ミルフィーユやクロワッサン、アップルパイなど冷凍パイシートを用いた絶品料理は数多く存在します。
現在では冷凍パイシートは様々な料理に用いられており、デザートだけではなく、キッシュやミートパイ、ポットパイなどのおかずパイにも用いられています。
そこで、お勧めのおかずパイをご紹介したいと思います。
そもそもパイシートとは?
Triangle Chocolate Pie (Tokyo, Japan) / t-mizo
パイシートとは、パイ皮用に製造されたフレンチパイと呼ばれる折りパイ生地のことを指します。
現在では冷凍タイプや冷蔵タイプなども販売されており、様々な場面で活用されています。
パイシートは薄い小麦粉と油脂の層が幾つか重なり合っており、熱が加わると生地に含まれる油脂が溶け出し、層と層の間に空間が生まれます。
すると口にした際にサクッとした歯切れの良い食感が感じられるのです。
冷凍パイシートを使用する際、解凍するかと思いますが、解凍後の再冷凍はパイ生地の劣化が著しくなるため控えましょう。
また、パイシートを使用する際、解凍してから調理を行うと生地に含まれる油脂が溶け出してしまい、完成した際に綺麗な層が作られないため、半解凍の状態で調理を行うようにしましょう。
冷凍パイシートを用いたおかずパイのお勧め調理法とは?
冷凍パイシートを用いて初めておかずパイを作る場合、キッシュやミートパイ、ポットパイがお勧めです。
キッシュ
ドフィノア・キッシュ / dreamcat115
キッシュとは、フランスのアルザス・ロレーヌ地方で昔から食べられている郷土料理です。
パイ生地などを用いて器を作り、卵や生クリームにひき肉やほうれん草などといった野菜を加えて混ぜ合わせ、グリュイエールチーズなどの熟したチーズをふんだんに使用し、オーブンでこんがりと焼き上げた料理です。
大勢が集まる際や酒の肴として召し上がる方が多く、定番のおかずパイと言えます。
ミートパイ
ミートパイ / luckypines
ミートパイとは、古代エジプト時代から食べられている歴史ある1品です。
私たちが知っているミートパイのかたちになったのは古代ローマ時代と言われており、パイ生地の中に牛肉などを入れて焼き上げるという現在のかたちとなったと言われています。
しかし、世界各国でミートパイが食べられているため、はっきりとしたミートパイの起源が判明していません。
日本でも夏野菜とひき肉をたっぷり使用したミートパイなどが作られており、世界中から愛されているおかずパイだということが分かります。
ポットパイ
Mmm… turkey pot pie / jeffreyw
ポットパイとは、底面と上面を薄いパイ生地で包み込み、オーブンでこんがりと焼き上げたあっさり塩味のおかずパイです。
ポットパイといえばケンタッキーを思い浮かべる方も少なくないのではないでしょうか。
国によってポットパイが違い、日本ではパイ生地の中にシチューを入れて食べるのが一般的となっています。
また、マグカップにシチューなどを入れてパイ生地で蓋をし、オーブンでこんがり焼き上げるという方もいらっしゃいます。
まとめ
他にも冷凍パイシートを用いてピザを作ったりスコッチエッグを作ることも可能です。
最も簡単なおかずパイはアスパラガスにベーコンを巻き、クルクルと冷凍パイシートを巻き付けてオーブンで焼くおかずパイがお勧めです。
また、小腹が空いたときに最適なウインナーロールもお手軽に作ることが出来ますので、冷凍パイシートがご自宅に余っている場合は色々と試してみると良いでしょう。