夏の風物詩の1つである流しそうめんは幼い頃によく幼稚園や保育園で行ったことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
この流しそうめんですが、宮崎県の高千穂峡付近と鹿児島県の指宿市にある唐船峡付近が発祥だと言われています。
その昔、田畑で作業を行っていた人々が幹の青々とした生竹と岩の間から湧き出る清水を用いて素麺や冷麦を食べたのが起源だと言われています。
その光景に目を付けた高千穂で会社経営をしていた社長の方が昭和34年に商業化をはじめ、高千穂特産の椎茸をふんだんに使用したつけ汁を考案し、多くの人々の心を掴みました。
ですが、いくら流しそうめんが夏の風物詩でも生竹を購入して自宅で行うことは難しいですよね。
そこで、ご自宅でも簡単に行える流しそうめんのやり方をご紹介します。
竹を用いた流しそうめんのやり方
流しそうめん – 茶屋かど/北鎌倉 / Tranpan23
まず、最もメジャーな生竹を用いて流しそうめんを行う方法をご紹介します。
①まず、生竹を用意する必要があります。流しそうめんを行うのに最適な竹のサイズはやや太めの竹がお勧めです。そして、脚にするための細くて丈夫な竹を用意することも忘れないようにしましょう。
②細い竹を3本束ねて脚を作ります。筒が斜めになるように調節しましょう。
③筒部分に使用する竹を真っ二つに割り、切断面をやすり等で削ります。
④真っ二つにした筒を脚に乗せ、傾斜の調節を行えば完成です。
竹で流しそうめんを行う際の方法をご説明しました。
ですが、竹を入手するのは大変ですし、もっと簡単に流しそうめんを行いたいという方もいらっしゃるかと思います。
お次は、竹以外で行う流しそうめんの方法をご紹介します。
竹以外で流しそうめんに最適な道具のご紹介
IMGP0775.JPG / Matoken
竹に最も近い形状をしている「雨どい」は流しそうめんに最適です。
ホームセンターなどで購入することが出来ます。ツルツルしているので洗うのも簡単です。
しかし、筒部分を作る際に雨どいを真っ二つにするのが少々苦労するかと思います。
最近では竹にそっくりな樹脂製の竹もホームセンターで販売されているので、流しそうめんの雰囲気を味わいたい場合はこちらの方が雰囲気が出るのでお勧めです。
雨どいよりもお手軽に作ることが出来るのが「ペットボトル」です。
ペットボトルはどのご家庭でもあるため、材料費も掛からずお勧めです。
もしペットボトルで流しそうめんを行う場合、炭酸飲料用の丸みを帯びたペットボトルを使用すると流れが良くてお勧めです。
流しそうめんを行った後は各自治体のルールに従って処分することも可能です。
また、凹凸のあるペットボトルを使用するとゆっくり流れるため、小さなお子さんがいらっしゃるご家庭の方は四角い凹凸のついたペットボトルを使用すると良いでしょう。
もっと簡単に流しそうめんを行いたい場合は、スイッチ1つで楽々流しそうめんが行える「流しそうめん機」が良いでしょう。
友人や恋人と自宅で流しそうめんを行う場合はペットボトルや雨どいよりもこちらの機械を用いる方が良いでしょう。
まとめ
他にもプラスチック段ボールと呼ばれる通称プラダンを用いてオシャレな流しそうめんを行ったり、おもちゃのプラレールを用いた流しそうめんなど様々な方法があります。
流しそうめんをどこで行うのか、誰と行うのかによって使用する流しそうめんの素材を選びましょう。
今年の夏はアウトドアや自宅の庭、リビングや食卓などで流しそうめんを行い、楽しい夏を満喫しましょう。