話題のにんじんジュースに秘められた効果と気になる副作用について

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話題のにんじんジュースに秘められた効果と気になる副作用について

カレーやシチュー、煮物にサラダ、付け合せなど様々な料理の具材として用いられる万能緑黄色野菜のひとつ“にんじん”ですが、その独特な食感や風味と鮮やかなオレンジ色の色彩によって苦手意識を持たれる方も大勢いらっしゃいます。

ですが、にんじんには、強力な抗酸化力を持つβカロテンや血糖値の上昇を抑える働きを持つ食物繊維、高血圧予防に効果的なカリウムなど、若々しく健康的な生活を送るために必要不可欠な栄養成分が豊富に含まれておりますので、何とかしてにんじん嫌いを克服しようと試行錯誤を繰り返していらっしゃる方もおられることでしょう。

そんななか、にんじん嫌いの方でも安心して召し上がれる画期的なにんじん料理があるという情報がネットで話題となりました。

その料理とは「にんじんジュース」です。

もちろん、にんじんをジュースにしてもにんじん特有の香りは残ってしまいますが、他の食材と組み合わせることで香りが抑えられたり、鮮やかなオレンジ色を他の色彩へと変化させることができますので、にんじん嫌いの方でも安心して召し上がることができます。

ですが、気になるのが生のにんじんとジュースにしたにんじんとでは、得られる効果や効能が異なるかどうかです。そこで、今回は話題のにんじんジュースに秘められた効果や効能と気になる副作用についてご説明します。

にんじんジュースの効果や効能



人参ジュース, 津南高原の人参ジュース, 雪下にんじん, 東京, 日本, Tokyo, Japan / bryan…

1年通して出回っているにんじんですが、実は栽培されている産地によって収穫シーズンが異なるため、いつでも美味しいにんじんが食べられるようになっています。

ちなみに、にんじんの旬は、4月から7月、11月から12月の年に2度となっており、特に冬に収穫されたにんじんは栄養価が高く甘みが強いと言われています。

にんじんには、全野菜中トップクラスのβカロテン含有量を誇っており、高い免疫力向上と抗酸化力を有しています。しかし、βカロテンはにんじんの表皮付近に最も豊富に含まれておりますので、表皮を剥かずに丸ごと使用するか出来る限り薄く表皮を剥いて使用することをオススメします。

また、アントシアニンを豊富に含む「紫にんじん」や食物繊維が豊富な「黄にんじん」、リコピンたっぷりの「金時」など様々な品種がありますので、現在悩んでいる症状に合わせてにんじんを選ぶと良いでしょう。

さて、生のにんじんに含有されている栄養素についてご紹介させて頂きましたが、生のにんじんを用いて作られるにんじんジュースには、どのような効果や効能があるのでしょうか。実はにんじんジュースは、生のにんじんと同じ効果や効能を有しており、

・抗がん作用
・抗酸化作用
・美肌効果
・アンチエイジング効果
・皮膚や粘膜保護
・心疾患・動脈硬化などの生活習慣病の予防および改善
・目の健康維持
・アトピー性皮膚炎の緩和 など

他にも、ダイエット効果・便秘改善・婦人病の予防と改善・腰痛・片頭痛といった様々な症状に効果を発揮します。

なかでも特に突出していると言われる効能が「抗がん作用」であり、ドイツの医学博士マックス・ゲルソン氏が考案した食事療法「ゲルソン療法」では、人間の自然治癒力を高めるために、にんじんジュースなどの野菜ジュースの摂取・塩分摂取の禁止・脂質およびたんぱく質の摂取制限などを謳っています。

がん細胞は、塩分と脂質が大好物であり、この2つの栄養素が無ければ増殖することができずに死滅してしまいます。また、がん細胞は、にんじんに含まれるβカロテン・αカロテン・リコピン・ルテインといった強力な抗酸化力を持つ栄養成分も大嫌いですので、塩分や脂質の摂取に気を付けつつ、にんじんジュースを毎日1杯飲用することで、がんに対する抵抗性が身に付き、がんになりにくい体質になります。

にんじんジュースによる副作用は?



湯布院 玉の湯 朝食 りんごとにんじんのジュース / uemu

にんじんジュースには、ビタミンA (レチノール)の前駆体であるβカロテンが豊富に含まれています。

そのため、にんじんジュースを過剰摂取してしまうと、ビタミンAの過剰摂取により、頭痛や吐き気、疲労感といった症状が現れるのではないかと不安になる方もいらっしゃいますが、βカロテンは体内に摂り込まれると、不足した分のビタミンAを補うことができるものであり、ビタミンAが不足していなければ変換されることはありません。そのため、妊娠初期の女性や持病をお持ちの方でも安心して摂取することができます。

ただし、にんじんジュースを飲み過ぎてしまうと「柑皮症」になると言われています。

柑皮症とは、手のひらや足の裏などの皮膚が黄色に染まる現象であり、体内に摂り込まれたβカロテンが使用されずに皮膚の角質層に蓄積されることで引き起こります。よく黄疸と間違えられやすいのですが、黄疸は白目が黄色になるのに対し、柑皮症は手のひらと足の裏が黄色になるだけなので、すぐに見分けられるかと思います。

柑皮症は、βカロテンの過剰摂取によって引き起こっている症状ですので、摂取を控えれば自然と治癒します。特に高脂血症の方はβカロテンが吸収されやすいので、柑皮症になりやすいと言います。

何事も適量が1番ですので、飲み過ぎないようにご注意ください。

まとめ


今回はにんじんジュースの効果と副作用についてご説明させて頂きましたが、いかがでしたでしょうか。にんじんジュースの効果や効能をより引き出したいという方は、トマト・リンゴ・レモンなどを加えるのがオススメです。

ちなみに、にんじん×トマトならば生活習慣病や老化予防・疲労回復効果、にんじん×リンゴならば免疫力向上・便秘解消、にんじん×レモンならば免疫力向上・美肌および美白作用が得られます。

この機会に無農薬のにんじんを購入し、表皮ごとミキサーにかけてオリジナルのにんじんジュースを作ってみてはいかがでしょうか。


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  • 2016 09.10
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