きくらげは、中国や韓国、日本などで食べられている食材です。中華料理やラーメンの具としてよく登場しますが、日本のスーパーや飲食店で見かけるきくらげは、ほとんどが中国から輸入されたものです。
それに対して国産のきくらげの流通量はかなり少なく、2%ほど。最近では、食にこだわりを持っている人も多いと思いますが、なるべく国産の食材を選んでおきたいところですよね。
今回は、そんな国産のきくらげについてご紹介していきます。
きくらげが注目されている理由
木須肉 / hemiolia
きくらげが最近注目されているのには、いくつかの理由があります。まず、食物繊維を豊富に含くんでいます。便秘で苦労している人や、ダイエット中の人には嬉しい情報ですね。
また、美容や健康に効果のあるビタミンDの含有量が、他の食材と比べてとても多いのです。ビタミンDは、細胞の代謝アップやカルシウムの吸収を助けてくれる働きがあって、免疫力を高めてくれることにも期待できます。
他にも、カルシウムや鉄分などの栄養素も含んでいることがわかっています。味は淡泊で目立たないきくらげですが、栄養面ではかなり期待できる食材なのですね。
このような理由から、いまきくらげが注目されている、というワケです。
国産きくらげはどこで作られる?
そんな嬉しい効果のあるきくらげですが、日本で出回っているものはそのほとんどが中国産の輸入品です。国内産のきくらげの生産量は約2%と言われています。
国産のきくらげは、鹿児島や大分、熊本など九州を中心に栽培されています。九州以外では、北海道や新潟など、生産量には差がありますが、わりと幅広く栽培がされているようです。
国産のきくらげは、中国産のものと比べると、ぷりぷりとしていておいしいそうですよ。
乾燥きくらげと、生のきくらげ
木耳 / 天問
きくらげは、ほとんどが乾燥させた状態で販売されていますが、きくらげが旬を迎える秋頃になると、生の状態で販売されているものもあります。生のきくらげは国産のきくらげなので安心ですし、乾燥したものと比べると肉厚で、歯ごたえが良いんだそうです。
生のきくらげは、天ぷらや卵炒め、酢の物として食べることが多いそうですよ。私はまだきくらげの天ぷらには出会ったことがないので、是非いつか食べてみたいです。
一方、乾燥きくらげは、生のものと比べると、1年ほどの長期保存ができますし、天日干しによってビタミンDなどの栄養素の含有量も増加しています。このように、乾燥きくらげと生のきくらげ、それぞれに違うメリットがあるのですね。
国産きくらげはどこで販売されているの?
中国産と聞くと、不安になってくる人、多いのではないでしょうか?身体の中に入れるものは、できるだけ、安心できる国産の食材を選んでおきたいですよね。
家族のご飯を作っている人ならなおさらだと思います。私たちの身体は、毎日食べている物でできているといってもいいくらいですからね。
国産のきくらげは生産量が全体の2%と少ないものの、ネット通販などでも比較的簡単に手に入れることができます。
値段は商品によって多少の違いがありますが、だいたい100gで1,500円から2,000円程度です。通販で売られている物は乾燥きくらげなので、水で戻すとかなり量が増えますし、手が届かない値段ではないと思います。
まとめ
以上、国産のきくらげについてご紹介しました。
普段口にしているきくらげは、中国産のものが多かったと思いますが、是非この機会に国産のきくらげとの違いも感じてみてくださいね。