紅いうろこのような外皮に包まれた、白い肉厚な果肉。
ジューシーな味と香りにライチのファンも多いのではないでしょうか?!
おいしいだけじゃなかった!ライチの栄養はすごいんです!!
ライチの主な産地
ライチ / akira yamada
中国南部では紀元前から栽培されていたようで、日本には1720年頃に伊豆大島へ、江戸時代の終わり頃に鹿児島へわたってきたといわれています。
中国南部をはじめ、台湾や東南アジア諸国、インドなどを中心にアメリカやメキシコなど熱帯・亜熱帯で栽培されています。
近年日本でも栽培がおこなわれ、沖縄や鹿児島産のものが出回ってきています。
あの楊貴妃も食べていた?!
上品な甘さと香りで、中国では古代から高級食材として重宝されており、絶世の美女と呼ばれたあの楊貴妃も好んで食べていたことで有名です。
中国南部から長安(いまの西安)までの長い距離を数日かけて早馬で運ばせていたそうですよ!
ライチのおいしい旬は?
冷凍のものや缶詰のものは年間を通じて流通していますが、生のフレッシュなものが手に入る期間は短いようです。
中国・台湾のものは4月下旬~8月上旬に、カリフォルニアなどのものは6月上旬~8月上旬、国産のものはさらに期間が短く6月中旬~7月くらいまでとなります。
ライチの保存方法
とても傷みやすいので、乾燥しないようにビニールやポリ袋に入れ冷蔵庫の野菜室に入れます。
冷凍する場合は皮のまま冷凍しましょう。
ライチの栄養「妊婦さんにはもってこい!!」
ライチ! / TAKA@P.P.R.S
ライチはビタミンCを多く含んでいるので、美容や健康、風邪予防などに効果的です。
もう一つ注目したいのは葉酸です!
ライチには葉酸がたくさん含まれており、妊婦さんには最適な果物なんです!
妊娠中は胎児の成長のため通常の1.7倍、1日あたり400μgの摂取が必要といわれています。
その葉酸がライチ100gに100μg含まれているので、毎日おやつやデザートとして食べれば簡単に葉酸を摂取することができるのです。
葉酸は熱に弱く、調理過程で消失してしまう割合が非常に高いので、生のまま摂取できるというのはかなり理想的ですね!
ほかにもカリウムや銅などのミネラル類、ポリフェノールなども含まれていて、貧血予防、高血圧予防、むくみの予防・改善、動脈硬化などの生活習慣病の予防、血糖値を下げる効果があります。
一度は味わいたい生のライチ
唐の時代の書物には「ライチは枝からとると1日で色が変わり、2日で香りが変わり、3日で味が変わり、4日で色も香りも消えてなくなる」と記されているように、生のライチは傷みやすく日持ちしないのです。
でも新鮮な生のライチは冷凍品とは比べ物にならないほどに香りが強く、味に深みがあり、ジューシーなのだそうですよ。
南国に旅した際は、ぜひ現地で新鮮な生のライチを食してみることをおすすめします。
まとめ
いかがでしたか??
ライチはおいしいだけではなく、栄養にも特価した果物だったのですね。
特に妊婦さんや健康や美容を気にされている方にはぜひたくさん食べていただきたい!
おいしいスイーツがたくさん出回っていますが、それらには負けないくらい魅力的でスイーツといってよいほどの上品な果物です。
今日からライチでおいしく健康になっちゃいましょう!