地方
日本の東部では、車麩とお餅など濃厚なうどんつゆと相性の良い具材をトッピングすることが多い傾向にあります。ですが、お餅がうどんにくっついてしまうため、お餅を油揚げの巾着に包んで入れるのが一般的です。
関西地方
日本の西部では、鶏肉や椎茸をあっさり風味のうどんのつゆと共に煮込み、つゆの味を強調させるのが主流となっています。その理由は、関西の淡泊な出汁ではうどんを煮込むとインパクトが薄くなってしまうからです。
まとめ
今回は鍋焼きうどんにオススメの具材をご紹介させて頂きましたが、いかがでしたでしょうか?
日本の東部と西部ではうどんのつゆの風味が異なるため、入れる具材が異なります。そのため、その地域独特の風味を持つ鍋焼きうどんとなるので、普段食べている鍋焼きうどんとは一味違った味わいを楽しめます。
是非この機会に日本各地の鍋焼きうどんを食べて、身体の芯からポカポカ温まってみませんか?
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