秋と言えば、秋刀魚や栗、松茸に新米など豊富な山海の幸が旬を迎える時期でもあります。
なかでもさつまいもは、秋から冬にかけてお世話になる秋の味覚であり、スイートポテトに大学芋、ふかし芋に干し芋、さつま芋ごはんなど主食からおかず、デザートなど様々な場面で大活躍する秋野菜です。
特に焼き芋は、ふんわりと立ちあがる甘い香りとパリッと焼けた皮、そして黄金色に輝くホクホク食感の身が食欲中枢を刺激し、1度食べたら止まらなくなってしまうという、この季節ならではのホットスイーツです。
しかし、ここ数年、ホッカホカの焼き芋に変化が訪れていることをご存知ですか。
その変化とは、焼き芋を凍らせてしまう「冷凍焼き芋」です。
「焼き芋って冷凍保存してもいいの!?」と思われる方もいらっしゃるかと思います。ですが、若い世代や主婦の方々のあいだでは、焼き芋を冷凍してしまうのがブームとなっており、インターネット上でも話題となっています。
そこで、今回は焼き芋を冷凍保存する方法やその期間についてご説明したいと思います。
焼き芋を冷凍保存する方法とは?
焼き芋 / doronko
焼き芋は、焚き火やダッチオーブン、ストーブに土鍋、オーブントースターなど人によって千差万別ですが、1度に大量に作るという点では同じです。ですが、食べきれないほど大量の焼き芋をおいしい状態をキープしたまま保存するには、どうしたら良いのかということで誕生したのが「冷凍焼き芋」です。
ホッカホカのホックホクの焼き芋を冷凍保存するなんて言語道断という方もいらっしゃるかと思います。
ですが、意外とやってみるとハマってしまう魅惑のひんやりスイーツとなっており、今では秋冬の風物詩となっています。
さて、そんな冷凍焼き芋を作るためには、どのように冷凍保存したら良いのでしょうか。では、焼き芋の冷凍方法をご紹介します。
焼き芋の冷凍方法
①焼き上がった焼き芋をしっかり冷まします。
②十分冷めたらサランラップを巻きます。
※水分が残っている場合は、キッチンペーパーなどでしっかり水気を拭き取ってからラップに包みましょう。③サランラップを丁寧に巻いた②を冷凍庫へ入れて完成です。
※冷凍する際は、急速に冷凍するのが焼き芋の風味を損なわずに保つポイントとなりますので、冷蔵庫に「急速冷凍機能」が備わっている方はそちらを活用し、無い場合は、金属製のバットなどに乗せて冷凍するようにしましょう。焼き芋を冷凍すると、焼きたてほやほやの焼き芋に比べると、若干風味が落ち、食感も変化します。
焼き芋本来の風味や食感を楽しみたいという方は、焼きたてホヤホヤを召し上がるのがオススメです。
冷凍焼き芋の保存期間は?
sweet potato / 石焼き芋 / Kanko*
冷凍焼き芋の保存期間は、短くて2ヶ月から3ヶ月、長ければ半年ほど日持ちさせることができます。なかには、1年間日持ちさせることが出来たという方もいらっしゃいます。
しかし、冷凍した焼き芋をおいしい状態で食べるならば、出来る限り早く食べ切ってしまうのが良いとされています。
冷凍しているので、保存は効きますが、ゆっくりと酸化は進行してゆきますので、時間が経てば経つほど風味は損なわれます。
冷凍焼き芋が参加しているかどうかを見極めるポイントは、焼き芋の表面だけが白や茶色に変色しているかどうかです。酸化してしまった場合は、なるべく早めに食べてしまいましょう。
酸化したまま放っておくと、冷凍や消してしまい、食べることができなくなってしまいます。
酸化した冷凍焼き芋をそのまま食べるのに抵抗を感じる方は、栗の甘露煮シロップを組み合わせた「栗きんとん」やカボチャやココナッツミルクなどを組み合わせた「パンプキンスイーツ」がオススメです。
また、冷凍焼き芋をスティック状にカットして、フライパンにバターを敷いてこんがり焼き、蜂蜜と醤油を加えて絡めた「大学芋風デザート」は子どもたちのおやつにピッタリです。
まとめ
今回は焼き芋の冷凍保存方法や期間についてご説明させて頂きましたが、いかがでしたでしょうか。
冷凍焼き芋は、冷凍庫からカチコチの焼き芋を取り出し、時間をかけてゆっくり自然解凍させて召し上がるひんやりスイーツです。冷凍焼き芋にオススメの品種は、安納芋などのねっとり系です。
シャリシャリ&ねっとりの新食感な焼き芋ですので、お芋がおいしい今の時期に是非チャレンジしてみてはいかがでしょうか。