大根おろしは冷凍できるって本当!?正しい保存方法と賞味期限を大公開!

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大根おろしは冷凍できるって本当!?正しい保存方法と賞味期限を大公開!

TBS系列で現在放送中の大人気バラエティ番組「マツコの知らない世界」にて、2016年8月2日に放送された番組内で、合羽橋調理道具専門店「飯田」の6代目・飯田結太さんによって紹介された“大根おろし”をより楽しむことができるおろし器が紹介され、その違いにMCであるマツコ・デラックスさんもたいへん驚かれておりました。

大根おろしには、身体の様々な不調を改善する栄養成分が豊富に含まれていることから「医者いらず」と呼ばれており、消化をサポートするアミラーゼやプロテアーゼ、リパーゼなどの酵素や解毒・殺菌・抗炎症作用など様々な効果効能を持つ辛味成分イソチオシアネートなどが含有されており、健康と美容維持に絶大な効果を発揮します。

「それならば、ブリ大根やおでん、豚汁の具材として大根を使えば良いのでは?」と思われる方もいらっしゃるかと思います。

アミラーゼやプロテアーゼなどの酵素は、非常に熱に弱く、50度前後の温度で失活してしまいます。また、大根の辛味成分はすりおろすことで生じる成分のため、大根をすりおろして生で食べることができる大根おろしは、大根に含まれる栄養素を余すことなく摂取できる夢のような食べ物となっているのです。

大根おろしの問題点


そんな栄養満点な大根おろしにも、たった1つ問題点がございます。

それは、大根はすりおろした直後から徐々に栄養素が抜け出してしまうため、大根おろしの栄養素を余すことなく摂取したい場合は、食べる直前にする必要があるのです。ですが、毎回大根おろしを食べるたびに作るのは、ちょっぴり面倒ですよね。

ですが、大量にすりおろした大根おろしの栄養素を損なわずに長期間維持した状態で保存できる方法が1つだけあります。それは「冷凍保存」です。

そこで、今回は大根おろしの栄養素を損なわずに保存できる正しい冷凍保存方法と賞味期限についてご紹介します。

大根おろしの冷凍保存方法



大根おろし / june29

では、さっそく「医者いらず」と称される大根おろしを長期間保存する冷凍保存方法をご紹介します。

大根おろしの冷凍保存方法には2パターンあり、1つが密閉袋を使用する方法、もう1つが製氷皿を使用する方法です。どちらの方法も材料さえ揃えれば、誰でも簡単に行えますので、お好みでお選びください。では、それぞれの保存方法についてご説明してゆきましょう。

密閉袋を使用する方法


①大根おろしをサランラップで丁寧に小分けしてゆきます。

②水分はそのままの状態で密閉袋に入れて行きます。

③内部の空気をしっかり抜いて、こぼれないように封をしたら冷凍庫へ入れて保存します。

※ポイント
・サランラップを使って小分けして行く際、かたちが崩れやすいので、気を付けましょう。

・かたちが崩れてしまうという方は、サランラップを小鉢の上に大きめに広げ、大根おろしを入れたら上の部分を捻じり、バットの上に並べてゆくのがオススメです。

・密閉袋の封を閉じたときに隙間ができないように詰めるようにしましょう。

製氷皿を使用する方法


①大根おろしを製氷皿へ入れ、冷凍庫に入れて保管します。

※ポイント
・製氷機に大根おろしを入れる際、水分も一緒に入れるようにしましょう。

・凍ったら密閉容器に移し替えると後々使いやすくなります。

密閉袋を使用する保存方法は、みぞれ煮などを作る際や大量の大根おろしが必要になるときなどにオススメの保存方法です。一方、製氷皿を使用した保存方法は、揚げ物や焼き魚に添えたり、離乳食を作るときなど大根おろしを少量使いたいときに便利です。

ですが、大根おろしを冷凍保存するならば、次回大根おろしをどのように使うのかによって保存方法を決めるのがオススメです。


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冷凍保存する際の注意点!



多分、今年最後の秋刀魚 #dinner 手前は大根おろしと塩麹豆腐 / is_kyoto_jp

大根おろしを冷凍保存する場合、注意しなければならないことが3つあります。

注意点①


まず、1つめは「大根おろしを作った際に出てくる水分を捨てないこと」です。

大根おろしを冷凍保存する際、ついついやってしまいがちなのが、大根おろしをギュッと絞ってから冷凍保存してしまうことです。大根おろしの水分には栄養素がぎっしり詰まっておりますので、絞らずに冷凍保存しましょう。

また、水分を含んでいない大根おろしは、凍りにくく、解凍するとポロポロになってしまいますので、どうしても水気が気になるという方は、軽く絞ってから保存しましょう。ちなみに、絞った水分は、お味噌汁に加えて召し上がるのがオススメです。

注意点②


2つめは「かたちが崩れないように冷凍すること」です。

大根おろしは、みぞれ状の食べ物ですので、冷凍する際はかたちが崩れないようにしましょう。特にサランラップを用いて保存する場合は、サランラップから大根おろしが漏れてしまったり、密閉袋の封がしっかり閉まっていなかったりすると、その部分から大根おろしが流れ出てしまい、他の食品や冷凍庫内を汚してしまう恐れがあります。

溢れ出てしまった大根おろしを掃除するのはとっても大変ですので、冷凍する際は漏れないように気を付けましょう。

注意点③


3つめは「小分けにして保存すること」です。

大根おろしを小分けせずに冷凍保存してしまうと、大きな塊になってしまいます。みぞれ状の食べ物である大根おろしが大きな塊になってしまうと、次回使用するときに必要な分だけ取り出す際にハンマーなどが必要になってしまいます。

また、1度解凍したものを再冷凍してしまうのは衛生上、良いことではありませんので、必ず小分けして保存するようにしましょう。

冷凍した大根おろしの気になる賞味期限はいつまで?


大根おろしを冷蔵保存した場合、長くても2日ほどしか日持ちさせることができませんが、冷凍保存ならば最大1ヶ月の保存が可能となります。ただし、大根おろしは非常に傷みやすい食べ物ですので、少しでも保存する前と異なる点が見られる場合は速やかに使用を停止してください。

まとめ


今回は大根おろしの冷凍保存方法についてご説明させて頂きましたが、いかがでしたでしょうか。大根おろしは正しく冷凍することで含有されている栄養素を損なわずに保存することが可能ですが、解凍後は時間経過と共に栄養素が失われてゆきますので、解凍後は速やかに食べるようにしましょう。

ちなみに、解凍方法は、常温で30分から1時間かけてゆっくり解凍する方法と電子レンジで30秒ほど温めて解凍する方法、解凍せずに料理の具材として用いる方法の3パターンございますが、最もオススメなのが、自然解凍です。特に冷凍庫から使う分の大根おろしを取り出し、半日以上かけて冷蔵庫内で解凍する方法です。

大根おろしを冷凍する際は、保存方法・注意点・解凍方法の3点に気を付け、正しく保存するように心掛けましょう。


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  • 2016 10.28
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