お菓子作りの仕上げにココアパウダーを使うととても見た目も抜群に美味しくなりますよね。
そんなココアパウダーと似ている純ココア。
ココアパウダーと純ココアは、いったい何が違うのでしょうか?
今回は、ココアパウダーと純ココアについて、作り方の違いなどをご紹介していきます。最後に余ったココアパウダーの正しい保存方法についても書きます。
ココアパウダーと純ココアは違うもの?
基本的にはココアパウダーと純ココアに違いはなく、同じ物です。呼び方が2種類ある、ということになります。
名前にココアとあるので、甘い味を想像する人も多いと思いますが、どちらも無調整なので、甘みはありません。
なので、買ってきた状態で舐めるととても苦いです!知らずに舐めてしまわないように注意しましょう…
個人的なイメージですが、ココアパウダーはお菓子作りに使い、純ココアはホットココアなどの飲み物に使うイメージを持っています。
純ココアが商品名として使われているからだと思います。粉末タイプの飲み物のコーナーにあった記憶があります。
ちなみにその商品のその原材料の欄にはココアパウダーという記載がされています。ココアパウダーはスーパーのお菓子作りのコーナーで見かけますよね。
ココアパウダー(純ココア)とは?
ココアパウダーは、カカオ豆からできていて、ココアや洋菓子の原料となります。脂肪分が11~23%含まれているそうです。
もう少し詳しくお話しすると、カカオ豆のカカオマスから、ココアバターを絞り、細かく砕いて粉末にしたものをココアパウダーと言います。
カカオマスやらココアバターやら、いろいろな名前が出てきて一気に難しくなりましたが、そんなココアパウダーには、2つの製法があります。
①ブロマプロセス
カカオ豆から作られるカカオマスを油圧圧搾する製法です。色は少し赤みがあり、香りが強く、味は苦く酸味があります。
ブロマプロセスで作られたココアパウダーは、苦味や酸味があるために、脂肪分や糖分の多い料理に向いていると言われています。
②ダッチプロセス
中和をしながら作る製法です。色はチョコレート色で、穏やかな風味と滑らかさがあります。
ダッチプロセスで作られたココアパウダーは、アイスクリームや焼き菓子に向いています。
ココアパウダーの正しい保存方法
ココアパウダーって、お菓子作りの後にたくさん余ったしまうことがありませんか?
私もバレンタインで使ったココアパウダーが毎年たくさん余ってしまいます。
そんなココアパウダーの保存方法ですが、湿気を吸いやすいので、袋を開封した後はタッパーやジップ付きの袋などの密閉できる容器に入れて保存するのが良いとされています。
また、常温での保存は避けた方が良さそうです。
理由は、温度の変化によって味や香りが変わってしまいやすいからだそうです。
なので、密閉容器に入れたあとは冷蔵庫で保存しましょう。このとき、中の空気はなるべく出してしまってから保存すると酸化を防ぐことができます。
ちなみにココアにも虫が湧くことがあるそうです…
虫入りのココアを飲んでしまった、という恐ろしい経験をした人もいましたので、そんなことがないように保存方法はきっちりとしておきたいところです。
ココアパウダーも、新鮮なほど美味しくいただけます。この方法で保存したココアパウダーは、3ヶ月以内を目安に使い切るようにしてくださいね。
まとめ
以上、ココアパウダーと純ココアの違いや、作り方について詳しくご紹介しました。
最後にココアパウダーの保存方法もご紹介しましたので、参考にしてくださいね!