旬のあさりには、カルシウムやカリウム、亜鉛、鉄などのミネラルが豊富に含まれており、特にビタミンB12は、100gあたり52.4μgと、貝類のなかでトップクラスを誇ります。
あさりといえば、酒蒸しや深川飯、ボンゴレパスタ、クラムチャウダーなど、和洋折衷さまざまな料理へと姿を変えることができる万能食材のひとつですが、そのなかでも、特にたくさんの日本人から愛されている食べ方があります。
それは「お味噌汁」です。
今回は、あさりの味噌汁で人気の味付けとおいしい出汁の取り方をご紹介します。
あさりのお味噌汁の作り方
あさり汁 / norio_nomura
お味噌汁は、各家庭によって、お味噌の種類や具材がまったく異なるため、「絶対においしい!」という作り方がありません。
そこで、これから初めてあさりのお味噌汁を作ろうとお考えの、一人暮らしの社会人や学生さん向けの、定番あさりのお味噌汁の作り方をご紹介します。
【定番】あさりのお味噌汁の作り方
[材料 (3人前)]
あさり 200gほど
水 500ml
昆布 5g
味噌 大さじ2杯ほど[下準備]
・あさりの砂抜きと塩抜きを済ませておく。
・お味噌汁を作る前に、必ず屋外で貝同士をゴリゴリと擦り合わせて汚れと雑菌を落としておく。[手順]
①鍋にあさり、昆布、水を入れ、火にかけます。
※弱火から少し火を強くした程度の火力で、じっくり沸かすのがポイントです。②①が沸騰しかけてきたら、アクを取り除きましょう。
③沸騰したら、昆布を取り出し、火を弱めます。
※このタイミングで、スナップエンドウや絹さやなどをお好みで入れてください。
※青みの野菜は、サッと茹でるのがポイントです。④味噌を溶き入れ、沸騰局膳まで熱してください。
⑤④をお椀に注いだら完成です。
うまい出汁の出し方
あさりうどんを滑り込みで食べれた。 / y_ogagaga
カツオや昆布、煮干しから取った出汁を使って、お味噌汁を作るのも良いですが、せっかく活きの良い新鮮なあさりを使ってお味噌汁を作るのですから、ここはあさりの出汁を使って、旨味たっぷりのお味噌汁を作ってみませんか。
あさりの出汁から作るお味噌汁は、磯の香が楽しめるだけではなく、出汁を取りながら具材として使えるなどのメリットがあります。
では、さっそくあさりのうまい出汁の出し方をご紹介します。
[材料]
あさり 300g
昆布 5g[下準備]
・砂抜きと塩抜きをしておきましょう。
・調理前に、必ず屋外で貝同士をゴリゴリと擦り合わせて、表面に付着した汚れや雑菌を洗い流してください。[手順]
①鍋にあさり、昆布、水を入れ、火にかけます。②アクをサッと取り除き、あさりがくちを開いたら、すばやく味噌を溶き入れてください。
※あさりのアクは、ある程度昆布が吸い取ってくれますので、そんなに一生懸命に取り除かなくてもOK!③ひと煮立ちさせたら、直ぐに火を止めて完了です。
出汁の取り方を間違えてしまうと、せっかくの風味が台無しになってしまいますので、正しい手順で出汁を取ってゆきましょう。
まとめ
あさりのお味噌汁で人気の味付けとうまい出汁の出し方についてご紹介させて頂きましたが、いかがでしたでしょうか。
あさりは、ビタミンCやビタミンDが豊富に含まれている食材と相性が良いので、これからあさりのお味噌汁を作ろうとお考えの方は、ビタミンCやビタミンDが豊富に含まれている食材と一緒にお味噌汁を作ってみませんか。