アボカドを保存するときは半分にする!?

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アボカドを保存するときは半分にする!?

1年を通して、気軽に買うことができるようになったアボカドは、とっても濃厚でクリーミーな食感を楽しむことができるため、サラダやディップ、サンドイッチの具材など、さまざまな料理に用いることができる、まさに万能フルーツです。

ところが、アボカドは、とっても栄養価が高く、高カロリーなフルーツであるため、1日の適正摂取量は、“半分”とされており、それ以上食べてしまうと、健康や美容を維持するどころか、

・下痢、腹痛、吐き気、嘔吐などが起こりやすくなる
・胃痛、胃もたれ、胸やけなどを引き起こしやすくなる
・ニキビなどの肌トラブルが起こりやすくなる
・太りやすくなる
・尿たんぱくの数値が上昇する
・トイレが近くなる

などの悪影響を及ぼす危険性があります。

けれど、半分にカットしたアボカドは、時間の経過と共に、断面が変色してしまうため、半分だけ保存したくても、なかなか難しいものです。そこで、今回は、半分にカットしたアボカドを変色させずに保存する方法をご紹介します。

アボカドを半分だけ保存する方法


その1:レモン汁を使う。


半分にカットしたアボカドの変色を防ぐ方法として、もっともお手軽な方法は「アボカドの断面にレモン汁をかける」ことです。ビタミンCには、アスコルビン酸の還元作用によって、食品の変色を遅らせることができます。

『なら、アボカドを買うたびに、レモンも一緒に買わなくちゃいけないの?』と思われた方も多いと思いますが、市販のレモン汁でも同様の効果が得られますので、ご安心ください。

ちなみに、レモンだけではなく、温州みかんやオレンジなど、ビタミンCが含まれている柑橘類の搾り汁ならば、何でもOKですので、夏はレモン、冬はみかんと使い分けても良いかもしれませんね。

[レモン汁を使ったアボカド保存方法手順]

①アボカドを縦半分にカットします。

②種がはまっている方にレモン汁をふりかけます。

③果肉が空気に触れないようにラップをピッタリと掛けます。

④③を冷蔵庫へ入れて保存してください。

その2:タマネギを使う。


お家にレモン汁が無いときは、タマネギを使うのがオススメです。『なぜ、タマネギ?』と不思議に思った方もたくさんいると思いますが、タマネギに含まれている硫黄成分によって、アボカドの変色を防ぐ効果があることが、アメリカの研究チームによって、科学的に証明されており、なんとアボカドの変色を最大2、3日防ぐことができるとされています。

ただ、この方法ですと、アボカドにタマネギのにおいが移ってしまうのですが、タマネギのにおいが苦手な方にはオススメできませんが、調理方法によってはタマネギのにおいを消すことができますので、においを気にしない方は、是非この保存方法でカットしたアボカドを保存してみてはいかがでしょうか。

[タマネギを使ったアボカドの保存方法]
①アボカドを縦半分にカットします。

②消毒を済ませた密閉容器の底に、スライスしたタマネギを敷きます。

③アボカドの断面がタマネギに触れるように乗せます。

④空気が入り込まないように上からラップを掛けます。

⑤冷蔵庫に入れて保管してください。

その3:オイル漬けにする。


半分にカットしたアボカドの果肉に塩水やオリーブオイルなどを塗っても変色を遅らせることはできませんが、オイル漬けにするならば、最大で5日ほど日持ちさせることができます。

[アボカドのオイル漬け手順]
①半分にカットしたアボカドから、果皮と種子を取り除きます。

②アボカドをスライスし、消毒済みの密閉容器に入れます。

③アボカドがひたひたになるまでオリーブオイルを注いでください。

④冷蔵庫へ入れて保存します。


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半分にカットしたアボカドを保存するときのポイント


・半分にカットしたアボカドを保存するときは、必ず種子が付いている方を保存しましょう。

・保存の際に使用する際は、酸素を通しにくいポリ塩化ビニリデン素材のラップを使うのがオススメです。

・種子がジャマでうまくラップを掛けられないときは、1度アボカドの種子を取り出し、果肉にラップを掛けたら、種子をもとの場所に戻して保存すると果肉とラップをピッタリと密着させることができます。

半分にカットしたアボカドから種子を取ってはいけない理由とは?


ここで、ふと『なぜ、アボカドを保存するときは必ず種子が付いている方なのか』と不思議に思った方も多いのではないでしょうか。その理由は、半分にカットしたアボカドの変色を少しでも遅らせるには、アボカドの種子はとても大切な役割をしているからです。

いまのところ、なぜアボカドの種子を付けた状態で保存すると変色を遅らせることができるのかという詳しいメカニズムは明らかにされていませんが、アボカドの種子から変色を抑える何かしらのホルモンが出ているのではないか、単純に果肉とラップを密着させて空気に触れないように防ぐことができるからなど、さまざまな仮説が立てられています。

実際にアボカドの種子ありと無しで変色までにかかる時間を計測したところ、種子ありの方が、種子無しと比べて、長く変色を抑えることができました。

ただ、アボカドの種子を1度取り出してから、もとの位置に戻すときは、種子の向きを間違えないように注意しましょう。種子の向きを間違えてしまうと、おさまりが悪くなり、変色を遅らせることができなくなってしまいます。

まとめ


半分にカットしたアボカドを変色させずに保存する方法についてご紹介させて頂きましたが、いかがでしたでしょうか。アボカドの保存に適した温度は、8℃~12℃であり、5℃以下を下回る環境で保存してしまうと低温障害を引き起こし、27℃以上の環境で保存してしまうと、傷みやすくなります。

アボカドを保存する際は、平均温度7℃~10℃の「野菜室」で保存するのがオススメです。


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  • 2018 09.14
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