ほうれん草は小松菜同様、スーパーやデパートの青果売り場に通年を通して陳列されていますが、全ての野菜には栄養満点でおいしい旬の時期は必ずあります。
ほうれん草の旬は寒さが厳しくなる11月から翌年の3月までとなっており、この時期のほうれん草は栄養価が高く、甘みが増すと言われています。
冬の味覚ほうれん草は、常夜鍋や鮭のクリーム煮、おひたしにグラタンなどどんな料理とも相性が良く、緑黄色野菜の中で人気の高い野菜となっています。
そんな栄養満点なほうれん草を長期間保存し、いつでもおいしく食べる方法として冷凍保存したいというお母さん方も多いのではないでしょうか。
そこで、今回は今が旬のほうれん草を冷凍保存する方法と鮮度を保ちながら解凍する方法をご紹介したいと思います。
ほうれん草の冷凍保存方法
s-IMG_0653 / eiko_eiko
ほうれん草を冷凍保存する場合、大抵は1度茹でてから食べやすいサイズにカットして、密閉袋に入れ、内部の空気をしっかり抜いて保存するのが一般的ですが、実は生のまま冷凍することが可能なことをご存知ですか?
ほうれん草を生のまま冷凍保存する場合は、ほうれん草をしっかり水で洗浄し、汚れを落とします。そして、サッと水を切り、水滴が付いた状態で密閉袋へ入れ、内部の空気をしっかり抜き取り保存します。
このとき、密閉袋は冷蔵庫内で平らになるように保存してください。
平らにせずに保存してしまうとほうれん草同士がくっついてしまい、取り出すとき大変なことになってしまいます。
生の状態で保存したほうれん草は1週間から2週間ほど保存することができるので、大量にほうれん草を購入された方はこの方法で保存してみてはいかがでしょうか。
茹でてから保存したいという方は、ほうれん草を硬めに茹でてから保存しましょう。
硬めに茹でる理由は、解凍した際にふにゃっと柔らかくなってしまい、ほうれん草の味わいを損なう可能性があるからです。
では、茹でたほうれん草の冷凍保存方法をご紹介します。
まず、硬く茹でたほうれん草を冷水に取り、しっかり冷やしてから、水気を切ります。
このとき、少しでも水滴が残っていると保存状態が悪くなるので、水切りはしっかり行うようにしましょう。
水気を充分切ったほうれん草を食べやすいサイズにカットします。離乳食や介護食としてペースト状で活用する場合はカットせずに保存してください。
カットしたほうれん草をラップで丁寧に包んだら密閉袋へ入れ、内部の空気をしっかり抜きます。冷凍庫での保管方法は生で保存する場合と同じです。
保存方法にもよりますが、茹でたほうれん草は最大で1ヶ月日持ちさせることができますので、密閉袋に冷凍した日にちを書き留めておくことをオススメします。
ほうれん草の解凍方法
ほうれん草バターポン酢。#dinner / is_kyoto_jp
では、冷凍保存したほうれん草の解凍方法をご説明します。
生のまま冷凍保存した場合、おひたしに活用するならば凍らす前と同様に茹でて解凍します。
調理に使用したい場合は、食べやすいサイズにカットし、水もしくはぬるま湯に浸し、ギュっギュッと絞ると灰汁が出てくるので、しっかり水気を切ったらあとはいつも通り調理して頂いて構いません。
茹でたほうれん草を解凍する際は、凍ったまま調理しちゃいましょう。特別解凍する必要はありません。
今回はほうれん草の冷凍保存方法と解凍方法とご説明させて頂きましたが、いかがでしたでしょうか?
ほうれん草はβカロテンやビタミンC、鉄分を豊富に含んでいるため、ガン予防など生活習慣病の予防や肌荒れ改善などの美容効果を得ることができます。
消化も良いので、体質改善にも効果が期待できるので、今年の冬はほうれん草を冷凍保存し、上手く活用しながら寒い冬を乗り切ってみてはいかがでしょうか。