お弁当や食卓を彩るポテトサラダは大人も子供も大好きな食べ物の1つではないでしょうか。
ポテトサラダと呼ばれているのですから野菜サラダの1種だと思っている方も多いと思いますが、実はポテトサラダは野菜サラダに属さないサラダだったのです。
ジャガイモやカボチャ、サツマイモなどはご飯やパンなどと同じ糖質の多い食材ですので、高カロリーな食材に分類されるそうです。
ですので、大量に摂取してしまうとカロリーオーバーなんてこともあり得るので、もし作り過ぎてしまったらポテトサラダを冷凍保存しましょう。
では、ポテトサラダの冷凍保存の正しいやり方をご紹介します。
ポテトサラダを冷凍するときのポイント
ポテトサラダ / Potato Salad / kazuh
ポテトサラダを冷凍する際、調理工程でいろいろと行わなければならない注意点が2つあります。
まず1つめのポイントは「ジャガイモはしっかり潰すこと」です。
ジャガイモは調理を行うと傷みやすくなる食材の1つです。
なので、ここは保存を効かせるためジャガイモを潰して裏ごしし、マッシュポテトにしましょう。
ポテトサラダとして食卓に出されるポテトサラダにジャガイモの食感がないと残念な気持ちになるかと思いますが、ポテトサラダを冷凍する際、大きな塊のジャガイモの内部がスカスカになってしまい、風味が劣化してしまいます。
冷凍後も美味しく食べるため、ここはグッと我慢です。
2つめのポイントは「水分たっぷりのキュウリを入れないこと」です。
ポテトサラダを冷凍保存する際に向いている具材は、ハムやコーン、シーチキンなどです。
ポテトサラダの定番具材であるニンジンは細かくカットしてすり潰してポテトサラダに加えるのであれば、ジャガイモ同様ニンジンの風味の劣化を防ぐことが可能です。
しかし、キュウリなど大半が水分で構成されている食材と一緒に冷凍保存してしまうと、解凍する際、大量の水分がポテトサラダに染み込んでしまい、とても食べられる状態ではありません。
ポテトサラダの冷凍方法
ポテトサラダを冷凍保存する場合はフリーザーパックなどに空気が入らないように敷き詰めていきます。
最後にしっかりと空気を抜いて封を閉じ、平らにしてから冷凍保存しましょう。菜箸など長い棒を用いて4等分に小分けします。
ポテトサラダの冷凍保存期間は最大で1か月です。
ですので、付箋にポテトサラダを冷凍する日付や具材を記し、金属のトレイの上に乗せて冷凍庫で保存します。
金属トレイを用いる理由は、ポテトサラダを急速に冷凍させるためです。
ポテトサラダが入っているフリーザーパックに霜が付き始めると風味が落ちる直前という意味ですので、早めに食べきりましょう。
ポテトサラダ / shokai
ポテトサラダの解凍方法
ポテトサラダの解凍方法ですが、自然解凍が一般的です。食べる前日に冷凍庫から取り出して冷蔵庫内でゆっくり解凍させていきます。
しかし、すぐに食べたいという方は、常温で解凍させるもしくは電子レンジで温めて解凍しましょう。しかし、急速に解凍させるとポテトサラダの風味が劣化しますので推奨できません。
もし水分が出て水っぽいポテトサラダになってしまった場合は、塩コショウを加えると若干良くなるかと思います。
もし、水っぽいポテトサラダに抵抗がある場合は、ポテトサラダに使用した具材にもよりますが、食パンに冷凍したポテトサラダとチーズを乗せてトースターでこんがり焼いたり、ポテトグラタンの材料として用いることが可能です。
しかし、ポテトサラダを冷凍保存していても腐る場合があります。
保存しているポテトサラダから異臭がしたり、変な味がしたり、糸を引いている場合は腐っている証拠ですので決して食べないでください。
ポテトサラダは一見腐っているようにみえないことが大半ですので、少しでも異常が感じられた場合は即座に食べるのを止めましょう。
ポテトサラダはカロリーが高いため、ダイエット中の方や作り過ぎてしまった主婦の方は冷凍保存したいと思うかと思います。
ですが、ポテトサラダはやはり冷凍させないで、ご自身が食べられる量のポテトサラダを作り、1日で食べきってしまうのが最良ではないでしょうか。