しかし、アボカドに含まれている栄養成分の、実に70%近くが種子に蓄えられていることが明らかとなり、最近では、アボカドの種子を使ったスムージーやジュースを摂取する方が増えています。
なかでも、2015年12月に放送された人気バラエティ番組「解決!ナイナイアンサー」にて、紹介されたアボカドの種茶ダイエットは、『季節問わず、いつでもダイエットを始めることができる』『ムリな食事制限をしなくてもダイエットができる』と話題になり、いまでは定番のダイエット法のひとつとなっています。
そこで、今回はダイエット効果を期待できるアボカドの種茶の作り方と気になる効果や効能についてご紹介します。
アボカドの種茶の作り方
材料
アボカド:1個
水:1リットル作り方
①アボカドの表面に付着している汚れを洗い落とします。②まな板の上にアボカドを乗せ、縦半分に置いて包丁を入れます。
③頭とおしりの部分に対して、包丁を縦方向に入れます。包丁の刃が種子に当たると思いますので、種子に沿って、そのままぐるりと包丁を1周させてください。
④アボカドの切込み部分を軸にして、回転させるようにゆっくりとひねってください。
⑤2つに分かれたアボカドの片方に種子がはまっていると思いますので、そこから種子を取り出してください。
⑥種子をサッと洗い、キッチンペーパーで軽く水気を拭き取ったら、1cm幅にスライスしてゆきます。
⑦鍋にスライスしたアボカドの種子と水を入れ、30分ほど煮出します。
⑧数分後、水色に変化が現れますが、そのまま放置してください。
※10分経過すると、アクが出てくると思いますが、通常の反応ですので、気にせず煮てください。
※20分経過すると、水色が濃いピンク色となりますが、規定時間は30分ですので、そのまま煮てください。⑨30分後、火を止め、鍋にフタをして少し蒸らしたら、アボカドの種子を取り出して完成です。
[ポイント]
・30分間煮てもピンク色にならない場合は、様子を見ながら10分~15分ほど煮てください。
・火を止めたら、少し蒸らすと色が強く出ることがあります。
・アボカドの状態によって色が出にくいため、初めて作る方は、熟したアボカドを使うのがオススメです。
種茶の効能
ダイエット効果
アボカドの種子には、水溶性の食物繊維が豊富に含まれています。この食物繊維には、摂り過ぎてしまった糖分や脂質を包み込んで、体外へと排出を促す作用と腸内環境を正常な状態に整える働きがあります。
そのため、便秘を解消すると共に、カラダに不要なものをドンドン体外へと排出してくれますので、ボディラインを引き締めることができます。また、アボカドの種茶には、脂肪を効率的に燃焼させるアミノ酸も含まれていますので、食べ過ぎて島達ときのリセットにも役立ちます。
便秘の予防と改善作用
アボカドの種茶には、不飽和脂肪酸と水溶性の食物繊維がたくさん含まれています。
この2つの栄養素は、便秘の予防と改善に優れた効果や効能を発揮するゴールデンタッグと呼ばれており、カラダのなかに溜まってしまった不要なものを体外へと排出を促す働きを期待することができます。
美肌効果
アボカドの種茶には、お肌の新陳代謝を促すビタミンB6が含まれています。そのため、ニキビや吹き出物、シミ、そばかすなどに悩まないキレイなお肌づくりをサポートしてくれます。
肌トラブルにお悩みの方、透明感のある美しいお肌を目指している方にピッタリなお茶と言えるでしょう。
代謝の促進
アボカドの種茶には、肝機能を高める効能があり、カラダのなかに溜まってしまった毒素や老廃物を体外へと排出するデトックス作用を期待することができます。
毎日決められた分量のアボカドの種茶を飲むことで、血液の巡りが改善され、栄養分と水分の循環が良くなると、どんどん代謝が良くなってゆきます。
疲労回復効果
血液の巡りが良くなると、代謝が促進され、必要な栄養素と水分をカラダの隅々まで運ぶことができるようになります。すると、これまで疲れやすかった肉体も、疲れにくく元気なカラダへと変化し、何ごともアグレッシブに取り組めるようになります。
また、温かいアボカドの種茶を飲むと、内臓の働きも良くなり、カラダのさまざまな不調を予防・改善することができるようになります。
まとめ
今回は、アボカドの種茶についてご紹介させて頂きましたが、いかがでしたでしょうか。
実際にアボカドの種茶を作って飲んでみたところ、アボカド独特な青臭さと泥臭い香りがして、土っぽい味がするお茶でした。お世辞にも、おいしいとは言えませんが、冷たくして飲むことで、独特な青臭さや泥臭さを落ち着かせることができます。
もし、どうしても温かいアボカドの種茶を飲みたいという方は、レモン果汁をほんの少し加えると、たいへん飲みやすくなりますので、是非お試しください。