現在アメリカでセレブやハリウッドスターを中心に大流行している新しいダイエット法である「バターコーヒー」が2015年日本でも流行るのではないかと囁かれています。
日本では、大阪府にある大型テーマパークのユニバーサル・スタジオ・ジャパン内にあるハリー・ポッターの世界でハリーやハーマイオニーらが飲んでいたバタービールを飲むことが出来ます。
しかし、バタービールはそのとき1度しか飲まないため、飲んだら太るという概念がありません。
ですがバターコーヒーは違います。バターコーヒーは毎日飲むことによって美容と健康維持の効果が得られると言います。
しかも、毎日バターコーヒーを飲用している方の中には、36kgも痩せたという方もいらっしゃいます。信じがたいことではありますが、これが事実なのです。
いったいバターコーヒーとはどういった飲み物なのでしょうか?
アメリカで流行中のバターコーヒーの起源
So @wholefoodsmarket has almost #bulletproof #coffee now. @starbucks adds the butter for free but they don’t have the coconut oil nor mct / chris.wojtewicz
バターコーヒーはアメリカの検索サイトで「Bulletproof Coffee(防弾コーヒー)」という名称で呼ばれており、今最も注目を集めているキーワードの1つです。
アメリカの健康ブランドである「Bulletproof」のデイブ・アスプレイ氏が、インドの北にあるパミール高原の東に位置する国チベットで古くから愛飲されているバター茶をヒントに考案した飲み物です。
バター茶とは、アジアに住む遊牧民族の間で飲まれているお茶です。
乾燥した気候で生活する人々に失われがちな脂肪分や塩分を効率良く体内に摂取することができ、さらに体を温める効果があるためチベットをはじめモンゴルやインドの一部の地域で古くから飲まれています。
バター茶に使用されるバターはヤクの乳から作られるギーというヤクバターに岩塩を加えて作られているものを用いているのですが、デイブ氏の考案したバターコーヒーには、バターの他にココナッツオイルが含まれています。
バターコーヒーに秘められた効果・効能について
Sipping some “bulletproof coffee” is fantastic, but it’s an enhanced experience when drinking from a @bestmadeco mug. / Adam Lehman
コーヒーにバターを加えることによって、通常では味わうことが出来ない贅沢でクリーミーな味へと変貌と遂げます。
しかし、ミルクとは違いバターはカロリーの高い食品ですので、女性からすると抵抗がありますよね。
そこで、バターコーヒーの考案者であるデイブ氏自らバターコーヒーを飲用し、なんと36kgの減量に成功したと言います。
バターコーヒーは高脂肪ダイエットと同様の効果が得られることがこれで判明したのです。また、バターコーヒーを飲むことによって脳を活性化させることも分かったのです。
適度な脂肪分は身体と脳に程よいエネルギーを供給し、さらにホルモンバランスを整える効果もあります。
バターコーヒーの正しい作り方
バターコーヒーを作るにあたり、必ず用意しなければならないものがあります。それは、オーガニックのコーヒーと無塩のグラスフェッドバターです。
オーガニックコーヒーとは、農薬や化学肥料を一切使用せず有機栽培で育ったコーヒー豆を使用しているものを指します。
通常のコーヒーよりもやや高めの価格で販売されていますが、比較的入手しやすい食材と言えます。
しかし、グラスフェッドバターは日本で入手することが難しいと言われています。
バターコーヒーを作る場合、牧草で育った牛の乳から作られたバターでなければなりません。
その理由は、通常のバターに比べてオメガ3脂肪酸とオメガ6脂肪酸の含有率のバランスが良く、1日に摂取しなければならない脂肪分をこのバター1つで補うことが出来るからです。
日本でこのようなバターを作っている牧場は、なかなか存在しません。しかし、岩手県の下閉伊郡にある「なかほら牧場」では、牛を自由にのびのびと過ごせるよう放牧というかたちで酪農を行っています。
ですが、生産量が少なく安定して購入することができない代物です。また代用品として、牧草のみで育てられた牛から作られるバターも販売している農家もあるため、「なかほら牧場」のバターが購入出来なかった場合はそちらを使用してみてはいかがでしょうか。
バターコーヒーは本当に健康に良いの?
バターコーヒーに用いられるグラスフェードバターは中性脂肪や悪玉コレステロールを増加させる飽和脂肪酸ではなく、エゴマ油や大豆、魚類に含まれている不飽和脂肪酸なので、余分な脂肪がつくことはありません。
むしろ体脂肪を増やさない脂肪酸として世界中で注目されている食材です。
しかし、一般的なコーヒーに比べカロリーが300kcalほど高くなるため、頻繁に摂取することはオススメ出来ません。バターコーヒーを飲む場合、朝食代わりに1杯摂取するのが良いとされています。
バターコーヒーの作り方は、デイブ氏自らyoutubeに作り方を載せいますので、そちらをご確認頂ければと思います。
しかし、英語で解説されているので、少々難しいかもしれません。デイブ氏の作り方を簡単にまとめましたので、ご確認頂けたらと思います。
①コップ1杯のフレンチブレスもしくはドリップで淹れられたコーヒーを用意します。
②大さじ1・2杯の無塩グラスフェードバターを入れます。
③大さじ1・2杯のMCTオイル(ココナッツオイル)を入れます。
④ミキサーへ入れ、20から30秒間混ぜます。
⑤泡立った状態でカップへ注いで完成です。
是非興味を持たれた方は試してみてください。
バターコーヒーと相まって糖質制限をすればダイエットの効果が期待されます。