でも、桃ってとてもデリケートで、切った直後から茶色く変色していきますよね。
今回は、そんな風に桃を茶色く変色させる原因と、変色の防ぎ方についてご紹介していきます。
変色する原因は?
桃 / nubobo
食事時、デザートに桃を食べようと冷蔵庫に準備していたけど、いざ食べようと思った時には茶色く変色していた…なんて経験はありませんか?
せっかく楽しみにしていた桃、茶色くなってしまっていては少し残念な気持ちになりますよね。
桃が茶色く変色するのは、切った断面の酸化によるものです。桃に含まれるポリフェノールが空気に触れて、変色しているのです。他にもりんごやバナナにも同じような理由で茶色く変色していきます。
ポリフェノールには、強い抗酸化作用があり、活性酸素による体の酸化を防ぎます。
老化を防止してくれることで有名なポリフェノールですが、そのポリフェノールが桃の変色の原因だったのですね。
変色させない方法は?
桃 / june29
茶色く変色した桃は、食べても問題はないのですが、なんだか傷んだような見た目をしています。
桃を買った日って、特別な気持ちになりませんか?せっかくだから、見た目も美しくいただきたいですよね。
そこで、いまから桃を変色させない方法をご紹介します。要は、桃を切った断面が空気に触れて酸化しないようにする、ということなのですが…
レモン水でコーティング
レモンに含まれているビタミンCの働きで、酸化を防ぐことができます。本当は、レモン汁をかける方が効果がありますが、桃の味が変わってしまうのが心配です。
そういう時は、水100gに対して大さじ1程度のレモンを加えたレモン水に桃を浸して、桃の表面をコーティングします。桃をくぐらせる程度でも効果があるようです。
シロップでコーティング
一番手軽な方法としてご紹介したいのがこちらなのですが、水と砂糖を1:1の割合で混ぜた砂糖水に桃を浸すことで、桃の酸化を遅らせることができます。
桃の味を変えずに食べられるのもこの方法ですね。
まとめ
他にも、「塩水に漬ける」というのが代表的ですが、この方法ではしょっぱくなってしまい味が損なわれやすいので、上の2つをご紹介しました。
今回紹介した2つの方法では、およそ2時間、変色を防ぐことができます。桃が楽しめる夏、せっかくなら、美味しく美しくいただきましょう!