冬の味覚「カニ」の食用出来る種類・違いをご紹介♪日本での人気はなに?

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冬の味覚「カニ」の食用出来る種類・違いをご紹介♪日本での人気はなに?カニは茹でたり、焼いたり、鍋にしたり、さらにはグラタンや炊き込みご飯など和洋折衷様々な料理の具材として古くから重宝されてきました。また、非常に栄養価が高いにも関わらず、ヘルシーで低カロリーのため健康や美容維持に効果が期待されているため、近年増加している健康志向の方々から人気の高い食材となっています。

しかし、一口にカニと言っても食用出来るものと食用出来ないものがあり、中には強い毒性を持つカニも存在します。

もちろん日本にも危険なカニはたくさんおりますので、食用出来るカニと合わせてご紹介したいと思います。

日本で食べられている食用ガニをご紹介!


カニの漁獲量日本一を誇る北海道では、三大カニと呼ばれるタラバガニ・毛蟹・ズワイガニ、幻のカニと称される花咲ガニイバラガニ、隠れた名ガニのクリガニ、タラバガニとそっくりなアブラガニといった様々なカニが水揚げされています。

そこで、数あるカニの中から日本でたいへんメジャーなタラバガニ・毛蟹・ズワイガニ・花咲ガニについてご紹介したいと思います。

タラバガニ



MiNe-KissX_103-0898RG / MiNe (sfmine79)

日本では「鱈場蟹」という名で親しまれている「カニ界の王様」タラバガニは、カニという名前が付けられていますが、なんとヤドカリの仲間なのです!

主な漁獲先は、千島列島からオホーツク海・北海道東部の太平洋岸及び日本海、カナダ北部太平洋岸となっており、推進30mから360m付近に生息しています。

タラバガニは肉厚でしっかりした食べごたえを持っており、噛みしめる度にジュワっと広がる甘みが溜まりません。カニ界の王様と呼ばれる所以は、その圧倒的な存在感とボリューミーでジューシーな味わいを有しているからです。

日本では1月から5月にかけて旬を迎えるのですが、市場に出回っているタラバガニのほとんどがロシア産です。ロシア産のタラバガニは1年を通して味わうことができ、さらに比較的安価なことと、日本産のタラバガニと変わらない肉厚が味わえるため人気があります。

毛蟹



毛蟹 / Richard, enjoy my life!

毛蟹は別名「オオクリガニ」と言い、主に宮城県以北の太平洋及び日本海の砂泥底域付近で漁獲されており、水深200mから300m付近に生息しています。

北海道の代名詞として扱われている毛蟹ですが、漁獲される時期によって産地が異なるため、通年美味しく召し上がることが出来るカニとして有名です。毛蟹の中でも「堅蟹」と呼ばれるものは最高級品として扱われており、春はオホーツク産、夏ならば噴火湾、秋は道東産、そして冬は十勝周辺で漁獲されています。

毛蟹といえばカニ味噌がとてもクリーミーでお酒を嗜む方々から非常に人気が高いカニとなっています。

毛蟹は食べる際、注意していないと指に棘が刺さり、出血してしまうことがあり、さらに身を一生懸命穿りながら食べるため、楽しい食事の時間とは言い難いかもしれません。

ですが、身はとてもデリケートで上品な味わいですので、1度食べたらもう1度食べたくなる味と言われています。

ズワイガニ



Kani-kaiseki(Mikunionsen-fukui) / PYONKO

日本では「楚蟹」として親しまれているズワイガニですが、日本では漁獲される地域によって名称が異なります。また、紅ズワイガニはズワイガニとは異なるカニですので、覚えておくと良いでしょう。

では、紅ズワイガニとズワイガニの違いをご紹介します。

新鮮なズワイガニは、淡い茶色をしており、茹でると鮮やかなオレンジ色に変化します。一方、紅ズワイガニは茹でていないのに鮮やかな真紅色をしており、美しいカニと言われています。また、ズワイガニよりもやや小さく、足が細くて長いのが特徴です。

ズワイガニはオス・メス双方市場に出回っているのですが、紅ズワイガニは資源保護のためメスの漁獲が禁止されています。ズワイガニは主に北海道から山陰地方及び島根県沖と日本海広域で生息しており、紅ズワイガニは日本海と北海道の銚子寄りの北太平洋沖及びオホーツク海で生息しています。

ズワイガニですが、性別や漁獲地域によって名称が変わる珍しいカニです。ズワイガニといえば島根県や鳥取県、兵庫県、京都府で漁獲されている「松葉ガニ」は非常に人気が高く、漁獲地域によってはブランド名が付けられているほど高級カニとなっています。

花咲カニ



100_3058 / misawakatsutoshi

日本では「花咲蟹」と呼ばれており、滅多にお目にかかることが出来ないため「幻のカニ」としてカニ好きの間で話題となっています。

主に北海道北東岸からサハリン・オホーツク海・ベーリング海で漁獲されており、水深20mから190m付近の岩礁帯や砂泥底に生息しています。

花咲カニの花咲とは、根室半島のことを表しており、さらに茹でた際に真っ赤な美しい花が咲いたかのように鮮やかな色彩へと変化することから命名されたと言われています。棘が多いため、素手で食べると怪我をしてしまうため軍手を付けることをオススメします。花咲カニは独特な甘みとジューシーで濃厚な味わいを持っており、まるで海老のようなクリーミーさを堪能することが出来ます。

やや癖があるものの、1度食べたら病み付きになります。タラバガニ同様、ヤドカリの1種ですが、タラバガニとは違い9月の初めに旬を迎えます。


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食べたら危険なカニとは?


タラバガニに毛蟹、花咲カニなどといった美味しいカニもいれば、食べてはいけないカニもたくさんいます。

実は日本の海にも毒性を持つカニも生息しており、誤って食べてしまった場合、たいへん危険ですので、合わせてご紹介させて頂きます。

スベスベマンジュウガニ


名前は可愛らしいのですが、甲羅の表面や歩脚、ハサミ、筋肉に至るまで毒が含まれているため、誤って触らないように気を付けましょう。

スベスベマンジュウガニは生息地域によって毒の成分が異なるため、生命を脅かす可能性を秘めている種類もおりますので、絶対に食べないでください。

ウモレオウギガニ


ちょっぴり触れるだけならば問題ないのですが、このカニの筋肉に触れてしまった場合、テトロドトキシンやサキシトキシンといった神経や呼吸器系を阻碍させる強力な毒性を有していますので、誤って食べないように気を付けてください。

ツブヒラアシオウギガニ


死んでしまった珊瑚に住み着いているちょっぴり変わっているツブヒラアシオウギガニは、滅多にお目にかかることはありませんが、実際にこのカニを食べて食中毒で亡くなった方もいらっしゃるほど強力な毒性を体内に秘めています。

これら3種のカニは日本の海に生息しているため、食用のカニと合わせて覚えておくことをオススメします。

これからカニが美味しくなる季節がやってきます。是非、安全第一でカニを召し上がって頂きたいと思います。


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  • 2015 10.17
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