人間は野菜不足に陥ると、イライラしやすくなる・肌が汚くなる・慢性的な疲労感・口内炎ができやすくなるなど身体のあちらこちらに様々な異常が現れるようになり、最悪の場合、死に至る可能性もあります。
ですが、染み付いてしまった食生活を今すぐ変えるというのは、難しいものですよね。
そこで、今回は現代日本人の野菜不足を一瞬で解消できてしまう画期的なアイテムがあります。
それは「野菜パウダー」です。
野菜パウダー自体は平成16年に農薬や農業生産資材を扱う三笠産業によって既に製品化されていたのですが、当時は製菓・製パン・製麺の業務用として用いられることが多かったため、あまり知られておりませんでした。
しかし、ドレッシングや醤油、味噌といった調味料が粉末化され、グルメな方々を中心に空前のパウダーブームが到来し、さらに手軽に野菜不足を解消したいという方々の強い思いが相俟って、2016年現在、未曽有の野菜パウダーブームとなっています。
なかでも「レンコンパウダー」は、高い人気を誇っており、ヨーグルトなどの乳製品と共に摂取すると体質が改善されるということで女性を中心に絶大な人気を誇っています。
そこで、今回は巷で話題のレンコンパウダーの気になる効果や効能と手作りレシピをご紹介します。
レンコンパウダーの気になる効果や効能とは?
蓮根の鰹節煮 / dreamcat115
レンコンパウダーとは、特殊な粉砕技術 (気流式粉砕)によって平均粒子20μm以下のサラサラなパウダー状に加工された粉末野菜です。
レンコンを丸ごと粉末状にしているため、レンコンに含有されている栄養成分がぎっしり詰まっています。
レンコンと言えば、無数の穴が開いていることから「見通しがきく」という意味を持つ縁起物でもあり、おせち料理や桃の節句などのお祝い行事のメニューにも用いられています。
レンコンには、ムチン・タンニン・ビタミンCなどの栄養素が豊富に含まれており、胃や腸の健康を保つ効能をはじめ、免疫力向上・抗ストレス作用・肌荒れ予防・生活習慣病の予防・便秘改善などに効果を発揮すると言われています。
しかし、レンコンに含まれるムチンやビタミンCは、水溶性のため、灰汁抜きや調理中に溶け出してしまい、せっかくの栄養素を満足に摂取することができなかったり、レンコンに含有されているタンニンによって酸化が進み、黒ずんでしまうなど、意外と調理するのが難しい野菜でもあります。
ですが、レンコンパウダーならば、レンコンに含まれる栄養素を余すことなく摂取することが出来ますし、さらにアトピー性皮膚炎や花粉症の緩和・ドライマウスやドライアイ、ドライノーズの改善・乾燥肌の改善などにも効果を発揮します。
レンコンパウダーを使用することで、レンコンに含まれる栄養素を余すことなく摂取することができ、さらに野菜嫌いの子どもたちでも安心して召し上がることができるというメリットもありますので、子どもたちが大好きなハンバーグやつくねのつなぎとつなぎやヨーグルトに混ぜ合わせて花粉症対策を行うなど、様々なシーンで活用することができます。
レンコンパウダーの作り方
れんこんのきんぴら / yoppy
ところで、もうすぐレンコンのシーズンですね!
レンコンといえば、9月から12月の秋冬に旬を迎える野菜なのですが、夏場に収穫される新レンコンは、冬に収穫されるレンコンに比べて、柔らかく、みずみずしいのが特徴です。また、アクが少ないため、しつこさも無くあっさりとした味わいが楽しめると、たいへん人気があります。
そんなレンコンを使ったレンコンパウダーのレシピをご紹介したいと思います。
レンコンパウダーの作り方
材料
・レンコン:適量材料
①レンコンは皮を剥かずに2mmから3mm幅で薄くカットしてゆきます。②2日から3日ほど天日干しをします。
③レンコンからしっかり水分が抜けたのを確認したら、フードプロセッサーなどで粉砕します。
まるで梅干しを作っているかのようですね。
夏場は晴天の日が多いので、すぐに乾いてしまうかと思いますが、秋は秋雨前線などの影響で雨の日が続く可能性があります。5日間晴天が続く日を狙い、天日干しをするようにしましょう。
まとめ
今回は巷で話題のレンコンパウダーについてご説明させて頂きましたが、いかがでしたでしょうか。
レンコンパウダーのほかにも、ほうれん草・かぼちゃ・生姜・牛蒡・小松菜・紫芋・人参・柚子など様々な野菜パウダーが販売されておりますので、この機会にご自身に不足している栄養素は何かを考え、野菜パウダーを購入し、食生活の改善を図ってみてはいかがでしょうか。