この時期になるとごぼうのほかに新ごぼうが店頭に並びますね。
でも新ごぼうってなに??意外と知らない方も多いのでは?
今回は、知らなきゃもったいない!旬の食材、新ごぼうについて紹介します。
ごぼうってどんな食べ物??
ごぼうから揚げ / ayustety
ごぼうはもともとユーラシア大陸原産の食べ物で、日本に入ってきたのは縄文時代~平安時代と言われています。
ヨーロッパや中国では古くから薬用として使われてきましたが、食用として栽培したのは日本だけだったようです。
ごぼうと新ごぼうの違いって?
一般的な“ごぼう”は、秋から冬にかけて収穫され、冬が旬な食材です。
新ごぼうというのは、一般的なごぼうをそこまで大きくなるまで育てません。
秋に植えたものを初夏に収穫した“ごぼう”のことをいいます。
まだ完全に成長しきっていないので、やわらかく風味も普通のごぼうと比べ上品で優しい香りがします。
別名「夏ごぼう」と呼ばれ、初夏の味として親しまれ、どじょうを使った江戸生まれの料理、「柳川鍋」には欠かせない食材として知られています。
この新ごぼうの旬の時期ですが、新ごぼうは12月頃から出回り始め、8月頃まで市場に並んでいます。
九州地方では1月から3月にかけてたくさん出荷されているようですが、もともとは初夏の食材ですので、旬の時期は5月から7月頃となります。
おいしいごぼうの選び方
ごぼう(和田農園) / yuko_ppp2501
ごぼうは土がついたままの方が日持ちがしやすいので、すぐに使うのでなければ土付きのものを選びましょう。
また、ひげ根が少なくなるべく先の方まで太さがあるものが良いです。やわらかくグニャグニャと曲がるものは避けてください。
新ごぼうを保存する際は、ナイロン袋やラップなどで密閉して冷蔵します。これは、新ごぼうが普通のごぼうより風味が落ちやすいからです。
新ごぼうは普段食べているごぼうとは違い、やわらかく風味も抜群!
火を通す時間も短くてよく、サラダなどにはとてもよく合うそうですよ!
また、精がつく食材として江戸時代にはよく食べられていました。
新ごぼうを知らなかった方はぜひ、今年の初夏は香り豊かな新ごぼうで元気いっぱい!暑い夏を乗り切るためにスタミナをつけましょう!!