今や冬の味覚の1つに挙げられるリンゴですが、日本に伝来したのは明治時代のことであり、日本の風土に合うように品種改良され、現在では数十種類を超える品種のリンゴが全国各地で栽培されています。
リンゴは非常に栄養価の高いフルーツであり、医者いらずとも呼ばれており、健康と美容に優れた効果を発揮することが明らかにされています。
リンゴの主成分は、およそ85%の水分で構成されているのですが、残りの15%にはカリウムやマグネシウム、カルシウムなどのミネラル類やビタミンC、食物繊維にリンゴ酸やクエン酸などといった有機酸などが豊富に含有されています。
さらに100種を超えるポリフェノールが含まれているため、非常に抗酸化力の高いフルーツと言われています。
そんなリンゴですが、皆さんは召し上がる際、リンゴの果皮はどうしていますか?
実はリンゴの果皮には豊富な栄養成分が含まれていることが明らかとなりました。そこで、今回は、リンゴの皮に秘められた効果・効能と共にリンゴの皮の美味しい食べ方をご紹介したいと思います♪
リンゴの皮に秘められた効果及び効能とは?
Apple Town “Hirosaki” (Hirosaki, Aomori, Japan) / t-mizo
リンゴには様々な栄養成分が含まれていますが、実はリンゴの皮と果肉の間にはペクチンと呼ばれる多糖類をはじめ、ポリフェノールの1種であるアントシアニンやエピカテキン、プロシアニジンが含まれており、整腸作用やコレステロール値の降下作用、免疫力の向上にアレルギー諸症状の緩和及び改善、美白効果、視力の改善などに効果を発揮します。
リンゴの果肉は身体に優しい成分が含まれており、リンゴの果皮には健康や美容維持が期待出来る成分が含有されているので、出来る限りリンゴは皮を剥かずにガブッと食べてしまうのがオススメです。
ですが、リンゴの皮を摂取することが身体に良いというわけではありません。
リンゴは食物アレルギーを引き起こす可能性がありますし、なにより果皮には農薬が付着されている可能性があります。
日本国内では厳しい衛生試験を通過したリンゴのみが市場に出回るため、リンゴの表面を綺麗に洗浄することで丸ごと摂取することが出来ます。
また、リンゴの表面はテカテカと光り輝いていることがありますが、これは農薬によるものではなく、リンゴ自身が内部の水分を蒸発させないように果皮をコーティングしている成分ですので、水で洗い流せば元のリンゴに戻りますので、ご安心ください。
リンゴの皮が苦手な方にオススメのレシピを大公開!
リンゴの皮ですが、人によっては食感が苦手という方もいらっしゃるかと思います。
そこでリンゴの皮が付いていても美味しく召し上がることが出来るレシピをご紹介したいと思います。
リンゴトースト
リンゴをスライスし、バターを薄く塗った食パンの上に並べ、トースターでこんがりと焼いて完成です。
リンゴヨーグルト
スライスしたリンゴをお好みのヨーグルトの上に乗せて完成です。皮付きのリンゴをすりおろして乗せても美味しいですよ♪
焼きリンゴ
リンゴの芯を取り除き、その部分にバターや砂糖を詰め込んでオーブンでこんがり焼いたら完成です。バーベキューの定番スイーツとしても人気があります。
フレッシュアップルティー
リンゴの皮とお好みの紅茶の茶葉をティーポットへ投入します。そして、適温のお湯を注ぎ、一定時間蒸らしたら完成です。レモンティーとは異なる甘酸っぱさが味わえるので、優雅なひとときを堪能したい方はお勧めです。
まとめ
Free Red Apple on Green Grass of Fertility / epSos.de
いかがでしたか?
リンゴの皮にはギュッと栄養成分が詰まっており、果肉と共に摂取することでより一層その効果を得ることが出来ます。
ですが、食感が苦手な方もいらっしゃるかと思いますので、ジャムにしたり、ご紹介したレシピを参考に無理せず、徐々に慣れていくことをオススメします。