パセリは古代ローマ時代の頃より料理の食材として用いられており、地質や気候への適応力も高く、今では世界各国で栽培が行われています。しかし、そんなパセリですが、唯一乾燥には弱く、日本では葉の縮れた「カーローパセリ」と呼ばれる品種改良によって誕生した品種を栽培しており、自然界では不利な形質と言われています。
パセリの旬は気候によって異なりますが、日本では春か秋頃に種を蒔き、3月から11月に収穫されています。そのため、通年を通しておいしいパセリを味わうことができるのですが、最もおいしいと言われる時期は3月から5月、9月から11月であり、この時期に収穫されたパセリは葉が柔らかくて栄養満点です。
そんなパセリですが、家庭菜園の定番野菜の1つとして人気があり、なんと種を蒔いてからおよそ1ヶ月で収穫ができるのです!そのため、パセリを大量に育て、長期保存される方も大勢いらっしゃいます。
しかし、パセリの保存方法ってあまり聞いたことがありませんよね。
そこで、今回はこれからパセリを栽培される方にオススメの保存方法は乾燥と冷凍どちらなのかをご紹介したいと思います。
パセリを乾燥保存する方法とは?
parsley / naitokz
パセリはやっぱり乾燥で保存したいという方にオススメの長期保存方法をご紹介します。
①生のパセリに付着した汚れをしっかり洗い落としたら、水気を切ります。
②パセリの水気をしっかり拭き取り、キッチンペーパーを敷いた電子レンジに小分けして、重ならないように並べ、2分間温めます。
③2分後、全体を軽く混ぜたら、もう1度2分間温めます。
※湿り気があるようならば、様子を見ながらもう1分間温めましょう。④若干湿り気が残っていても問題ありませんのでそのままポリ袋などに入れて、両手を使って粉々に粉砕してゆきます。
⑤殺菌済みの小瓶または密閉容器へ粉々に粉砕したパセリを入れ、冷蔵庫で保存します。
もしも、長期間保存したいという方は、冷蔵庫ではなく、冷凍庫に保存すると良いでしょう。
このとき、小瓶や密閉容器に保存した日付を記載しておくことをオススメします。
パセリを冷凍保存する方法とは?
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パセリを冷凍して長期間保存したいという方は、こちらの方法がオススメです。
①パセリの表面に付着した汚れをしっかり洗い落とします。
②パセリの水気をしっかり拭き取り、密閉袋に丸ごと入れます。
③密閉袋を冷凍庫へ入れ、パセリが凍ったら、袋の上から粉々に粉砕します。
※このとき物を使って強く叩いたりすると袋が破れてしまうので、手で優しく粉砕するようにしましょう。④粉々に砕いたパセリはそのまま密閉袋に入れておくか、密閉容器に移して冷凍保存しましょう。
パセリは乾燥保存した場合、常温ならば最大3日・冷蔵ならば2週間以内・冷凍ならば数か月間日持ちさせることができます。
一方、冷凍パセリの場合、最大で1ヶ月と乾燥保存に比べると短いため、長期保存を目的としている方は乾燥パセリにした後に冷凍保存すると良いでしょう。
美容と健康維持に絶大な効果を持つパセリを是非、この機会に料理のアクセントとして活用されてみてはいかがでしょうか。