・高タンパクで低カロリー
・お酒のおともにピッタリ
など、子どもから大人まで、幅広い世代から愛されている「イカ」は、なんと日本近海に130種類も生息しており、季節に応じて新鮮で活きの良いイカを1年中食べることができます。
なかでも、5月から9月ごろに旬を迎えるスルメイカは、日本でもっともポピュラーなイカであり、コリコリとした食感とサイズが大きくて濃厚な肝を使った料理は、1度食べたら病み付きになってしまいます。
そこで、今回はこれから旬を迎えるスルメイカの肝の取り方とイカを使ったおいしい料理をご紹介します。
イカの肝の取り方
イカのさばき方には、「筒抜き」と「開き」の2種類ありますが、どちらのさばき方もイカの肝の取り方は、ほぼ同じです。では、さっそくイカの肝の取り方をご紹介します。
イカの肝の取り方
①イカの胴から墨袋を破らないようにゆっくりと足と肝(わた)を引き抜きます。
②目玉の下あたりから、足と肝(わた)を切り離します。
③足の真ん中あたりに包丁で縦に切り込みを入れて、くちばしを取り除いてください。
④イカの肝(わた)と足を切り分けます。
※肝の黒い筋(墨袋)が見える方を上に向け、被っている身をめくって肝の根元を探り、肝と足を包丁で切り分けてください。
※墨袋を取るときは、イカの足の方から、手でつまみ、ゆっくりと引っ張ると簡単に捕れます。⑤大きいサイズの吸盤を包丁でこそげ取ります。
⑥胴の裏側から切込みを入れて、胴を開いてください。
※輪切りで使用したい方は、④の工程の後に、胴のなかに手を入れて軟骨を取り除き、肝(わた)の汚れをキレイに洗い流してから輪切りにしてください。⑦開いた胴の内側中央にある軟骨を取ります。
※汚れが付着していたら、キッチンペーパーなどで拭き取ってから、軟骨を取りましょう。⑧エンペラの付け根に指を入れ、エンペラを下の方向へとはがし、皮を剥きます。
⑨エンペラの真ん中に薄く切込みを入れて、皮を剥いだら完了です。
イカのおいしい料理方法
イカは捨てるところが少ない食材です。新鮮で活きの良い旬のイカならば、沖漬けや塩辛、お刺身などに変身させてしまうのがオススメですが、鮮度が高ければ高いほど、寄生虫や精莢といったトラブルも発生しやすくなります。
そこで、新鮮で活きの良い旬のイカを安全においしく食べるオススメの調理法をご紹介します。
イカのサルターテ
下味をつけたイカをオリーブオイルで炒めたお手軽イタリアン料理。「サルターテ」とは、イタリア語で「ソテー」という意味をあらわす言葉であり、塩コショウだけで味付けしたシンプルな1品です。ニンニクを効かせることで、イカの旨味をしっかりと感じることができます。炒めすぎてしまうと、イカが硬くなってしまうので要注意!
イカと大根の煮物
イカ料理の定番として、古くから日本人に親しまれている1品。煮物は作るのが大変と思われがちですが、コツさえつかめば、誰でも簡単に作れることができるようになります。大根にイカの旨味をしっかりと染み込ませるため、先に鍋の半量分のだし汁と調味料を強火で煮立たせてからイカを入れて煮立たせるのがポイントです。ただし、イカを煮込み過ぎてしまうと固くなってしまうので、イカを煮たら、大根を入れる前に1度取り出し、大根に味を染み込ませたら、再び鍋にイカを戻すと煮込み過ぎを防ぐことができます。
参考:https://erecipe.woman.excite.co.jp/sp/detail/9ad7ba87d41304a3a570872e5103a78d.html
ジャガ塩辛サラダ
ジャガイモとイカの塩辛を組み合わせた、お酒のおともにピッタリな1品。一見、相性が悪そうにも見えますが、600Wの電子レンジで加熱したジャガイモに旨味たっぷりのイカの塩辛を加えることで、相乗効果が生まれ、1度食べたら病み付きになってしまいます。
調味料にマヨネーズを使うことで、より濃厚な味わいとなり、さらに隠し味に本わさびを加えることで、ピリリとした辛味がプラスされ、上品なオトナのおつまみに仕上がっています。
参考:https://erecipe.woman.excite.co.jp/sp/detail/deca4d78a017932c4082414f6e5deead.html
まとめ
イカの肝の取り方とイカを使ったおいしい料理をご紹介させて頂きましたが、いかがでしたか。イカの肝を取るとき、墨袋を誤って破ってしまうと、まな板などに色が染み付いてしまい、洗っても落とすことができなくなってしまいます。肝と足を切り分けるときは、墨袋を破らないように注意しましょう。