そんな鮭ですが、「白鮭」と「紅鮭」と「銀鮭」という3つの種類に分かれていることはご存知ですか?味にもそれぞれの特徴があるんです。
今回は、その中でも「紅鮭」と「銀鮭」について詳しくご紹介していこうと思います。種類に合った料理のレシピのご紹介もしますので、是非読んでみてくださいね。
紅鮭と銀鮭の違いとは?
紅鮭 / amadeusrecord
まず初めに、「白鮭」についても少し触れておきましょう。
白鮭は、日本で育つ鮭のことです。産卵期の川を遡っていく姿が有名ですよね。身は淡いオレンジ色をしています。
さっぱりとした味で、塩焼きやおにぎりの具として人気です。ムニエルやホイル焼きなど、バターを使った料理にも良く合います。
次に「紅鮭」。
紅鮭は、日本にはいません。北太平洋で暮らしていて、日本で売られている紅鮭はロシアやアラスカから輸入した紅鮭です。
ちなみに、紅鮭は養殖されていません。身の色は濃い赤色をしていて、肉厚です。白鮭と比べると栄養価も高く、味もしっかりしています。
そして紅鮭には、特にアスタキサンチンが豊富に含まれています。
アスタキサンチンには、強い抗酸化作用があって、身体の老化を予防する効果が期待できます。その抗酸化作用はなんとビタミンCの6000倍だそうです!美肌や生活習慣病の予防にも効果があって、アンチエイジングにおすすめです。
最後に「銀鮭」です。
銀鮭は、日本やチリの海で養殖されている鮭になります。天然の銀鮭がスーパーなどで出回ることはほとんどありません。
店頭では、“塩鮭”として売られていることが多いです。身の色はオレンジ色が強いです。脂がよくのっていて、身が柔らかいのが特徴です。
鮭といってもいろいろな種類がいて、育つ場所によってこんなふうに違いがあるのですね。
紅鮭と銀鮭を使った料理
遅めの昼食王道銀鮭 / hirotomo
紅鮭と銀鮭の違いが分かったところで、こんどはそれぞれの特徴を活かした料理の仕方をご紹介していきましょう。
①紅鮭を使った料理
紅鮭は、身の色も濃く、脂も程よくのっていいて味がしっかりしています。そんな紅鮭は、焼き魚にして食べるのが美味しいです。
紅鮭を塩焼きにするときには、焼く前に塩をよく馴染ませてから焼くと臭みがなくなります。また、焼いている途中にお酒をかけておくと、冷めても身が柔らかいままなので、お弁当に使うときにはおすすめです。
②銀鮭
銀鮭は脂分が多くて、料理をするとその脂が身からしみ出てきます。なので、シチューやクリーム煮などの煮込み料理で使うと料理がよりおいしくなります。
今回は、銀鮭のクリーム煮のレシピをご紹介しますね。
銀鮭のクリーム煮
材料(2人分)
・銀鮭…2切
・しめじ…適量
・牛乳…100cc
・小麦粉…小さじ1
・コンソメ…小さじ1/2
・にんにく(チューブ)…少々作り方
①銀鮭は皮をはいでおきます。しめじは食べやすい大きさに裂いておきましょう。②フライパンに油を敷いて、しめじと銀鮭を焼いていきます。銀鮭は片面1分ずつが目安です。
③焼いている間に他の材料を混ぜ合わせて、クリームを作っておきます。
④銀鮭を片面1分ずつ焼いたら、3.で作ったクリームを加えます。クリームが沸騰しだしたら蓋をして、中火で2分加熱します。
⑤最後はクリームを煮詰めて、少しとろみがついたら完成です。
まとめ
以上、紅鮭と銀鮭について、味の違いやそれぞれの特徴を活かした料理の仕方についてご紹介しました。育つ場所によって、味の特徴や向いている料理が違うので、うまく使い分けたいところです。
鮭の旬は秋です♪今回ご紹介したレシピも、簡単に作ることができるので、是非作ってみてくださいね!