夏野菜の茄子をみりんや醤油などで味付けしただし汁を鍋に注ぎ、煮たものを「なすびの煮浸し」と言います。
よくおひたしや含め煮などに間違われるのですが、食材を茹でた後、器に盛り付け、その上からだし汁をかけて召し上がるのが「おひたし」、だし汁を用いて食材を煮込むのが「煮浸し」です。
煮浸しのメリットはだし汁が浸み込みにくい食材にも利用することが出来る点です。
煮浸しに向く食材はほうれん草や青梗菜などの葉物野菜や大根などの根野菜ではなく、茄子などの皮が厚い野菜に向いている調理法です。
近年では、煮浸しを醤油や日本酒などで1から作るのではなく、めんつゆを用いて簡単に作ることが出来るようになり、今では夏の定番メニューの1つとなっています。
では、めんつゆを用いたなすびの煮浸しの作り方をご紹介します。
茄子とめんつゆに含まれる栄養素とは?
PhoTones Works #638 / TAKUMA KIMURA
なすびの煮浸しは酒の肴や夕飯・お弁当のおかずとして大人気の料理です。
茄子は100gおよそ22Kcalとたいへん低カロリーな食材なのでダイエット中の方にもお勧めです。
しかも茄子は90%以上が水分で出来ているのにも関わらず、ビタミンB群やビタミンCなどのビタミン類やカリウムに鉄分、カルシウムなどのミネラル類も含有されている健康食材なのです。
他にも茄子には、ナスニンと呼ばれるアントシアニン系の色素成分やクロロゲンと呼ばれるポリフェノールの1種などが含まれています。
めんつゆはだし汁と醤油、日本酒もしくはみりんに砂糖を加えて製造されている調味料の1種です。
めんつゆの製法は2タイプあり、1つが濃口醤油に砂糖とみりんなどを加えて煮詰めたものを「かえし」、もう1つが昆布やいりこなどから抽出されたエキスを用いて作られる「出汁」です。
めんつゆのカロリーはストレートタイプで100gおよそ44Kcalとなっています。
ですので大さじ1杯使用すると7Kcal、小さじ1杯で3Kcalとなります。
めんつゆは醤油やだし汁などがたっぷり含まれた調味料ですので、醤油やだし汁、砂糖などを用いる料理はめんつゆ1本で代用することが可能です。
しかも、醤油やだし汁、砂糖などを分けて入れるよりも、めんつゆ1本でまとめて味付けした方が摂取カロリーを抑えることができ、健康に気を遣っている方にお勧めの調味料です。
例えば、親子丼(1杯463Kcal)を作る際、醤油や砂糖、みりんを分けて用いると61Kcalとなりますが、めんつゆに切り替えただけでなんと17Kcalダウンの44Kcalとなります。
では、どんな料理にも使えることから、今では「万能調味料」と呼ばれるめんつゆを用いてなすびの煮浸しの作り方をご紹介します。
時短!めんつゆを用いて簡単になすびの煮浸しを作ろう♪
急な来客や夕飯のもう1品に最適ななすびの煮浸しを時短で作る方法をご紹介します。
材料
・茄子:3本もしくは4本
・すりおろし生姜:2片(チューブ生姜を用いる場合、3cmほどがオススメです。)
・3倍濃縮のめんつゆ:50cc
・水:200cc
・砂糖:小さじ1杯
作り方
①茄子のヘタ部分を取り除き、縦半分にカットします。
②茄子の表皮に斜めに薄い切れ込みを複数入れ、2等分もしくは3等分にします。
③3倍濃縮のめんつゆと水を混ぜ合わせます。
④茄子の表皮を下へ向け、フライパンで焼き色がうっすら付く程度に軽く焼きます。
⑤薄く焼き色が付いたらひっくり返し、③で作っておいためんつゆと砂糖、すりおろした生姜を入れて、蓋をしたら10分間弱めの中火で蒸し焼きにします。
⑥10分後、火を止め、茄子に味が浸み込むまでしばらく放置しておきます。
⑦味が浸み込んだら器に盛り付けて完成です。
3倍濃縮のめんつゆがご自宅にない場合は、2倍濃縮のめんつゆを用いることも可能です。
その場合は2倍濃縮のめんつゆ80ccに水160ccが丁度良いでしょう。
また、ご使用のコンロによって茄子が煮詰まり過ぎてしまう危険性があるため、途中で蓋を開けて中の様子を窺うと失敗しません。
また、茄子と共にピーマンやししとう、厚揚げなどを共に煮詰めることも可能ですので、是非お試しください。
使用するめんつゆはどの種類がオススメ?
めんつゆには微量のアルコールが含まれているらしい / yt_siden
スーパーやデパートなどの調味料陳列棚を見ると、様々な種類のめんつゆやだしつゆが並んでいます。
めんつゆやだしつゆは漬け料理や焼き料理をはじめ、炒め料理に揚げ料理など幅広い調理方法で用いることが出来る万能調味料です。
しかも用いるめんつゆやだしつゆによって得られる健康や美容効果が異なるため、めんつゆやだしつゆを購入する際は目的に合わせて購入することをオススメします。
鰹だしタイプのめんつゆやだしつゆには鰹節に含まれるイノシン酸が含有されており、老化予防に効果的です。
反対に昆布だしタイプのめんつゆやだしつゆにはビタミンB2やヨウ素が含まれているので美肌効果を得ることが出来ます。
まとめ
なすびの煮浸しを作る際は、使用するめんつゆの素材にもこだわると良いでしょう。
しかし1点気を付けなければならないことがあります。
茄子は加熱調理を施しても体を冷やす効果があります。
そのため、妊娠中の女性や冷え性の方がなすびの煮浸しを摂取する場合は身体を温める効果を持つ生姜やネギ、唐辛子などの薬味を加えて食べると良いでしょう。
今が旬の茄子を堪能して頂きたいと思います。