日本では長年の不景気が続いており、結婚後も働く女性も増加しています。
炊事・洗濯・掃除に加え、子育てや労働など休む暇がないお母さんにとって作り置きが出来るおかずは重宝します。
そこで今回は、大人も子供も喜ぶ作り置きに最適なおかずをご紹介したいと思います。
作り置きの歴史は古かった!
作り置きの定番メニューといえばシチューやカレー、おでんなど煮込み系や鍋料理が一般的ですが、江戸時代では漬物や昆布、佃煮に煎り酒などの常備菜が大活躍していました。
特に煎り酒や佃煮は昔の人にとって非常に重宝されていた作り置きのおかずだったそうです。
煎り酒とは、梅干しを純米酒で煮出した万能調味料で、醤油の代用品としてよく用いられていました。
佃煮はおにぎりやお茶漬けに最適なおかずとして人々から愛されていました。
佃煮は海鮮をはじめ、豆や肉と様々な食材で作れるうえに、保存期間が2週間以上と長く、現在でも男性や高齢者の方から人気の高いおかずとなっています。
作り置きのおかずを作るコツ!
佃煮 / june29
作り置きのおかずを作る前に色々と行っておくと通常より長く日持ちさせることができ、味も落ちにくくすることがあります。
その方法とは、いくつかありますので、1つずつご紹介させて頂きます。
調理器具の消毒をする
作り置きのおかずを作る前に包丁やまな板、流し台や床などを徹底的に除菌すると雑菌の繁殖を最小限に留めることが出来ます。速乾性のあるスプレータイプのアルコール消毒液がお勧めです。また、キッチンタオルや布巾はいくつか用意しておくと良いでしょう。
食材にはしっかりと火を通す
生焼けや半生の状態で作り置きのおかずを作ってしまうと、菌の繁殖を早める危険性があるため、食材はしっかりと火を通しましょう。特に切り干し大根やひじき、おからなどは要注意です。水分の多い料理である佃煮や炒め物は水分を極限まで飛ばしてしまうことが望ましいです。
食材の水気はしっかりと切っておく
おひたしや和え物、サラダなどは水分が多いため、菌の繁殖を早める危険性があります。ギュッと絞って、水が滴り落ちないのを確認しましょう。野菜などは日にちが経つ毎に中に含まれている水分がじわじわと染み出してきます。非常に不味くなるため早めに食べてしまいましょう。
お酢やスパイスなど味付けを濃くする
おせち料理もそうですが、長期間日持ちさせる料理は味が濃いものが多いです。唐辛子やコショウ、ニンニクに生姜などは非常に殺菌効果の高い食材ですので、作り置きのおかずで使用するには重宝します。オイルやお酢で漬け込んだおかずも長期間保存が利くので、食材をオイルやお酢が浸るように深く漬け込んでおきましょう。
作り置きのおかずで人気の高い料理とは?
牛肉と牛蒡のしぐれ煮 / Dakiny
お弁当の定番になりつつあるナポリタンは、余った麺を冷凍保存しておき、朝に玉ねぎやウインナーと一緒に炒め、ケチャップで味付けするだけで完成するお手軽料理となっています。
忙しいお母さんに大人気の作り置きレシピとして数多くのサイトに掲載されています。
スタミナたっぷりの肉料理を作り置きしたいときは、ミートローフや豚コマとんかつ、から揚げなどが人気です。
野菜を使った作り置き出来るおかずで人気の高いグラッセやブロッコリーとスイートコーンを使ったチーズ焼きやナムルがお勧めです。
独り暮らしの男性から厚い支持を得ている作り置きおかずは牛肉のしぐれ煮や肉みそ、茹で鶏やふりかけなどです。
今の時代、男性も女性に劣らず料理が出来るため、作り置き出来るおかずも凝ったものが多い傾向にあります。
女性が作り置きするおかずは主にお弁当に入れるためのものが多いのですが、男性はお酒のおつまみとして作り置きのおかずを作る傾向にあります。女性と男性ではこういった細かい部分の違いがあるのですね。