ネバネバの定番食材というと納豆やオクラなどが挙げられますが、
トロネバ食材といえば長芋ですよね!
ホカホカのご飯の上にすりおろした長芋をかけて食べるとサラサラと食べられるため、食欲が湧かない夏場には最適です。
しかし、長芋の賞味期限は最大で3日前後と言われており、購入したら近日中には使い切らなければなりません。
そこで、長芋を長期間保存することが出来る冷凍保存方法をご紹介したいと思います。
長芋の冷凍保存のやり方を大公開!
幕別町近郊の長芋畑 / s.sawada
長芋の特徴といえば、あのシャクシャクとした軽やかな食感ではないでしょうか。
しかし、長芋を冷凍保存してしまうとこの食感が損なわれてしまいます。
そのため、短冊切りで冷凍保存することは不可能です。
長芋を冷凍保存する場合はすりおろして保存するのが一般的な方法となっています。
では、長芋の冷凍保存方法をご紹介したいと思います。
長芋の冷凍保存方法
①長芋の表皮を剥いたら、酢水に漬けこみます。長芋を酢水に漬けこむことで長芋の変色を防ぐことが出来ます
②滅菌処理を行ったおろし金具で長芋をすりおろします。
③密閉袋を用意し、すりおろした長芋を中へ入れます。このとき出来る限り平らになるように詰め込みます。封をする際、ストローなどで中の空気を吸い出しておくと良いでしょう。
④金属製のトレイの上にすりおろした長芋の入った密閉袋を乗せて冷凍庫へ入れます。使用する金属製のトレイはステンレス製を用いると熱伝導が良く、急速に冷却させることが出来ますのでお勧めです。
おろし金具で作るのが面倒な方はフートプロセッサーを用いると簡単に長芋をすりおろすことが可能です。
①長芋の表皮を剥き、3cm前後の角切りにします。
②流水でサッと洗い、ボールに長芋を投入し、ひたひたの量の水とお酢を注ぎ、10分間放置します。こうすることによって、長芋の変色を防ぎます。
③長芋をざるに揚げ、水気を切ったらフードプロセッサーに入れて粉砕して行きます。
④密閉袋に粉砕した長芋を流し入れます。
⑤厚さ1cm前後の平らな状態にし、金属製のトレイの上に乗せて冷凍庫へ保存します。
長芋の冷凍保存期間は最大で1か月です。
密閉袋に長芋をすりおろした年月日を記載しておくといつまでに使い切れば良いか一目で分かるので、忘れずに年月日を記載しておきましょう。
長芋を丸ごと冷凍するとどうなる?
#jisui 長芋ってざくっと切ってめんつゆかけるとうめえ! / kimishowota
長芋の冷凍方法をご紹介しましたが、なぜ長芋をすりおろして保存しなければならないのかをご説明します。
先ほど短冊切りをした長芋は冷凍保存をしない方が良いとご説明しましたが、その理由は長芋をすりおろさずに冷凍保存してしまうと長芋の繊維が破壊され、解凍後長芋のみずみずしさが失われ、しおれしぼんでしまうのです。
しかし、すりおろした状態で冷凍保存するとそういった問題が起こらず、解凍後も鮮度が保たれた状態で使用することが出来ます。
冷凍保存以外で長芋を保存する方法
冷凍保存以外で長芋を保存したい場合は、箱いっぱいにおがくずを入れ、その中に丸ごと長芋を入れて保存しましょう。
もし、おがくずが無い場合は長芋の乾燥を防ぐため新聞紙で丁寧に包み込み、風通しの良い冷たくて暗い場所へ保管しておきましょう。この状態でおよそ1か月保管することが可能です。
スーパーやデパートでカット売りされていた長芋を購入した際は、ラップで厳重に長芋を包み込み、冷蔵庫へ入れます。カットされた長芋はこの保存方法で最大10日持たせることが可能です。
まとめ
冷凍した長芋は自然解凍させ、お好み焼きの材料として用いたり、温かいご飯や蕎麦の上に乗せて召し上がることが可能です。
また、団子の材料として用いることも可能です。
少々手間は掛かりますが、天麩羅にして召し上がる方もおられます。
長芋の旬は11月から12月頃に収穫される「秋掘り」と3月から4月に収穫される「春掘り」の年に2回ありますので、良質な長芋が入手出来たらすりおろして冷凍保存してみてはいかがでしょうか。