7月から8月は暑さによって食欲が減退してしまう方も多くなり、さっぱりと食べられる麺類はたいへん人気の高い料理となっています。
特に酸味の利いたアッサリ風味の冷やし中華は老若男女問わず高い人気を誇ります。
冷やし中華のタレにはお酢が使用されているので疲労回復やエネルギー補給のサポートをしてくれます。
さらに、冷やし中華は冷麦や素麺とは違い、錦糸卵やハム、キュウリなど様々な具材をトッピングすることが出来るので、夏バテ防止に効果的なビタミンB1を含む豚肉やアリシンという香気成分を含むネギをトッピングし、ビタミンB1の吸収率をアップさせることが出来ます。
また、トマトにはビタミンCやビタミンE、ビタミンAなどがたっぷり含まれているので、冷やし中華のトッピングに最適です。
しかし、冷やし中華は必須アミノ酸の含有量が低いので、栄養バランスが偏ってしまいます。
また、酸味の利いた酢醤油のタレをかけた冷やし中華とマイルドなゴマダレをかけた冷やし中華ではカロリーが大幅に変わりますので、ダイエット中の方が冷や中華を召し上がる際は酢醤油の冷やし中華を召し上がると良いでしょう。
さらに、冷やし中華にはカルシウムが一切含まれていないため、カルシウムを含むヨーグルトにビタミンがたっぷり含まれているフルーツを加えて食後のデザートにするなど工夫が必要となります。
ですが、やっぱり冷やし中華は食欲の無いときには食べたくなる料理の1つなので、冷やし中華にかけるタレを変えながら、トッピングの具材を変更し、栄養バランスを整えながら召し上がるのはいかがでしょうか?
定番の酢醤油だれの作り方
定番の酢醤油だれは酸味が効いており、さっぱりとした味わいが特徴です。
では、絶品酢醤油だれの作り方をご紹介します。
材料
・醤油 大さじ4杯
・お酢 大さじ5杯
・砂糖 大さじ2杯
・ごま油 大さじ1杯
・鶏の茹で汁 大さじ2杯
①上から順に材料を混ぜ合わせてゆきます。
鶏の骨付きもも肉で茹で鶏を作り、その茹で汁を用いた酢醤油で召し上がる冷やし中華はまさに絶品です。具材に干しシイタケの甘辛煮、錦糸卵、キュウリにトマト、そして鶏のモモ肉を乗せて召し上がりましょう。
冷やし中華にかけるゴマダレの作り方
濃厚な風味を持つゴマダレはお酢が苦手な方でも冷やし中華を食べることが出来るので、酢醤油と並ぶ人気のタレとなっています。
材料
・練りごま 大さじ3杯
・砂糖 大さじ1杯
・お酢 大さじ2杯
・醤油 大さじ3杯
・ネギ 大さじ3杯
・ニンニク 小さじ1/2杯
・生姜 適量
・一味唐辛子 適量
①ネギとニンニクはみじん切りにし、生姜はすりおろして絞り汁を作ります。
②上から順に材料をボウルへ入れ、しっかりと混ぜ合わせます。
このタレに合う冷やし中華の具材は、ピーマンや豚肉がオススメです。
ピーマンは冷やし中華の麺を茹でる際に一緒に投入し、麺とピーマンをザルに空けたら、残った茹で汁を使って豚肉を茹で、食べやすいサイズにカットします。
ピーマンと麺は滑りを取ったら醤油とごま油で味付けしておくとより一層美味しく召し上がることが出来ます。
アッサリ風味の塩だれ冷やし中華のたれをご紹介
酢醤油やゴマダレも良いですが、夏らしいさっぱりとした爽やかな塩だれで冷やし中華を召し上がるのもオススメです。
材料
・塩 小さじ1杯と1/2杯
・砂糖 大さじ1杯
・お酢 大さじ1杯
・チキンスープ 1/2カップ(だし汁でも可)
・ごま油 大さじ2杯
・黒いりごま 大さじ1杯
・ニンニク 1/2欠片
・生姜 1/2欠片
①ニンニクと生姜はすりおろしておきます。
②上から順にボウルへ加え、しっかり混ぜ合わせます。
塩だれに合う具材はトマトや白ネギ、セロリ、鶏モモ肉などです。鶏モモ肉はお酒と塩胡椒で味付けしておくと良いでしょう。
他にもジャージャー麺のような肉味噌ダレや胡麻味噌ダレなどもオススメです。
冷やし中華の味に飽きてきたなと感じた方は、是非、様々なたれを用いて冷やし中華を味わってみてはいかがでしょうか。