最近、日本人は塩分を摂り過ぎているという言葉も聞きますが、料理に昆布出汁を使うとうまみが出て、満足感を得ることができて、減塩にも繋がりますね。
塩分の摂り過ぎは、女性の敵であるむくみの原因にもなります。さまざまな病気の原因にもなりますので、摂り過ぎは避けたいところです。
今回は、そんな昆布の上手な出汁の取り方と、保存方法をご紹介いたします。
上手な昆布出汁の取り方
こんぶ / acidlemon
昆布出汁の取り方には、湯だしと水だしの2つの方法がありますが、どちらも分量は同じです。水500mlに対して昆布5gの割合で用意します。ちなみに、昆布は5㎝角に切ったものが約2gです。目安にしてみてください。
また、昆布に切り込みを入れたり、細かく切ったりすると早く出汁が出ます。昆布は屋外での自然乾燥がされているので、小石や砂がついていることがあるようです。出汁を取る前に、固く絞った濡れ布巾で表面を拭きましょう。
この時に水洗いをすると、昆布のうまみ成分が流れていってしまいますのでご注意を。ここまでの準備も、湯だしも水だしも同じです。
湯だし
湯だしでは、火にかける前に30分~1時間漬け置きします。その後、中火にかけて、沸とうする直前に昆布を取り出します。
沸とうする直前には、鍋の底から小さな泡が出だすので、そのタイミングで昆布を取り出します。沸とうした後も取り出さずにいると、昆布からねばり成分が溶け出してきてしまいます。
水だし
水だしは、密閉容器に水と昆布を入れ、10時間ほど経ったら昆布を取り出します。
出汁を使った料理は、なんだか手が込んでいるように思えますが、こんなに簡単に作ることができるんですね。
昆布出汁の保存方法
昆布だし / yto
昆布出汁は、(湯だしの場合は粗熱を取ってから)密閉容器に入れ冷蔵庫で保存します。ペットボトルを容器に使うのも良いですね。この方法だと3日間ほど持ちします。
また、冷凍保存も可能です。タッパーや製氷機に入れて冷凍すると、3週間ほど持ちます。
製氷機で冷凍すると、使う分だけ取り出せて便利ですね。ただ、冷蔵庫内の匂いを吸収してしまうので、凍ったら別の容器に移し替えて保存した方がいいでしょう。
冷凍で保存した出汁を使う場合は、使う前日に冷蔵庫へ移動させて溶かすと良いです。
まとめ
以上、昆布出汁の取り方と保存方法をご紹介しました。
減塩の助けにもなる昆布出汁、上手に使ってご飯を美味しく健康に作りましょう!