ですが、どんな野菜でも350g摂取すれば良いというわけでもありません。厚生労働省は、1日に緑黄色野菜120g、その他の野菜230gの合計350g摂取することとしており、キャベツやダイコンなどの淡色野菜をたくさん食べたとしても1日の摂取量には満たないことになりますので、注意が必要です。
野菜を食べないからと言ってすぐに身体に異変が現れるかと言われるとそうでもありませんが、慢性的な野菜不足が続いてしまうと、身体の様々な部分に影響が表れ始め、最悪の場合、死に至ることもあります。今回は野菜不足で起こる症状や病気についてご説明します。
野菜不足で起こる症状
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野菜には、ビタミン類やミネラル類、食物繊維など様々な栄養成分が含まれており、これらの栄養素が不足してしまうと、身体の様々な部分に影響が表れ始めます。では、野菜不足に陥るとどのような症状が現れるのでしょうか。
野菜不足になると表れる症状
・便秘
・免疫力の低下
・感情の起伏が激しくなる
・ニキビや吹き出物などの肌荒れ
・口内炎
・頭痛
他にもアレルギー症状の重症化や抜け毛、シミやシワなどの肌老化なども野菜不足の症状になりますので、こういった症状がみられる方は注意が必要です。
さらに、慢性的な野菜不足が長年続いてしまうと、動脈硬化や高血圧、糖尿病などの生活習慣病やうつ病、痛風など様々な病気にかかりやすくなり、男性の場合は夜の営みにも悪影響が表れるようになるため、こうした病気にならないためにも日頃から積極的に野菜を摂取するように心掛けましょう。
子どもの野菜不足による身体への影響
野菜 / dreamcat115
最近では、野菜嫌いの子どもも増えており、お父さんやお母さんは「いつか、おいしいと言って食べてくれる日が来る」と信じ、子どもたちが好きな野菜以外は食卓に並べないという偏った食事を摂らせていませんか。成長期の子どもたちにとって、野菜はとても大切な食べ物ですので、食べずに成長してしまうと、深刻な問題が起こる可能性があります。
では、成長期の子どもたちが野菜不足に陥るとどのような症状が現れるのでしょうか。
子どもの野菜不足になると表れる症状
・骨や歯が脆くなる
・虫歯になりやすくなる
・便秘体質になる
・ニキビや吹き出物などの肌トラブルを引き起こしやすくなる
・肥満になる
・イライラしたり、落ち着きがなくなる
・身長が伸びなくなる
他にも様々な影響が身体に表れるようになります。
野菜嫌いな子どもたちに野菜を食べさせるのは、とても大変なことではありますが、子どもたちが将来健やかな生活を送るためには、とても重要なことですので、お父さんやお母さんは子どもたちが野菜を好きになるよう、積極的な食育を行うようにしましょう。
まとめ
今回は野菜不足が原因で起こる症状や病気についてご説明させて頂きましたが、いかがでしたでしょうか。いきなり野菜不足を解消しようとしても、1日に緑黄色野菜を120g、その他野菜を230gの合計350g摂取することはとても大変なことです。
なので、個人的には青汁を飲みながら、生活習慣や食生活の改善を図ってゆくことが1番だと思いますので、是非、この機会に生活習慣や食生活を見直し、どのくらい野菜が不足しているのかを再確認してみてはいかがでしょうか。