ふと気が付くと、びっくりするような姿になっていた!なんて話も聞きます。芽が生えたじゃがいもって、けっこう怖い見た目をしています。
今回は、そんなじゃがいもについて、芽を出させない保存の仕方などをご紹介していきます。
じゃがいもって根っこ?茎?
potato / じゃがいも / kayakaya
じゃがいもは根っこなのか?茎なのか?という疑問についてですが…
これって知っている人は多いのでしょうか?恥ずかしながら私は知らなかったのですが、じゃがいもは根っこではなく、茎の部分が変化してじゃがいもになるのだそうです。
同じイモ類のサツマイモは根っこからできているそうで、野菜も勉強してみるといろいろ個性があっておもしろいなあ、と思ったのでした。
じゃがいもから芽を出さないようにするには?
Potato / Focx Photography
じゃがいもには“休眠期間”というのがあって、収穫されてから約3ヶ月間の内の発芽はありません。休眠期間を過ぎたじゃがいもは、芽が出やすい状態になっています。
芽が出ているじゃがいもでは、ソラニンという毒が作られています。ソラニンは、人が食べると腹痛や下痢、吐き気などの症状が現れることもある、中毒性のある成分です。芽が出ていいるじゃがいもを料理に使うときは、芽の周辺も切り取ってから使うようにしなければいけません。
料理をするときにも手間になりますし、なによりもったいなく感じます。なるべくじゃがいもから芽が出ないように保存したいものですが、どうやって保存すれば芽がでないようになるのでしょうか。
じゃがいもの芽が出る条件は、
・休眠期間を過ぎている
・温かい気温(10~20℃)
・明るい場所(蛍光灯の明るさも含みます)
・湿度が高い
の4つです。
なので、基本的には“日の当たらない涼しくて風通しの良い場所”に保存するのが良いです。
他にも参考にしていただきたいじゃがいもの芽が出ないようにする保存方法があるのでご紹介していきますね。
①5℃以下で保存する
じゃがいもは温度でいうと、5℃以下であれば芽を出さないそうです。じゃがいもを常温で保存しているご家庭も多いかと思いますが、芽を出さないようにしたいのであれば、冷蔵庫の野菜室での保存がおすすめです。低温で保存されたじゃがいもは、甘みが増しておいしいそうですよ。
ただし、冷蔵庫での保存は少々乾燥しやすい点がデメリットとしてあります。乾燥が気になるときには、ビニール袋に入れて保存すると、乾燥を遅らせることができると思います。
②りんごと一緒に保存する
りんごからは、エチレンガスという果物を熟させる作用のあるガスが出ています。もう一つ、エチレンガスには、じゃがいもの芽を出にくくさせる作用もあります。
じゃがいもをたくさんいただいたときなど、じゃがいもの段ボールの中に一緒にりんごを入れておくことで芽が出にくくすることができます。
土の中に埋める
じゃがいもを土の中で保存をすることで芽が出にくくなります。埋める場所は、日が当たらない涼しい場所で、風通しが良い場所が良いです。
お庭など、外に土のあるスペースがない時には、発泡スチロールの箱の中に土を入れて、保存をしても同じような効果が期待できます。
まとめ
以上、じゃがいもは茎か?根っこか?そして、じゃがいもから芽が出にくくする保存方法についてご紹介しました。
忙しくて買い物の時間もなかなか取れない方が多いでしょうから、保存のきく食材はなるべくストックしておきたいですからね。ちなみに湿気が気になる季節には、新聞紙で包むと良いです。新聞紙が湿気を吸い取ってくれます。