権兵衛みかんに愛媛みかん、西の香やカラマンダリンなど日本には様々なみかんが存在します。
なかでも日本原産の温州みかんは海外から「Mikan」や「Satsuma」と呼ばれ、親しまれています。みかんは関東地方より南にある暖かい地域で生産されており、みかんとして呼ばれる種類は「温州みかん」のことを指しています。
日本では古くからみかんが食べられており、昔はこたつを囲んでみかんを食べることから「こたつみかん」と呼ばれていた時期もあります。
そんなみかんですが、皆さんはみかんをどのように食べていますか?
外側の果皮を向いて食べるという方や中の白い筋(アルベド)をキレイに取り除いて食べる方など様々だと思います。
近年みかんの果皮やアルベドには、優れた効果・効能があることが分かったのですが、みかんの果皮を丸ごと食べることに抵抗を感じる方も少なくありません。
特に幼いお子様を持つ親御さんや高齢者の方々は農薬が気になりますよね。
そこで、今回はみかんを皮ごと食べるのは安全なのかなどをまとめてご紹介したいと思います。
みかんの旬っていつ頃なの?
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みかんを丸ごと食べる安全性をご紹介する前に、みかんの旬をご説明します。
みかんには、極早生温州・早生温州・中生温州・普通温州の4つに分類され、それぞれ旬が異なります。
以下がそれぞれのみかんの旬の時期になります。
・極早生温州の旬は9月から10月にかけて収穫されたみかん。
・早生温州の旬は10月から12月にかけて収穫されたみかん。
・中生温州の旬は11月から12月にかけて収穫されたみかん。
・普通温州の旬は1月以降に収穫されたみかん。
みかんの生産量日本一は和歌山県ですが、その後ろに愛媛県と静岡県が迫っています。
みかんは表年と裏年があり、豊作年を迎えた翌年は凶作となります。
日本の作物は品質が高く、海外からも人気が高いのですが、2014年に台湾へ輸出した日本産のみかんから「メチダチオン」という名の農薬が大量に検出され、廃棄処分されたニュースは記憶に残っている方も多いのではないでしょうか。
スーパーやデパートなどの青果売り場で販売されているみかんの多くは、果皮に農薬が浸み込んでいたり、ワックスを使って艶を出しているものが大半です。
みかんは、農薬なしで生産することはとても大変なうえ、無農薬の場合とても見栄えの悪いみかんとなってしまうので、スーパーなどの青果売り場で販売されているみかんは農薬やワックスが使用されているのです。そのため、スーパーやデパートなどで販売されているみかんを果皮ごと食べるのは控えた方が良いということになります。
では、みかんの果皮にはどのような栄養があり、みかんを皮ごと食べる際の果皮に付着した農薬を落とす方法はあるのでしょうか?
みかんの果皮に含まれる栄養素と農薬を落とす方法をご紹介
曽保みかん / omoon
みかんにはビタミンCがたっぷり含まれているのですが、みかんの果皮やアルベドには優れた栄養素がたっぷり含まれています。
みかんの果皮には、ヘスペリジンと呼ばれるビタミンPの1種が含まれており、毛細血管を強化し、動脈硬化や糖尿病などの生活習慣病を予防する効果が期待されています。また、薄毛の改善にも効果があると言われているので、育毛促進効果も得られます。
みかんの白い筋「アルベド」には、食物繊維の1種「ペクチン」が含まれています。
そのため、お通じの改善や肥満予防に効果があります。
ですが、やっぱり不安なのが農薬です。
みかんの農薬は果皮に付着していますが、果肉まで届いていないため、果皮を食べなければ問題ありません。
しかし、みかんは果皮ごと食べるのが健康と美容に効果的なので、残留農薬をキレイサッパリ取り除くためには以下の方法で取り除くことをオススメします。
・ピリカレ
・エルフィンサンゴ
・安心やさい
・重曹水
・50度洗い
オススメはピリカレを使って残留農薬をキレイに洗い落とすのがオススメです。
また、珊瑚の力で農薬を取り除くエルフィンサンゴは野菜の農薬を落とすのに向いているので、これら農薬除去石鹸を用いることをオススメします。
まとめ
今回はみかんを皮ごと食べるのは安全なのかなどをまとめてご紹介させて頂きましたが、いかがでしたでしょうか。
やはり農薬をキレイに洗い流したとしても、不安が残る方は農林水産大臣賞を受賞した「有機栽培 砂糖農場」や「堀川さんの無農薬みかん」などがオススメです。どちらの農園もお取り寄せ通販を行っておりますので、遠方にお住いの方も安心して購入することができます。
是非、今年の冬はこたつを囲んで家族や恋人、お友だちとみかんを食べながらだんらんを楽しんでみてはいかがでしょうか。