なかでも素麺は、作り置き可能&アレンジレシピも豊富にあるため、主婦の強い味方となっています。
また、日本の夏は高温多湿のため、長時間キッチンで汗をダラダラと流しながら料理を作りたくないという主婦も多く、時短・火を使わない・栄養バランスの3つを兼ね揃えたレシピと電子レンジ・フライパン・夏野菜を駆使した調理法を探しています。
特にフライパンは、底の面積が広く、熱伝導率も良いので、短時間で焼く・揚げる・煮る・蒸すといった料理を作ることができると大人気です。
そこで、今回は素麺×フライパン×時短の要素を兼ね揃えた沖縄県伝統料理「そうめんチャンプルー」の作り方をご紹介したいと思います。
そうめんチャンプルーのレシピ!
ソーメンチャンプル / ayustety
沖縄県では、年齢や性別問わず愛されている伝統メニューがあります。
それは「ソーミン・プットゥルー」です。
本土では「そうめんチャンプルー」という愛称で親しまれており、「ごちゃまぜ」という意味を持つ「チャンプルー」らしく、冷蔵庫に余っている食材や夏野菜などをたっぷり使って栄養満点なそうめんチャンプルーを作って暑い夏を乗り切るのが沖縄県流となっています。
では、伝統的なレシピをご紹介します。
ソーミン・プットゥルーレシピ
材料(3人から4人前)
・素麺:2束
・ツナ缶:1缶
・ニラ:1束
・塩:適量
・油:適量
・だしの素:適量作り方
①鍋にたっぷりの水を入れて沸かし、そうめんを茹でます。②茹で上がった素麺をざるにあげ、汁気を切って、油をまぶしておきます。
③ニラを食べやすいサイズにカットします。
④鍋に油を熱し、ニラとツナ缶を加え、サッと炒めたら、塩とだしの素を加え、②を入れます。
⑤しっかり混ぜ合わせたら完成です。
手抜き感を一切感じさせずに、パパッと短時間で作れるため、夏休み期間中の子どもたちのお昼ごはんや夕ご飯にピッタリです。
フライパンに素麺が引っ付くのを防ぐ5つのコツとは!?
Somin champru(ソーミンチャンプル) / pelican
そうめんチャンプルーをゴーヤチャンプルーと同じ要領で作ってしまうと、フライパンに素麺が引っ付いてしまい、残念な結果になってしまう方もいらっしゃいます。
実はそうめんチャンプルーをフライパンに引っ付かせずに作る5つのポイントがあるので、今回はそのコツをコッソリご紹介したいと思います。
1.そうめんを固めに茹でること!
そうめんの袋に表記されている茹で時間は、茹でたそうめんをおいしく召し上がるための目安時間ですので、チャンプルーにする際は、表示されている茹で時間の半分以下で茹でるのがコツです。そのため、茹で時間が2分の素麺ならば、その4割ほどの50秒が目安となります。
2.ぬめりを取り除くこと!
茹でたそうめんの表面には、ぬめりがあるため、これがフライパンに引っ付く原因となっています。もちろん、そうめんのメーカーによって異なりますが、ぬめりが原因で引っ付いたり、油っぽくなったりしますので、そうめんを茹でたら、すぐさま流水に当て、しっかり洗い、ぬめりを取り除いておきましょう。
3.水気をしっかり切っておくこと!
ぬめりを取り、冷たくなったそうめんは、炒める前にしっかり水気を切っておくことが大切です。濡れたまま放置してしまうと、そうめん同士がくっついてしまいます。
4.油を絡めること!
水気をしっかり切っておいた素麺にツナ缶の油を絡めます。ツナ缶を使わない場合はサラダ油やごま油などを絡めましょう。
そうめんに油を絡ませておくことで、フライパンで炒めてもそうめんが引っ付かなくなります。
5.炒めすぎないこと!
油を絡めたそうめんと具材を合わせて炒めてゆくのですが、炒めすぎてしまうと、そうめんから粘りが出てきてしまうので、フライパンに引っ付く原因となってしまいます。
そうめんを加えたら、麺が温まる程度にサッと炒めるか、もしくは、ただ混ぜるだけに留めておきましょう。
そうめんチャンプルーの味付けは、本だしが一般的ですが、真っ白な素麺に色が移ってしまうため、多用しないようにご注意ください。また、醤油など素麺に色が付いてしまいそうな調味料を使う際も気を付けましょう。
まとめ
今回はそうめんチャンプルーをフライパンに引っ付かないように作るコツをご紹介させて頂きましたが、いかがでしたでしょうか。
ご紹介させて頂いたコツを用いても、フライパンに素麺がくっついてしまうという方は、茹でて油をまぶしたそうめんを冷蔵庫で保管したものを使うのがオススメです。茹でたてではない素麺を使うことで、麺の表面に油が膜を作り、よりフライパンに引っ付きにくくなります。
是非、今年の夏にそうめんチャンプルーを作ってみたいという方は、これら5つのポイントを頭に入れて、作ってみてください。