果物といえば、とてもデリケートで傷みやすく、日持ちの悪い食べ物ですので、当日中または2,3日以内に食べ切ってしまうのが理想とされています。
そのため、スーパーやデパートなどで安売りしていたからアボカドをたくさん買ってしまったり、買ったアボカドを少ししか使わなくて余らせてしまったとき、どのように保存したら、アボカドを傷ませずに長持ちさせることができるのかと悩んでしまいますよね。
そんなときは、アボカドを冷凍保存するのがオススメです。そこで、今回は余ってしまったアボカドの正しい冷凍保存方法についてご紹介します。
アボカドの正しい冷凍保存方法とは?
丸ごと冷凍保存する方法
[手順]
①アボカドを縦半分にカットし、果皮と種子を取り除きます。
②果肉の変色を防ぐため、柑橘類の絞り汁をかけます。
③空気に触れないように、ぴったりとラップを果肉に巻いたら、冷凍庫へ入れて保存します。
スライスしたアボカドを冷凍保存する方法
[手順]
①アボカドを縦半分にカットし、果皮と種子を取り除きます。
②果肉の変色を防ぐために、柑橘類の搾り汁をかけます。
③アボカドをお好みの厚さにスライスします。
※できるだけ薄くスライスするのがポイントです。
④密閉袋にスライスしたアボカドを重ならないように入れてゆきます。
⑤なかの空気をしっかりと抜き取ってから封をし、油性ペンで保存開始日を書いておきます。
⑥冷凍庫へ入れて保存してください。
ペースト状にしたアボカドの冷凍保存方法
[手順]
①アボカドを縦半分にカットし、果皮と種子を取り除きます。
②潰しやすいサイズにカットし、果肉の変色を防ぐために柑橘類の搾り汁をかけます。
③フォークを使って果肉を潰します。
④しっかりと潰してペースト状になったら、密閉袋へ入れます。
⑤平らにならし、なかの空気をしっかりと抜き取ってから封をします。
⑥油性ペンで保存開始日を書いたら、冷凍庫へ入れてください。
冷凍保存が良い理由
長期保存ができる
とてもデリケートで傷みやすく、日持ちの悪いアボカドを保存するならば、風通しが良く、温度8℃~12℃の冷暗所で保存するのが理想とされています。
ところが、アボカドは時間経過と共に、どんどん熟してしまうため、どんなに保存に適した環境であっても、いずれ傷んでしまいます。そこで、アボカドが熟してしまうのを防ぐ方法として、冷凍保存に注目が集まっています。
アボカド料理を短時間で作れるようになる
アボカドを冷凍保存することで、アボカドが傷んでしまうのを防ぐことができるほかに、もう1つ調理時間を短縮することができます。
たとえば、ペースト状にして冷凍保存すれば、ソースやディップが必要になったときにサッと用意することができますし、スライスした状態で冷凍保存すれば、サラダやサンドイッチの具材として活用することができます。
まとめ
アボカドの冷凍保存の方法についてご紹介させて頂きましたが、いかがでしたでしょうか。冷凍されたアボカドは、使う分だけ冷凍庫から取り出して、冷蔵庫へと移して1晩置いておく、もしくは室温で自然解凍することで、使えるようになります。
また、アボカドに含まれている栄養成分は冷凍されたことで失われてしまうことはありませんが、時間経過と共に自然と劣化してゆきますので、『冷凍保存だから長持ちする』とは考えず、できるかぎり早めに使い切ることをオススメします。