もずく酢は、100gあたりおよそ62kcalと低カロリーな食べ物であり、いま話題の「フコイダン」という成分を始め、ビタミンCやビタミンKなどのビタミン類、ナトリウムやモデブリンなどのミネラル類も豊富に含まれています。
しかし、いくら健康や美容に良いからと言っても毎日3パックも4パックも食べていては、健康を害する危険性も考えられるため、ダイエットに良いからと言って食べ過ぎてはいけません。
そこで、今回はもずく酢の1日の摂取量と食べ過ぎによる副作用についてご紹介します。
もずく酢の1日の摂取量と食べ過ぎによる副作用について
もずく酢 / is_kyoto_jp
もずく酢は1日に1パック毎日摂取することでダイエット効果をはじめ、様々な健康・美容効果を得ることができるため、置き換えダイエットと称して1日に3パックも4パックを食べてはいけません。
もずく酢には、ダイエット効果をはじめ、
・血液をサラサラにする効果
・整腸作用
・がん予防
・抗菌作用
・高血圧予防
など様々な効果や効能が得られる健康フードとして有名ですが、食べ過ぎることで
・下痢
・便秘
・甲状腺疾患
・肥満
などを引き起こす原因となります。
副作用が起こる理由
もずく酢 / is_kyoto_jp
なぜ、このような副作用が出てしまうのかと言いますと、もずく酢に使用されているお酢は、アルコール発酵が進んだものであるため、適量摂取ならば副交感神経を刺激するだけで済むのですが、摂り過ぎてしまうと下痢や便秘を引き起こす原因となってしまうのです。
また、もずく酢で最も注意しなければならないのが甲状腺疾患です。
もずくをはじめ、昆布やひじき、わかめなどの海藻類には甲状腺ホルモンの主原料となる「ヨウ素 (ヨード)」が豊富に含まれています。
そのため、ヨウ素を含む食品は健康に良いとされていますが、人間が1日に甲状腺ホルモンを作るのに必要なヨウ素の量は、成人で0.095mg (上限3mg)と決まっており、それ以上摂取してしまうと甲状腺肥大や甲状腺ホルモンの異常など甲状腺疾患を誘発させる原因となります。
もずく酢に含まれるヨウ素の量は、もずく酢1パック80gだった場合、およそ1.2mgとなりますので、もし3パック食べてしまった場合、1日のヨウ素摂取量をオーバーしてしまうことになります。
もずく酢は身体に良い食べ物だからと言って食べ過ぎるのは控えた方が良いでしょう。
まとめ
今回はもずく酢の食べ過ぎによる副作用を中心にご説明させて頂きましたが、いかがでしたでしょうか。
もずく酢を実際に食べて痩せた方も多いですが、お酢には食欲を増進させる効果があり、しかも腹持ちも良い方ではありませんので、もずく酢ダイエットに挑戦される方は、必ず正しい方法でチャレンジするようにし、1日の摂取量を必ず守って安全に取り組みましょう。