前回の記事「大根おろしの優れた効果・効能とは?大根おろしは医者いらず!?」で、大根おろしが美容と健康に効果があることは、ご理解頂けたかと思います。
しかし、大根おろしダイエットを実行して、その栄養素を余すことなく摂取するためには、様々なルールを守る必要があります。
では、どのようなルールがあるのでしょうか?
健康・美容効果編
大根おろし / june29
大根おろしの酵素は熱に弱いので、温めてはならない
大根おろしに含有されている酵素は50度前後の温度で失活します。そのため、大根おろしを食べる際は、加熱せず生のまま食べるのがオススメです。
なので、揚げ物や焼き物などを食べる際はそっと添えるかたちで乗せておきましょう。
すりおろしたらすぐに食べてしまうこと
大根おろしの辛み成分イソチオシナネートは、酵素同様、熱に弱い特徴を持っています。
さらに、驚くことにイソチオシナネートはたった15分間で、すりおろしたときのおよそ半分が失われることが実験の結果で明らかとなりました。
なので、イソチオシナネートの効能を得るためにはすりおろしてから15分以内に食べるようにしましょう。
ダイエット編
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大根おろしを食べ過ぎてはいけない
大根おろしダイエットでは、温めて食べるのもご法度ですが、なにより食べ過ぎてはいけません。早く痩せたいと思うあまり、大根おろしを食べ過ぎてしまう女性も多いため、大根おろしが原因で胃腸障害を引き起こしてしまう方もいらっしゃいます。
大根おろしダイエットを行う場合は、100gから開始し、徐々に摂取量を増やすようにしましょう。
大根おろしダイエットでは、1日に大根おろしを300g摂取するのが理想的です。ですが、大根おろしが苦手な方は、長期間継続できる量を摂取する方が痩せやすくなります。
大根を酸化させてはいけない
大根おろしは時間経過で辛味成分が消滅します。なので、食べる度に大根をすりおろして召し上がるようにしましょう。また、大根の断面からも栄養成分が失われるため、大根の断面には必ずサランラップで覆い、密閉袋などに入れて空気に触れないようにします。
そして、迅速に冷蔵庫入れて低温保存します。
もし、大きめの大根を購入してしまった場合、食塩水に浸したり、お酢などを活用してpHを下げることをオススメします。特に紅大根は甘酢で和えて召し上がることができるので、大根おろしダイエットをお考えの方は紅大根を使ってみてはいかがでしょうか。
大根おろしはどの部分で作ると一番栄養があるの?
大根 / masahiko
大根は大きく3つに分けることができます。
大根菜の付いている首の部分・中央部分・大根の先端根っこの部分です。
大根菜の付いている首の部分を大根おろしにすると、辛みが弱く、ほんのりとした甘みがあるので、比較的食べやすいと言われています。
ボディの中央部分は、甘みが強く、どんな調理にも柔軟に対応できる万能部位です。とっても美味しい部分ですので、大根おろしにしても辛味はほぼ感じられません。
大根の先端根っこの部分は、とっても辛味が強いです。大根おろしにするとその辛さが分かります。しかし、1番栄養が豊富な部分ですので、大根の表皮ごとすりおろして召し上がることをオススメします。