わらび餅の作り方と片栗粉で簡単に作るコツとは?

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わらび餅の作り方と片栗粉で簡単に作るコツとは?春の風物詩として知られるわらび餅ですが、現在はひんやり和スイーツの定番として愛されています。

わらび餅といえば、プルプル&モチモチした食感を持つ透明なお餅にきな粉をまぶしたスイーツとして知られていますが、実は本来のわらび餅は黒々とした強い弾力を持ったスイーツなのです。その原材料である本わらび粉は、野山の日当たりの良い乾燥地帯に群生している蕨の根を掘り起し、叩いてほぐした後、綺麗に洗浄してデンプンを取り出し、しっかり乾燥させたものです。

本わらび粉とわらび粉


本わらび粉の製法は上記に挙げた通り、とってもシンプルなのですが、実は本わらび粉は10kgのわらびの根からたった70gしか作ることができないうえ、冬の寒い時期に根を掘り出し、寒さの厳しい季節に冷水で何度も根を洗わなければなりません。

さらに、本わらび粉になるまでにはおよそ6か月かかるため、非常に手間暇がかかるため、現代ではさつまいもやタピオカなどから採れるデンプンや製造が比較的簡単な葛粉を「わらび粉」として販売しているそうです。

「わらび粉が一切含まれていないのでは食品偽装なのでは?」と思われる方もいらっしゃると思いますが、これは食品偽装でもなんでもなく、わらび粉が一切含まれていない本わらび粉であっても法律上何の問題もありません。

しかし、わらび粉には製法によって「並」「極上」「究極」の3つのランクに分けられており、究極になると年間に200kgしか採取されておらず、幻といわれています。また、糖度の高い究極のわらび粉でわらび餅を作ると琥珀色もしくは黒々としたお餅になると言われています。

そんなわらび餅ですが、最近では市販のわらび粉ではなく、お手頃価格で購入できる片栗粉を使ってダイエット中の方でも安心して食べられるわらび餅レシピが続々と誕生しており、話題となっています。

そこで、今回は本わらび粉で作るわらび餅の作り方と片栗粉で作るヘルシーなわらび餅の作り方をご紹介します。

本わらび粉で作る正統派わらび餅の作り方



DSC_0141 / maicos

本わらび粉で作るわらび餅は、艶やかで美しい黒色をしており、粘り強く、デンプン独特の臭いも一切感じられません。とても食べごたえのある弾力を持っているため、1度味わってしまったら後戻りができなくなると言われています。

では、国産本わらび粉100%のわらび餅の作り方をご紹介します。

材料

・国産本わらび粉:50g
・水:250ml
・グラニュー糖:100g
・きな粉:トッピング用
・黒みつ:トッピング用

作り方

①鍋に本わらび粉とグラニュー糖を入れ、水を少しずつ加えながら、しっかり混ぜ合わせ、溶かしてゆきます。

②鍋を中火で温めてゆきます。その際、生地が透明に変化し、強い粘りが出るまで、木べらで混ぜながら煮詰めます。焦げやすいので、火加減には細心の注意を払って下さい。

③ふるいにかけたきな粉をバットに敷き、煮詰めた生地を乗せて、全体にきな粉をまぶします。

※生地がとても熱くなっていますので、やけどをしないようにご注意ください。

④全体にきな粉が付着したら、食べやすいサイズにちぎってゆきます。

⑤食べる30分前に冷蔵庫へ入れ、しっかり冷やしたら完成です。

わらび餅は長時間冷やすと食感が悪くなるため、30分以上冷やさないようにしましょう。


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片栗粉で作るなんちゃってわらび餅の作り方



WARABIMOCHI / fox_kiyo

わらび餅はわらび粉を使って作るのが基本ですが、スーパーやデパートなどで販売されている一般的なわらび粉は、さつまいもやタピオカなどのから採れるデンプンや葛粉に糖質をプラスして販売しているため、高カロリースイーツとなります。

しかし、灰褐色の本わらび粉から作られるわらび餅はカロリーが低いため、ダイエット中の方にはオススメです。しかし、本わらび餅は高級品ですので、滅多に購入することができません。そこで、低カロリーな片栗粉を使ってなんちゃってわらび餅を作るのが若い女性たちの間でブームとなっています。

それでは、作り方をご紹介します。

材料

・片栗粉:50g
・砂糖:大さじ1.5杯
・水:250cc
・きな粉:大さじ2杯
・砂糖:大さじ1杯

作り方

①鍋に片栗粉・砂糖・水を加え、くっつかないように混ぜます。

②中火にかけ、少しとろみが出てくるまで手を休めずしっかり混ぜます。

③とろりとなってきたら、弱火にし、半透明になるまで手早く混ぜます。

④1つのかたまりになったら火を止めて20秒間さらに混ぜます。

⑤氷水を用意し、ひと口大のサイズに整えた④を入れてゆきます。

⑥きな粉をふるいにかけ、砂糖と混ぜておきます。

⑦しっかり冷やした⑤の水気を切り、涼しげな器に乗せて、上から⑥をまぶして完成です。

本わらび餅同様、長時間冷蔵庫で保存すると固くなってしまうため、出来る限り作りたてを食べるようにしましょう。

まとめ


本わらび粉で作られたわらび餅には、蕨の栄養がたっぷり詰まっており、動脈硬化やガン予防に効果があると言われています。

また、葉酸がたっぷり含まれているので、妊娠中や授乳中の女性にオススメしたい食べ物の1つですが、大量に摂取すると健康を害する危険性があるため、医師と相談してから摂取するようにしましょう。

本わらび粉は100gでおよそ21kcal、片栗粉は3gあたりおよそ10kcalですので、本わらび粉が購入出来た方は本わらび餅を作り、ダイエット中のおやつには片栗粉で作ったなんちゃってわらび餅がオススメです。
ですが、どちらも食べ過ぎにはご注意くださいね。


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  • 2016 01.28
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