みんなが大好きなふわふわなスポンジケーキ!
ケーキ屋さんみたいなおいしい“ふわふわ”なスポンジケーキを家でも作りたいですよね。
でも意外と繊細なスポンジケーキは失敗してしまうこともしばしば。
どうしたら失敗せずにふわふわなスポンジケーキが焼けるのでしょう?!
スポンジケーキの失敗例
Kuchen Fail / trip.mckay
・ふくらみが悪く底の方に向かって生地が詰まり重くなっている
→バターの温度が低すぎて生地になじまず沈んでしまった。生地を混ぜすぎて気泡をつぶしてしまった。
・キメが粗くぼそぼそと固い
→粉を合わせるときに混ぜなさすぎた。
・サイドがくびれて、大きい気泡がたくさんできてキメが粗い
→卵の湯煎温度が高すぎたため、泡立てすぎてこしの弱い大きい気泡がたくさんできてしまった。ミキサーが低速でキメが整わなかった。バターの温度が低すぎた。
・焼いているときからふくらみが悪く、焼き上がりも高さがたりない
→卵の気泡をつぶしすぎたか、泡立て不足が原因。また焼き時間や温度が原因の場合もある。
・焼いているとき必要以上に大きくふくらみ中央に亀裂が入ってしまった
→卵の泡立てすぎが原因。卵の温度が高すぎると泡立てすぎて大きい気泡がたくさんできてしまう。
ふわふわの生地を焼く方法
今年は手作りクリスマスケーキ / ajari
基本的なポイント
・小麦粉は20㎝以上の高さから、1回ではなく2回~3回はふるう
小麦粉をしっかりふるうことで、ダマになってしまう塊や不純物がとりのぞれ、粉にたっぷりと空気が入ります。適当にやってはいけません。
・常温の卵をつかう
レシピにもよく「卵は常温に戻しておく」と書いてありますね。冷えた卵ではキレが悪く、うまく泡立ちません。
作る工程では卵を湯煎にかけますよね。むしろあたたかいくらいの卵でなければいけません。最低でも作る1時間前には冷蔵庫から出しておきましょう。
・水分や油分のついていないきれいなボウルをつかう
水分や油分は卵白と相性が悪いため、ボウルに残っていると卵がうまく泡立ちません。
しっかりときれいな状態のボウルを使うようにしましょう。
・分量を的確に計り、変えない
お菓子作りは科学であるというほど分量が大切です。
甘さを控えたいからといって、砂糖を減らしたりしてはいけません。生クリームの砂糖などで調整しましょう。
・オーブンの予熱はしっかり!
生地を作ってからだと、どんどん気泡が消えしまいます。
作る工程でのポイント
・卵を泡立てるときは湯煎をして温めながら。
人肌程度までが目安で温めすぎはNG!!
・ハンドミキサーは絶えず動かしながら、低速でじっくりキメを細かく
高速だと早く泡立ちますが、気泡が大きくなってしまいます。
・生地はミキサーを持ち上げた時にもったりと、「の」の字が書けるくらいにしっかりと
爪楊枝を刺してみて倒れないくらいが目安です。
・小麦粉を混ぜるときはさっくりと、切るように=ボウルの底から生地をすくい取って持ち上げる
混ぜすぎも混ぜなさすぎも失敗の原因に!気泡で粉を包み込むように混ぜましょう。
・バターは別のボウルで少量の生地となじませてから加える
こうすることでバターが底に沈まず、全体に混ざりやすくなります。
まとめ
いかがでしたか??
材料も作り方シンプルなスポンジケーキ。
シンプルだからこそ、一つ一つの工程を丁寧に、コツをしっかり押さえて手際よく作りましょう。
しっかりとポイントが頭に入っていれば、簡単にふわふわなスポンジケーキがいつでもできちゃいますよ!