今ではダイエットの定番食材となった豆腐は、ヘルシーなうえに低カロリーで栄養満点なため、健康志向の方々を中心に絶大な人気を誇っています。
そんな豆腐ですが、実は日本発祥の食べ物ではなく、7世紀から8世紀頃に大陸から仏教と共に伝来したと言われています。
伝来した当初は貴族や僧侶といった特別階級の方のみが口にすることが許された食べ物だったと言われています。その後、京都府にある南禅寺の精進料理にて焼き豆腐を煮詰めたおでんのような煮豆腐という料理が僧侶たちの食事に提供されるようになり、この煮豆腐こそが湯豆腐のルーツではないかと言われています。
現在では、湯豆腐といえば酒の肴やちょい足し料理として気軽に食べられるようになり、寒さの厳しい冬の季節には欠かすことの出来ない1品となりました。
そんな湯豆腐ですが、ご自宅で作ろうと思うと出汁を取ったり、薬味を用意したり、火加減の調整など意外と一筋縄ではいかない料理ですよね。
そこで、忙しい朝でも電子レンジで簡単に湯豆腐を作る方法をご紹介したいと思います。
朝から絶品湯豆腐を食べる方法とは?
0803湯豆腐_03 / jeclee
今では国民フードとなりつつある冬の定番料理「湯豆腐」ですが、本格的に作ろうと思うと意外と面倒ですよね。そこで、今回は多忙な方でも簡単に湯豆腐を作る方法をご紹介したいと思います。
失敗しない!電子レンジで美味しい湯豆腐を作る方法
材料
・豆腐:1/2丁
作り方
①豆腐1/2丁がすっぽり入るほどの耐熱容器を用意します。
②豆腐を耐熱容器へ入れ、豆腐が浸るほどの水を注ぎ、サランラップをします。
③電子レンジへ入れ、500wで3分ほど加熱します。
※耐熱容器のサイズや電子レンジのメーカーによって温め時間が異なるため、温める時間は調節しながら行うようにしましょう。
④ラップの端を少し開け、カップ焼きそばのように中の水をシンクに流したら完成です。
あとはお好みのタレや薬味を乗せてお召し上がりください。
野菜たっぷり!湯豆腐の作り方
朝から野菜たっぷりの栄養満点湯豆腐を召し上がりたいという方は、ジップロックコンテナーなどを用いて作ると良いでしょう。
材料
・豆腐:150g
・長ネギ:20g
・春菊:20g
・しめじ:20g
・水:200ml
・昆布:5cm
作り方
①ジップロックコンテナーなどの密閉容器に水と5cm角にカットした昆布を1枚入れます。
②豆腐を少し大きめの角切りにし、長ネギや春菊、しめじなどは食べやすいサイズにカットします。
③密閉容器の中に先ほどカットした豆腐や野菜・きのこ類を入れ、蓋を少しずらして乗せたら、500wの電子レンジで5分ほど加熱します。
※メーカーや密閉容器によって温め時間が異なりますので、各々で温め時間を調節してください。
④小皿にお好みのタレや薬味を乗せて、電子レンジで温めた湯豆腐を付けてお召し上がりください。
湯豆腐ダイエットとは?
湯豆腐 / G4GTi
湯豆腐はとてもヘルシーで低カロリーな料理ですので、ダイエットメニューとしてたいへん人気があります。湯豆腐ダイエットを世間に広めたのは、元モーニング娘で現在は3児の母でもある辻希美さんです。
彼女は湯豆腐が大好きで毎日食べていたら、いつの間にか痩せていたということをご自身のブログで公表したのです。
湯豆腐は1/2丁に少量の野菜を付けても、たったの120kcal前後と非常にカロリーが低く、さらに豆腐の芯までしっかり温まっているので、時間をかけてゆっくり食べるのが基本となっています。
また、豆腐の原材料は大豆ですので、新陳代謝を促す大豆イソフラボンやコレステロールの吸収を抑制させる大豆レシチン、血圧及びコレステロールの上昇を抑えるリノール酸など健康と美容維持に大切な栄養成分が豊富に含有されており、尚且つ少し食べただけで満腹になる効果も有しているので、ダイエットメニューとして非常にオススメです。
湯豆腐に使用する豆腐ですが、木綿豆腐ならば100gあたり70kcal前後、絹ごし豆腐ならば100gあたり56kcal前後ですので、湯豆腐を作る際の参考にして頂けたら幸いです。
湯豆腐をダイエットメニューで用いる場合、湯豆腐だけを召し上がるのではなく、しっかり栄養バランスを考え、1日の摂取カロリーを如何に抑えるかがポイントとなります。決して湯豆腐を食べたから痩せるというわけではありませんのでご注意ください。
これから寒い冬がやってきます。お好みのタレや薬味を事前に用意しておき、朝からホッと安らぐ心と身体に優しい湯豆腐を食べて1日を乗り切りましょう!
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